グルメ
2023.05.01

ロシア出身の私が日本で見つけたオススメグルメ:うどん

 Здравствуйте!(ズドラーストヴゥイチェ:こんにちは)ロシアの首都モスクワやサンクトペテルブルクに続く第3の都市、シベリア出身のソフィアです。2023年がスタートしたのは数週間前のような感覚でしたが、気が付けば桜のシーズンが終わり、もうすぐ夏ですね。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?これまで私は日本のオススメスポットや、日本で生活をしていて困ったことについてご紹介させていただきましたが、今回は少しジャンルを変えて日本で見つけたオススメグルメ「うどん」をご紹介したいと思います。私の記事を読み終わった後に皆さんが「うどんが食べたい!」という気持ちになってくれたら嬉しいです。

■UDON?饂飩?うどんって何?




 「うどん」とは、小麦粉に少しずつ塩水を加え、こねたものを麺状にして茹で、ダシやツユにつけて食べる日本を代表する麺料理のことです。うどんの歴史は古く、今から1200年以上前に中国から伝わった麺料理が名前や味を変えて「うどん」になったと言われているのですが、現在では日本全国で異なる「ご当地うどん」を食べることができます。海外から訪れた留学生や観光客にとっては、「ラーメン」の方が有名かもしれないのですが、クタクタに疲れた日の夜や、寒い日に温かいうどんを食べると、どんな麺料理よりも心の底からホッと安心することができます。うどんはとても優しい味です。

■うどんは東西で味が変わる⁉



関東/中部/東北/北海道の場合

メインのダシ:カツオ
理由:水の高度が高く昆布よりもカツオを使った方が美味しいダシができる

近畿/中国/四国/九州の場合

メインのダシ:昆布
理由:水の硬度が低く昆布で旨味たっぷりのダシが取れる

■麺料理大好きな私が考える「うどん」の魅力はコレ!




①地域によって異なるご当地うどんを楽しめる

 先程も少しご紹介させていただいたのですが、うどんは日本全国で異なる味の「ご当地うどん」を食べることができます。たとえば、東京を中心として東側は水の硬度が高く、使用する醤油の味も強くなるため濃いダシになるのですが、西側は水の硬度が低く昆布で旨味たっぷりの透き通ったダシになります。その他、トッピングもご当地の名物を揚げた天ぷらやその土地ならではのトッピングを楽しむことができるのでオススメです。特に、うどんで有名な香川県の「讃岐うどん」と秋田県の「稲庭うどん」は全く異なる食感の麺やダシなので食べ比べをするとおもしろいですよ!

②どんなに料理が苦手な人でも自分で作ることができる

 疲れて帰ってきた日に料理をするのは正直面倒ですよね?でも外食ばかりだとお金がかかる・・・・・・。そんな時はスーパーやコンビニで販売されている「冷凍うどん」がオススメです!作り方は簡単。自分が食べたい量のうどんを沸騰したお湯の中に入れて茹でるだけ!あとは、自分の好きな麺の柔らかさになるのをまって、その間に市販で売られているダシ又はツユを用意したら完成です。トッピングに絶対入れなければならないものなんてありません。茹でた野菜を入れてもOK!冷蔵庫に余っていたウインナーを入れてもOK!自分が好きなようにトッピングすれば完成です!簡単ですよね?その他、日本のスーパーやコンビニへ行けば美味しいインスタントうどんも販売されているので、是非食べてみてください!

■ロシアのうどん?中国から伝わったロシアのうどんをご紹介!

 じつは、私の母国ロシアにも日本のうどんを真似て作ったうどん料理を提供するお店があります。しかし、調理方法や味付けは日本というよりも中国版に近いため、日本人が子供の頃から慣れ親しんだ味とは違うと感じるかもしれません。たとえば、ロシア版のうどんには「冷」麺がありません。いつも麺が熱々「温」の状態で提供されます。この他、日本のようにスープがなく、味は甘めのソーズ(テリヤキソースやオイスターソース)で味付けされています。そして、具材は鶏肉、豚肉、牛肉、魚介類(主にエビ)などの食材が添えられていてロシア人の好む様に作られています。はじめてロシアで「うどん」を注文して、ロシア人好みの「うどん」が登場したら驚くと思うのですが、もしロシアに行くことがあれば、是非ロシア版の「うどん」も食べてみてください!

■日本で初めてうどんを食べるならココ!新宿区役所食堂「けやき」

 これから私が皆さんにご紹介するお店は、ミシュランの星を獲得したお店でも、美食家たちのブログで紹介されるような写真映えするお店でもありません。(がっかりしましたか?)でも、私が今まで食べてきたうどんの中で1番安くて美味しい!と思ったうどんはココ、新宿区役所の地下1階にある食堂「けやき」の「きつねうどん」でした。歌舞伎町のど真ん中にあるとは思えないほどアットホームな雰囲気の食堂で食べた「きつねうどん(¥410)」はダシを吸った大きな揚げとモチモチっとした麺との相性が抜群で、噛めば噛むほど口の中に広がる優しい味が最高です。ここは平日しか営業していないお店ですが、東京に住んでいる人でも新宿区役所の地下に食堂があることを知らない人が多いみたいなので、穴場スポットだと思います。ランチタイムの12時から13時を避ければ、すぐ美味しい料理を食べることが出来るので皆さんも是非行ってみてください!

■新宿区役所「食堂けやき」へのアクセス

住所:〒160-8484 東京都新宿区歌舞伎町1-4-1 新宿区役所本庁舎 B1F
最寄り駅:JR新宿駅東口より徒歩5分
営業時間:10:30~16:00(定休日:土曜・日曜・祝日)
予算:¥400~¥1000

■まとめ

 今回は私が日本で見つけたオススメグルメで「うどん」を紹介しましたがいかがでしたか?食べてみたい!と思いましたか?うどんは日本人が大好きな麺料理の1つで、全国にはうどんを使った郷土料理や、うどん専門のチェーン店(はなまるうどん、丸亀製麺)などが沢山あります。値段も凄くリーズナブルで手軽に食べることのできるので、皆さんも是非うどんを食べてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

シァンシナ ソフィア

国・地域
ロシア
居住地
東京都
得意カテゴリ
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