■自己紹介
大家好！皆さん、こんにちは！2024年の6月に香港から来た留学生のルイです。私は日本の文化や和食が大好きで10代の頃から日本に旅行で訪れていました。そして、いつか自分も日本に住んでみたいと思い3年程前から独学で日本語を勉強してきたのですが、念願叶って今年の6月から日本で生活を始めることができました。現在は、日本語学校へ通いながら独学では補えなかったことを重点的に学んでいる途中ですが、卒業後は鉄道関連の企業へ就職、又は翻訳者として働きたいと考えています。よろしくお願いします！
■私が長野県松本市にある上高地へ行こうと思った理由
きっかけは、旅行店の入口で見つけた上高地ツアーを紹介する冊子でした。そこには、標高3000m級の山々と、長野県松本市を流れる梓川（あずさがわ）が映っていたのですが、写真を通して見ても言葉を呑むほど美しい風景だったので、居ても立ってもいられず、すぐに自分のスケジュールを確認し、日本語学校の秋休みを利用して行くことにしました。
それからというもの、気になったことはとことん調べるという自分の性格を活かして上高地に関する情報や、ルール、上高地に纏わる話など色々調べ集めたのですが、なんと上高地は古くから“神降地”と言われていたこともわかりました。そこで今回は、この時に自分で調べ上げたことや、実際に上高地を訪れて気づいた魅力的なことなどを紹介したいと思います。
■上高地の簡単な紹介
・上高地は北アルプス南部の長野県側、梓川上流にある景勝地です
・1934年に上高地一帯が中部山岳国立公園に指定されました
・毎年4月中旬から11月中旬の間だけ入山することができます
・東京や名古屋からも電車やバスを利用して訪れることができます
・特に有名な観光スポットには河童橋があります
上高地一帯には、美しい景色が広がっており、特に有名な観光スポットには河童橋があります。ちなみに、この橋は、周囲の山々や川の景色を一望できる絶好の撮影スポットとして知られています。また、大正池最寄りのバス停から徒歩5分の所にある大正池では、朝の静かな時間に池の水面に山々が映り込み、夢のような風景を楽しむことができます。さらに、焼岳や穂高連峰も上高地の魅力的な風景を代表する山々として人気です。
※この他の詳しい情報を知りたい方は「上高地公式webサイト」をご覧ください
■旅のスケジュール：2024年10月1日～10月2日（1泊2日）
【1日目】
・移動：高速バス（バスタ新宿→松本バスターミナル）
・宿泊：松本駅近くのホテル
上高地ではたくさん歩くため、1日目はバスタ新宿から松本バスターミナルまで3時間かけて移動し、到着後は松本市内を散策したり、松本城へ行ったりしてゆっくり過ごしました。ちなみに、この時訪れた松本城の天守は現存する12天守のうち、国宝指定を受けた天守として「国宝5城」と呼ばれ、現存天守の城郭の中では唯一の平城です。そこで、時間に余裕がある方は上高地と一緒に、雄大な自然に囲まれた松本城や城下町の風景を残す商店街も訪れることをおすすめします。
【2日目】
・移動：バスと高速バスを使って3回
・①バス（松本バスターミナル→大正池のバス停）
・②バス（上高地バスターミナル→平湯温泉経由→高山濃飛バスセンター）
・③高速バス（高山濃飛バスセンター→バスタ新宿）
2日目はAM5:30に松本バスターミナルを出発し、1時間半くらいかけて大正池に到着。その後はPM０:00頃まで上高地を散策し、午後は飛騨高山に移動して、PM5:10に高山濃飛バスセンターからバスタ新宿に戻りました。（※PM10:55着） 今回私が選んだルートは普段あまり運動をしない人にとっては少しハードかもしれないのですが、このスケジュールで移動すれば松本市内、上高地、飛騨高山と3カ所も満喫できるので、おすすめです。
■上高地1番の魅力：神秘的な風景
私が上高地に訪れて最も魅力的だと思ったことは、どこを見ても神秘的な風景が広がっていることです。とくに、朝の大正池周辺はとても静かで、風も殆ど吹くことがありません。そのため、水面に近づき水の中をそっと覗き込むと、幻想的で美しい鏡の世界に迷い込んだかのような不思議な気分を味わうことができます。
さらに、朝日が穂高連峰を赤く染めはじめる頃になると、今度は日の光が大正池の水面に優しく反射するため、池の周りが柔らかな金色に輝きます。（この美しさは、言葉では表現できないほどの感動を与えてくれます）私は、この美しい景色を心に刻むため、体中の力を抜いて深呼吸をしたのですが、その瞬間、上高地の雄大な自然と一体化したような心地よさも感じることができました。もし上高地に訪れる機会があれば、ぜひ早朝の大正池を訪れてみてください。そうすれば、神秘的な静けさと美しい山々の光景が心に残り、一生忘れられない特別な体験ができることでしょう。
■上高地を訪れる時の注意点：気温
山の天気は変わりやすく、上高地の気温も季節によって大きく変化します。私が訪れた日は、朝の気温が18℃ぐらいだったのですが、それでも少し肌寒く感じました。しかし、しばらく体を動かしているうちに体が温まりはじめ、冷たい空気がだんだんと心地よくなります。さらに、午後になると気温が上昇しはじめ、太陽が強く照り始めるため、今度は少し暑く感じるようになります。そのため、上高地へ訪れる時は服装や持ち物に気をつけることがとても重要だと思いました。上高地へ行く時は、暑い時期でも半袖の上に羽織れるものを持っておくようにしましょう。
※はじめての登山で何を持参すればいいのかわからない方は、上高地の公式サイトをご覧ください。
■まとめ
上高地の魅力やおすすめポイントを紹介しましたが、いかがだったでしょうか？この場所を訪れたことのない人にとって、山は全て同じに見えるかもしれません。しかし、上高地の壮大な姿や神秘的な空間を一度体験すれば、100％上高地の虜になると思います。また、上高地は綺麗に登山道が整備されているため、しっかりと登山用の靴や服装を準備していけば、初心者でも気軽に登ることができます。ちなみに、私はこの場所へ一人で行きましたが、上高地には多くの旅行者が訪れているため、常に人がいて安心感がありました。そこで、「一人だと不安だな」「山の中で道に迷うかもしれない」と不安を感じて躊躇している人がいるなら、迷わず上高地へ行ってみてほしいです。ただし、登山のルールや基礎的な準備は忘れずに！
最後に、この度の様子を動画にまとめたので、ぜひこちらの動画もご覧ください。皆さんにとって、私の書いた記事が少しでも役に立ってくれたら嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。