オススメの場所
2025.03.18

ベトナムの出身の私が日本でオススメしたい場所:青森県の「奥入瀬渓流」

■自己紹介

 Xin chao! Hello! こんにちは! 乾季と雨季しかないベトナムのサイゴン(別名:ホーチミン市)から参りました、グエン・レー・ラン・リンです。私は中学生の頃から第二言語として日本語を学び始め、高校生になると日本での生活を始めました。そのため、日本で10年以上暮らしています。(結構長く感じますね)

 現在は看護師として働いているのですが、その間、様々な場所で暮らしたり、旅行したりしてきました。しかし、日本にはまだまだ知らないことが多いと感じています。さらに、現在修士課程で公衆衛生(MPH)について学んでいるのですが、その際、地域の資源を活かして人々を招くことは、公衆衛生の観点から非常に重要であり、地域に根ざしたアプローチを取ることで、より効果的かつ持続可能な健康促進が実現できるということを学びました。そこで、これからは地域活動を広めるため、全力で夢に向かって学び続けたいと思います。

※普段、サイゴンは、ホーチミン市という名前で呼ばれているのですが、サイゴンという名称は私たち国民にとって特別な親しみや愛着がある名前なので、今回はあえて「ベトナムのサイゴンから参りました」というふうに書きました。

■青森県へ行ったことがありますか?




 突然ですが、皆さんは青森県へ行ったことがありますか?青森県は日本の東北地方に位置し、本州の最北端にあります。また、世界自然遺産に登録されている白神山地や、日本で第3位の深さを誇る十和田湖をはじめ、豊かな自然に恵まれているため、アウトドア活動や観光に最適な地域です。しかし、青森県と聞いて人々が思い浮かべるものは「りんご」や「ねぶた祭り」ではないでしょうか?そこで、今回は実際に青森県で暮らしている私が「りんご」や「ねぶた祭り」以外の魅力を伝えるため、青森県で最もオススメしたい場所「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」の魅力についてご紹介したいと思います。

■奥入瀬渓流って何?




・読み方 :おいらせけいりゅう
・全長 :約14km
・所要時間:4~5時間
※ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれました

 奥入瀬渓流は、青森県十和田市に位置する美しい渓流で、十和田湖から流れ出る奥入瀬川が作り出す自然の景観です。また、全長約14kmにわたるこの渓流は、岩や滝、巨岩、そして森に囲まれた美しい風景が特徴で、ミシュラン・グリーンガイドで二つ星にも選ばれました。

■奥入瀬渓流の魅力:どこを歩いても絶景!




 奥入瀬渓流の魅力1つ目は、どこまでも続く絶景です。奥入瀬渓流には美しい風景や緑豊かな森、自然の力強さを感じることができる滝など、さまざまな素晴らしい撮影スポットが点在しています。そのため、素人が撮影しても、100%世間を席巻させられる美しい写真を撮ることができます。昨年の6月、関東から友人が会いに来てくれたので、一緒に奥入瀬渓流へ行ったのですが、6月の奥入瀬渓流ははじめてだったため、さまざまな樹木が生い茂り、深い緑のトンネルを作りだしている光景を見て、とても興奮しました。

 奥入瀬渓流には遊歩道のコースに沿って国道が通っているため、車やバスを利用して短い時間で絶景スポットを巡ることも可能です。しかし、遊歩道を歩きながら散策した人しか見ることのできない絶景が沢山あります。そこで、体力や時間に余裕がある方は、ぜひ綺麗に整備された遊歩道を歩いて散策してみてください。(※レンタルサイクルもあります!)ちなみに、私と友人は石ヶ戸(いしげど)休憩所まで車で行き、その後は歩いて散策しました。

※石ヶ戸(いしげど)とはこの地方の方言で、「石でできた小屋」という意味です。
※石ヶ戸休憩所は、奥入瀬渓流唯一の売店です。そのため、軽食や飲み水を準備していない方は、必ずここで購入するようにしましょう!

■奥入瀬渓流を代表する人気スポット


阿修羅の流れ




雲井の滝




銚子大滝




①阿修羅の流れ(あしゅらのながれ)/渓流で最も流れの激しい場所の一つ
②雲井の滝(くもいのたき)/高さ約20mの滝
③銚子大滝(ちょうしおおたき)/本流にかかる高さ7m・幅20mの名瀑

 この3カ所は奥入瀬渓流を代表する人気スポットです。看護師の仕事は苦労の連続で、日々学ぶことも多く、仕事が終わるころになると毎日クタクタになってしまいますが、澄み切った空気に包まれた森の中で、木漏れ日が水面に反射してキラキラ輝く様子や、表情豊かな水の流れを眺めていると、自然が私に「肩の力を抜いてリラックスしてもいいよ」と教えてくれます。こんな日が一日あるだけで、「明日からも頑張ろう!」と思えますよね?頭や心の中をリセットするなら、奥入瀬渓流が一番です!

■注意点

①バスの時間を必ず確認すること
②ゴミを持ち帰るためのゴミ袋を用意すること
③日本語通訳アプリを使えるようにしておくこと

 奥入瀬渓流へバスで行く場合は、必ずバスの時刻を確認しましょう。なぜなら、東京や大阪などとは違い、地方はバスの本数が極端に少ないからです。次に、ゴミ袋。今回ご紹介した奥入瀬渓流は特別保護地区に指定されています。そのため、必ず自分で持ち込んだゴミはゴミ袋に入れて自分で持ち帰りましょう。(※奥入瀬渓流内の植物や石などの持ち帰りは法律で禁止されているので、自然界にもともとあった物は持ち帰らないようにしてください)最後に、十和田湖・奥入瀬周辺は外国人観光客がまだ少ないため、日本語でしか対応できない場合があります。地方へ行く場合は日本語翻訳アプリを活用して日本語で会話するように心がけましょう。

※車で行く場合は、奥入瀬渓流の玄関口にある奥入瀬湧水館や石ヶ戸休憩所で駐車することができます。(駐車代は無料です)

■まとめ




 今回は実際に青森県で暮らしている私が「りんご」や「ねぶた祭り」以外の魅力を伝えるため、青森県で最もオススメしたい場所「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」の魅力について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?青森県は少子高齢化が進み、若い人が少なくなってしまったのですが、豊かな自然に囲まれて過ごしている青森県民の方々はとても優しく魅力的です。私はこれからも、青森県の豊かな自然を通して自然を守っていく方法や地域の特性を活かす方法を学び続け、この土地で得た知識を母国ベトナムの活性化に活かしたいと考えています。そのためにも、まずは青森県の魅力を世界中の人たちに届けたいと思っているので、皆さんもぜひ、青森さ こいへえ、青森さ かさまい、青森さ おんでやせ、(青森の方言で「青森へお越しください」という意味です)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!また、お会いしましょう!

奥入瀬渓流のホームページ
奥入瀬渓流散策マップ













グエン リン

国・地域
ベトナム
居住地
青森県
得意カテゴリ
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