簡単なプロフィール
■名前:エプソン
■国籍:インドネシア
■出身地:西ジャワ州の都市、ブカシ市
■日本での生活:4年目
■趣味:ギターを弾く
■好きな日本のアーテイスト:YUI、カネコアヤノ
■現在:人事部で働いている
■日本に興味をもったきっかけや、日本を留学先に選んだ理由を教えて下さい
私が日本に興味をもった理由は、インドネシアのラジオから聞こえてきた日本のシンガーソングライターYUIの声や彼女が奏でるメロディーに興味を持ったことがきっかけでした。最初は歌詞の意味も全く分からなかったのですが、あまりにも良い歌だったので、「この曲を歌っているアーテイストは誰?」「この歌の歌詞はどんな意味があるのか知りたい」と思い直ぐに検索をかけ調べました。そこから彼女の歌を通して日本語を学び始めたのですが、インドネシアよりも技術や経済の発展している日本で直接生活を体験し、文化をより理解したいと思い、留学することを決めました。
■日本で生活をしていて驚いたことや困ったことを教えてください
日本語は文法も複雑で、文字も沢山!さらに漢字の読み方は多すぎる!!
インドネシアではアルファベットだけを使います。しかし、日本はひらがな、カタカナ、漢字と沢山あるので、正直紛らわしいです(苦笑)あと、インドネシアでは文法が英語と似ているのですが、英語よりもシンプルなので、たとえ文法を間違えたとしても意味を相手に伝えることができます。しかし、日本語の場合は単語の変化形を覚えなければ思っていることを伝えることができないため、文法を考えながら話さなければなりません。あと、漢字も読み方が沢山あるので・・・本当に難しいです(笑)
解決方法
最初の方でも話したのですが、私はシンガーソングライターYUIさんの歌が好きだったので、歌を通して発音や歌詞の意味を学び、問題を少しずつ解決しました。あと、文字を追っているだけだと意味を理解することはできても完璧にマスターしようとした場合、限界があると感じたので、歌詞や文章を音読して自分の発音も調節しながら学ぶことで正しいイントネーションも習得することが出来ました。
日本は上下関係が厳しい
インドネシアでは年齢や役職が違っても皆対等だという考え方があるので、敬語はあるのですが、日本語より硬くはなく、より親しい関係を築くことができると思います。しかし、日本の場合は上下関係が厳しく、敬語や丁寧語も使わなければならないため上下関係が厳しいと感じました。
日本の履歴書はフォーマットが統一されている
インドネシアでは履歴書を作成する際、一定のルールは存在しますが、基本フォーマットが決まっていないので自由に履歴書を作成することができるのですが、日本では履歴書のフォーマットが全て統一されていることに驚きました。
履歴書のメリット・デメリット
インドネシアの履歴書
・メリット→自分の個性や会社に貢献できることを沢山アピールすることができる
・デメリット→デザインがバラバラなので面接官側が知りたい情報を見つけにくい
日本の履歴書
・メリット→必要事項の漏れがなく、記載する側も、面接官側も楽
・デメリット→デザインを変えられないことでフォーマルになりすぎてしまい、その結果、面接官は個々の個性を見落とす可能性が高くなる。
■最後に、これから日本へ来る留学生にメッセージをお願いします
外国で新しい生活を始めた時は自分にプレッシャーをかけすぎたり、他人と自分を比べたり、他人の真似をしすぎないように、自分に合う生活をした方がいいと思います。理由は、自分にプレッシャーをかけすぎると余裕がなくなることで自分のリズムが保てなくなってストレスを感じ、体調を崩したりすることがあるからです。私も、日本で生活を始めたばかりの頃にホームシックにかかってしまい大きなストレスを感じていたのですが、心や体が不健康だとどんなに学びたいことがあっても挑戦することができなくなるということに気付きました。だから、自分自身に大きなプレッシャーをかけすぎないこと、そして「心も体も健康第一!」という言葉を忘れないようにしてほしいと思います。ちなみに、私がストレスを感じた時は、人混みを避けて自然豊かな場所へ行ったり公演を散歩したりするようにしています。すごくおススメですよ!
■オススメのストレス解消の方法
①充分な睡眠時間を確保、毎日同じ時間に寝る(生活リズムを崩さない)
②人込みを避けて自然の中を散歩する(適度な運動)
③部屋を片付ける