Здравствуйте！（ズドラーストヴゥイチェ：こんにちは） ロシアの首都モスクワやサンクトペテルブルクに続く第3の都市、シベリア出身のソフィアです！今回は私が日本で生活をしていて特に気に入っていることをご紹介したいと思うのですが、何だと思いますか？正解は、「花」です。私は子供の頃から夏になると毎年дача（ダーチャ：家庭菜園付きの郊外別荘）とよばれる別荘で祖母や母が育てた花の写真を撮ったり、植物の研究をしたり、花びらの標本を作ったりしていたのですが、日本で生活をはめてから冬でも街の中で花が綺麗に咲いているのを見て驚いたのと同時に、昔のことをよく思い出すようになりました。今では定期的に公園や街の中を歩き回って自分が見たことのない種類の花の写真を撮るのが趣味です。そこで、今回は私がこれまで研究してきた知識と日本国内で見つけた美しい花たちと出会える場所をご紹介したいと思います。
■ロシアの花と日本の花はココが違う！
①花を見ることのできる期間
ロシアの花と日本の花の違いをあげるとしたら、やはり花が咲いている時期だと思います。ロシアでは花の開花が4月からはじまり9月中旬頃までと短いのに対し、日本では1年中花を見ることができます。その他、日本では春を告げる花として「梅」や「桜」の花が有名ですが、私が生まれ育ったシベリアでは「スノードロップ」が春を告げる花として有名です。雪と雪の間から恥ずかしそうに顔を出すスノードロップはとても可愛らしく、毎日マイナス何十度だった厳しい冬が過ぎてシベリアでも他の国と同様様々な植物たちが新芽や花を咲かせるようになります。
②花の匂い
これは日本で生活をしていて実感したことですが、日本の花は匂いが少ないと思います。ロシアでは他のヨーロッパ諸国と同様、花の匂いで部屋中を満たして楽しんだり、魔除けの為に玄関に香りの強い花を置いたりする習慣があるのですが、日本では同じような光景を見たことがありません。日本人は花の匂いを嗅ぐよりも、目で見て楽しむことを好みます。そのため、日本には「花見」と呼ばれる文化がありますよね？ヨーロッパ人の間ではこの日本の「花見」文化に対してとても神秘的な文化だと興味を持っている人が多いです。
■日本で沢山の花を見たいならココ！
私は大学在学中に日本の花にまつわる知識や花言葉などを学んだことがあるのですが、その時に日本各地に実在する美しいお花畑の写真を見ました。今回はその中でも特に美しかった2カ所を紹介したいと思います。
①茨城県/国営ひたち海浜公園
ここは「みはらしの丘」と呼ばれる丘があるのですが、4月末から５月上旬頃になると真っ青なネモフィラ、7月中旬から9月下旬はライムグリーン色のコキア、10月は真っ赤なコキアで埋め尽くされます。毎年、国内外からこの美しい丘を見ようと沢山の人が押し寄せるのですが敷地がかなり広いのでゆっくり写真を楽しんだり、花見をしながら散歩したりすることができます。信じられないほどのスケールと美しさに感動すること間違いなし！皆さんも是非訪れてみてはいかがでしょうか？
※詳しい情報は国営ひたち海浜公園の公式ホームページをご覧ください。
②栃木県/あしかがフラワーパーク
ここは日本の人気アニメ「鬼滅の刃」が公開されてからファンの間で漫画の世界観と似ている！と話題になった場所で、4月中旬から5月中旬までの間、満開に咲き誇る美しい藤の花を見ることが出来ます。その他、ツツジやシャクナゲなど様々な色の花が藤とのコントラストを織りなしているので、花好きな方は開園から閉園時間までいても飽きません。風に揺られ鼻に届く藤の花の香りに心奪われること間違いなし！こちらも是非、訪れてみてください！
※詳しい情報はあしかがフラワーパークの公式ホームページをご覧ください。
■まとめ
今回は私がこれまで研究してきた知識と日本国内で見つけた美しい花たちと出会える場所をご紹介させていただいたのですが、いかがだったでしょうか？花が好きな方、写真を撮ることが趣味の方、満開に咲き誇る花の絨毯を見に行ってみたくなりましたか？今回ご紹介した以外にも日本では近所の公園や道端でも美しい季節の花に出会うことができるので、皆さんもぜひ、日本へ訪れたら美しい花たちを探して見てください。花に囲まれて過ごす時間は、心に安らぎと感動をあたえてくれることでしょう！最後まで読んでくださり、ありがとうございました。