エンタメ
2023.08.10

台湾出身の私がオススメする日本のエンタメ:佐原の大祭夏祭り(さわらのたいさい なつまつり)

 大家好! (ダジャハウ:こんにちは)2023年の4月に留学生として来日した、台湾出身のリンインティンです。日本の夏は台湾と同じで蒸し暑いですね。皆さんは熱中症になったり、夏バテになったりしていませんか?夏に体調を崩すと回復するまでに時間がかかると言われているので、気を付けてくださいね。

 さて、前回は東京都内でオススメの濃厚魚介系ラーメンをご紹介しましたが、今回は私が初めて日本で参加した夏祭り「佐原の大祭夏祭り(総称:八坂神社祇園祭)」についてご紹介したいと思います。皆さんは佐原の大祭夏祭りについて何か知っていますか?私は、日本のお祭りについて色々調べている時に佐原の大祭夏祭りのことを見つけたのですが、関東3大山車祭りの1つと称されていること、300年以上の伝統あるお祭りだということ、更にユネスコ世界無形文化遺産にも登録されているお祭りだということを知り、はじめて日本のお祭りに参加するならコレがいい!!と思い、参加することを決めました。それでは早速、佐原の大祭夏祭りとはどんなお祭りなのかを簡単に説明した後、台湾のお祭りとの違いや今回お祭りに参加して1番興味を持ったことなどを紹介したいと思います!

■佐原の大祭夏祭りとは?




・健康・安全・豊作 を願う祭り
・関東3大祭りの1つ(①石岡のおまつり②佐原の大祭③川越祭)
・佐原の大祭は夏と秋の年に2回!
・7月:夏祭りの総称は「八坂神社祇園祭(やさかじんじゃ ぎおんまつり)」
・10月:秋祭りの総称は「諏訪神社秋祭り(すわじんじゃ あきまつり)」

★佐原の大祭に関する情報が知りたい方はコチラをご覧ください!

■台湾と日本のお祭りはココが違う!

・台湾の場合→宗教的要素が強い・大量の爆竹を鳴らす
・日本の場合→文化的要素が強い・大量の花火が打ち上げられる

 台湾で1番有名なお祭りは、台中市で毎年旧暦の3月(3月後半から5月頃)に開催される「大甲媽祖遶境進香(大甲媽祖巡行)」です。このお祭りは台湾で最も信仰されている道教の神様兼航海の女神である媽祖(マズ)が9日かけて台湾中部各地のお寺を訪問するので、一緒に9日間(※往復で330kmの道のり)歩き続けるというお祭りなのですが、これが結構ハードで宗教的要素が強い内容のお祭りなので、観光客として参加することは正直オススメしません。

 その他、日本ではお祭りで沢山の花火を打ち上げることが多いと思うのですが、台湾のお祭り「大甲媽祖遶境進香(大甲媽祖巡行)」では媽祖(マズ)を迎え入れるために大量の爆竹を一斉に鳴らします。これも大きな違いですね!後は、台湾では蒸し暑かったり、突然雨が降ったりするので路上でお酒を飲む人はいないのですが、日本のお祭りでは路上でお酒を飲んで盛り上がっている人をよく見かけたので、そこも台湾のお祭りとは違うと感じました。

■佐原の大祭夏祭りに参加して1番興味をもったところ




 10台の山車を次々と360度回転させる「のの字廻し」!と言いたいところですが、今回私が初めて日本のお祭りに参加して興味を持ったところは、お祭りを開催している場所にお化け屋敷があって、とても人気があったということです。もしかすると、夏祭り限定の仮設お化け屋敷かもしれないのですが、八坂神社の境内にあることで不気味さが増し、正直私は怖かったです。ちなみに、料金は高校生以上の大人が600円、小中学生は500円、2歳以上の幼児が400円でした。安いですよね!気になった方は是非来年、体験してみてください。

 あと、日本の屋台ではリンゴやバナナ、イチゴ、ブドウなどの果物に溶かした飴を絡めて作った食べ物を販売していたのですが、台湾では果物本来の味をそのまま味わう食べ方しかしないので面白いと思いました。

■佐原の大祭の見所!




①:大きな人形を乗せた豪華な佐原型の山車(だし)
②:10台の山車を次々と360度回転させる「のの字廻し」
③:日本三大囃子の1つ「佐原囃子(さわらはやし)」
※山車の数は合計24台ありますが、夏は10台、秋は14台登場します

 佐原の大祭最大の見所は、やはり身の丈4mもの大人形を載せた山車を360度回転させる「のの字廻し」です。この凄さは実際に目の前で見なければ伝わりにくいと思うのですが、近くで見ると、その迫力に圧倒されてしまいます。ちなみに、「のの字廻し」の時に山車をゆっくり大きく回す理由は、山車の上にいる大人形があたかも日本の古典芸能「能」を舞っているようにみせるためだそうです。(理由を知ってから見ると、それまでとは見え方も変わり、違った楽しみ方ができました!)

■佐原の大祭に参加する時の注意点!

・日焼け止めをしっかり塗る
・水分、塩分補給をする
・天候の変化に注意

 夏に開催される佐原の大祭は猛暑の中で行われるので、必ず日焼け止めをしっかり塗って、水分と塩分補給もこまめにしましょう!あと、日本ではこの時期になると、台風や夕立(雨)が降るので、天候の変化にも注意しましょう!あとは・・・終電!佐原の大祭夏祭りは夜10時までおこなわれます。最後まで楽しみたい気持ちはわかるのですが、佐原から東京へ戻る人は終電の時間が早いので乗り遅れないように注意しましょう!
※佐原駅から東京駅までは約3時間かかります

■まとめ




 先程も少しご紹介しましたが、佐原の山車と佐原囃子は共に国の重要無形民俗文化財に指定していされていて、佐原の山車行事は千葉県では唯一、ユネスコ世界無形文化遺産として登録されています。お祭り当日は浴衣を着ている人がとても多く、国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定され「小江戸」と呼ばれる佐原の町並みの中を山車が行き交う姿や、浴衣を着て歩いている人を眺めていると昔の日本へタイムスリップしたような気持ちも味わうことができました。こんな体験、なかなかできないですよね。私は日本ではじめてお祭りに参加したので、アニメで描かれていた日本文化を直接自分の目で見ることができたことにとても感動しました。今回は花火を見られなかったことだけが心残りですが、夏は始まったばかりなので、他のお祭りにも参加して、次こそは花火を見てみたいです!佐原の大祭は秋も開催され、日本のお祭りは週末になると各地で開催されるので皆さんも是非!参加してみてください!日本の夏を一緒に楽しみましょう!!

リン インティン

国・地域
台湾
居住地
東京都
得意カテゴリ
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