エンタメ
2022.10.06

台湾出身の私がオススメする日本のエンタメ:甲子園野球

■私を夢中にさせた日本学生野球の魅力

 こんにちは。台湾の首都「台北」の左下にある新北出身、シュウ カイリンです。私は小学5年生の頃から中学3年生までの間、台湾で野球をやっていたのですが、中学2年生の夏休みに沖縄で開催された台湾と日本の中学球児が交流するための国際野球大会に参加した際、日本野球の特徴である「最後まで諦めない姿勢」や「負けても礼儀正しく振る舞う姿勢」、「元気よく声を出す姿」にとても惹かれたので、日本野球と日本語を勉強したいと考え、高校から日本へ留学しました。しかし、実際に留学してみると留学する前に想像していた環境とは違い、憧れていた日本の高校球児になるためには色々高い壁を乗り越える必要がありました。そこで今回は日本の高校球児が憧れる春夏高校野球大会の魅力以外に自分が感じた文化の違いや、台湾と日本のスポーツに対する考え方の違いについてご紹介させていただこうと思います。

■ココが違う!台湾と日本の文化



学生達のマナー

 台湾でも日本と同じように学生たちは「礼儀正しく」と教育されているのですが、実際に日本で生活をしてみると、台湾の学生が学ぶ「礼儀」と日本の学生が学ぶ「礼儀」とでは大きな違いがあることに気付きました。たとえば、台湾では学校の中ですれ違っても先生に対して挨拶をすることがほとんどありません。これが台湾では「普通」の光景なので、学校内で会った先生に対して挨拶をしないからといって「マナーが悪い生徒」と思われることはないのですが、日本では学校の中ですれ違う先生や先輩に対して(自分の担任以外の先生に対しても)何度も挨拶をすることがありますよね?「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」。それも立ち止まって、きちんと挨拶をしなさいと教わります。私自身、悪気があって挨拶をしない時があったわけではなく、文化の違いから、最初の頃は挨拶を忘れることがあったのですが、私が入部していた野球部では挨拶をしなければ練習に参加することができないことがあったので、最初の頃は日本でのマナーに対して「必ずおこなわなければならないこと」だと感じていました。しかし、野球部の先生から教わったことは「誰に対しても礼儀を守り接すれば必ず野球にも繋がる」という事でした。挨拶は「責任」や「義務」ではなく、日本人の考えるマナー。相手に対して敬意を持って接することで「野球」に対しても敬意をもってとりくむができる。そして、それが人としての成長に繋がる。このことを日本では子供の頃から当たり前のように教育として学んでいるので日本の学生が理解をすることは簡単だと思うのですが、台湾から留学してきた私からすると大きな文化の違いだったので正直戸惑いました。しかし、これは日本の特徴であり学ぶべき価値のある感覚だと私は思ったので、野球部の先生から意味を教わった後は率先して挨拶をするようになりました。

スポーツをする際に最も大切にしていること

 これは、日本の高校野球を観戦する際、私が最も魅力を感じるとこであり、私自身が日本へ留学をして野球を学びたいと強く思った理由の1つなのですが、日本の学生はスポーツを行う際、元気よく声をだしてチーム全員で練習や試合をしますよね?私が在籍していた日本の高校野球部では練習を始める前に全員で足並みをそろえて、元気よく声を出しながらランニングをしたり、練習中も大きな声を出して仲間を励ましたり、コミュニケーションをとったりしていたのですが、こうすることでチーム内の雰囲気が良くなり、チーム全体で同じ目標にむかって集中することができていました。しかし、台湾では強豪の野球チームでも日本の学生達のように自発的に声を出すことがありません。それどころか、「練習や試合中に元気よく声を出すことに意味なんかない」と思う人もいます。しかし、結果から見ても日本の強豪校で元気よく声を出さずに試合をして勝ち続けているチームは1校もありません。「元気よく声を出す」という行為は、チーム全体の強さに繋がり、自分や他人に負けない強い気持ちを持たせてくれる不思議な力があります。私は「試合に絶対勝つ!」という強い気持ちを声に変えて1試合1試合大切にプレーしている姿が大好きです。

■高校野球大会の魅力



開催時期

春・・・「選抜高等学校野球大会」
夏…「全国高等学校野球選手権大会」

特徴

・春と夏に開催される高校野球大会は日本にしかないスタイルの大会です。

春の場合

 秋の大会で優秀な成績を残したところを日本高等学校野球連盟(通称:高野連)が選抜して、春の甲子園の出場資格が与えられます

夏の場合

・都道府県大会の結果で出場校が決まります(各1校)
※ただし北海道は北と南で各1校、東京都は西と東で各1校出場可能
・初戦、準々決勝、準決勝前に計3回の抽選会が開催されます
※全てトーナメントで、シードは採用されていない。そのため、初戦から優勝候補同士の対戦が組まれる場合もある
・高校3年生は、この大会後に引退します

 日本の高校球児憧れの地、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で春と夏に開催される高校野球大会は日本にしかない大会です。そして、この大会は学生が出場する大会ですが、全試合1発勝負という厳しいルールがあり、負けた瞬間から次の試合への参加資格がなくなります。特に夏に開催される大会は高校3年生引退前最後の大きな大会なので、全試合予選から感動する試合が多いのが特徴です。

 たとえば試合後半、リードしている側のバッテリーは、最後の回できちんと相手を抑えるという使命があり、バッターの方もヒットを打って逆転しなければ負けてしまうというような場面を見かけるとおもうのですが、これが夏の高校野球大会の場合、高校3年生にとっては、一生に一度訪れた夢の舞台最後の1球になるため、対戦している高校球児達は想像を絶するプレッシャーの中マウンドに立たなければなりません。そして、この緊張感は観ている客席にも熱く伝わってくるので極限状態の中で全力を出し切る両チームの姿は、とても感動します。先程も書きましたが、このような心に全力で響いてくるような高校生の大会は全世界探しても日本にしかない大会なので、1度も見たことがない方は是非、春夏の高校野球大会を見ていただきたいと思います。(会場へ行けなくても、毎年テレビでも見ることができますよ!)

■全国高校野球大会を会場へ見に行くときの注意点



熱中症対策

 春に開催される大会の場合は気を付ける必要がないのですが、夏に開催される大会は日本で1番気温が高い時期に開催されるため毎年熱中症で倒れる人がいます。そして、会場には日陰になるところがなく、地面からの照り返しも強いため、熱中症対策は本気でおこなうようにしてください。

チケット

 高校野球大会のチケットは「前売り券」と「当日券」、2種類のチケットが販売されるのですが、非常に人気のある大会のため前売り券は凄い速さで完売します。そのため、多くの人は当日券を狙うことになるのですが、休日や人気強豪校同士の試合だった場合、驚異のスピードで売り切れてしまうため、初めて観戦される方は平日、又は準決勝前の試合、または・・・徹夜覚悟で並んで狙うとチケットを入手することができます。(苦労してでも球場で高校球児達の試合を観戦することは大きな価値があるので、皆さん、頑張ってチケットを入手しましょう(笑)

■まとめ

 今回は、日本の高校球児が憧れる春夏高校野球大会の魅力以外に自分が感じた文化の違いや、台湾と日本のスポーツに対する考え方の違いについてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?甲子園球場で高校球児の試合を観戦したくなりましたか?台湾でも高校生の野球大会はありますが、会場内の雰囲気や応援団など日本とは比べることができません。なので、コロナウイルス感染症が落ち着いて、大きな声が出せるようになったら是非、甲子園球場で高校球児達の熱い戦いを見てみてください。一生忘れられない思い出になりますよ!最後まで読んでくださりありがとうございました。

シュウ カイリン

国・地域
台湾
居住地
神奈川県
得意カテゴリ
オススメの場所

会員登録すると
アルバイトに応募したり、おすすめ情報をメールで受け取ることができます。

You can apply and get some recommended newsletter if you register.

Free!
会員登録(Register)