インタビュー
2022.11.01

台湾出身の私が日本で生活をしていて困ったこと:ゴミの分別方法

簡単なプロフィール

■名前:ルーチアリン
■国籍:台湾(台北市)
■日本での生活:4年目
■現在:大分県の立命館アジア太平洋大学(APU)4年生

■日本へ来た理由を教えて下さい

 私は幼い頃から何度も家族旅行で日本へ訪れていたので、自然と身近な国だと感じるようになっていたのですが、その中でも日本文化や日本で食べることのできる料理が好きだったので、高校卒業と同時に日本への留学を決意しました。

■子供の頃、日本へ家族旅行をした時に1番記憶に残っていることは何ですか?

 やはり、日本料理ですね。様々な種類の日本食を食べましたが、その中でも特に二郎系のラーメンが記憶に残っています。二郎系のラーメンは味にしっかりパンチが効いていて太麺との相性も良く、トッピングされている野菜はボリュームたっぷりですよね?コスパがいいので本当に大好きです。

■それでは、日本で生活をしていて困ったことを教えてください



 私が日本で生活をしていて困ったことは、ゴミの分別方法です。じつは、台湾の台北市にも日本と同じようにゴミを細かく分別しなければいけないというルールがあるのですが、私の実家はマンションだったので、マンションに住んでいる人専用のゴミ捨て場がありました。(※基本台湾にはゴミ捨て場がありません)しかも、ゴミ捨て場を管理する人もいたので、指定された場所へゴミを持っていけば管理人が分別してくれていました。そのため、私は台湾の台北市で生まれ育ったにもかかわらず、ゴミの分別をしたことがないまま日本へ留学をしたのですが、大学生活をはじめた大分県別府市では他の県よりも比較的ゴミの分類が細かかったため、ごみの捨て方に戸惑い、ゴミの分別をするたびにストレスを感じていました。

■台湾と日本の「ゴミ捨て」方法はどんな違いがありますか?



 日本には決められた場所に「ゴミ捨て場」があると思うのですが、台湾には基本「ゴミ捨て場」がありません。各自治体でゴミを回収する日や時間が決まっているので、ゴミ収集車が回収しにきたという合図(音楽)が聴こえたら、街のいたるところから一斉にゴミを持った人たちが集まってきます。ゴミ収集車が持って行ってくれるのではなく、ゴミ収集車に自分達で持っていくのが台湾スタイルです。ちなみに、ゴミを分別せずに捨ててしまった場合は罰金を取られる場合があるので注意が必要です。

■ごみの捨て方はどのように克服しましたか?

 私が生活をしていた寮には、RA(レジデント・アシスタント)と呼ばれる留学生をサポートする学生達がいたので、その方達のサポートのおかげで日本のゴミの捨て方にも慣れることができました。しかし、寮を出て1人で生活をはじめると、寮とは少し違う、その自治体独自のルールがあるので、また新しくゴミの分別方法を覚えるのに苦労しました。日本へ留学する前から日本のゴミ出し方法には厳しいルールがあると知っていましたが、実際にやってみると想像をはるかにこえる大変さがありました。克服できたと思っていても引っ越しをすれば、その土地ならではの新しいルールがあるので完全に克服するのは少し難しいかもしれません。

■最後に、これから日本へ来る留学生にアドバイスをお願いします

 台湾も日本と同じで細かくゴミの分別をしなければならないことが多いので、大変だと感じる学生は少ないかもしれないのですが、日本の分別ルールは本当に細かいです(笑)まずは、地方自治体のウェブサイトを確認してゴミの分別に関するルールを調べる!知らずに留学するのと、ある程度理解した上で留学するのとでは全然違うので、しっかり地方自治体のウェブサイトは確認して予習してください。あとは、予習にも限界があるので、実際に日本で何度も挑戦して、慣れるしかないと思います。ゴミの分類表を見ながら頑張ってください。

ルー チアリン

国・地域
台湾
居住地
東京都
得意カテゴリ

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