エンタメ
2022.07.28

台湾出身の私がオススメする日本のエンタメ:同人誌、コミケ

■一緒に沼落ちしてみない?世界一クオリティの高いオタクの祭典「コミックマーケット(通称:コミケ)」に沼落ちした私が語るコミケの魅力

 こんにちは!台湾出身の つばさ です。突然ですが皆さんは「同人誌」を知っていますか?同人誌とは自主制作の非商業作品を印刷した本のことですが、その同人誌を扱ったイベント「同人誌即売会」は台湾でも開催されており、私は、高校生の頃に入部していた「動画漫画部」の先輩が連れて行ってくれたおかげで初めて参加することができました。子供の頃から日本のアニメや漫画やゲームを見て育った私にとって、初めて訪れた同人誌即売会は、見るもの全てが輝いて見え、作品に対する情熱が詰まった同人誌や二次元のキャラクターに扮したコスプレイヤー達を見るたびに興奮を抑えることができず、感極まって泣きそうになるくらい嬉しかったことを今でもはっきりと覚えています。現在は日本で生活するようになり、日本国内最大規模の同人誌屋内イベント、コミックマーケット(通称:コミケ)にも参加したのですが、コミケは私が今まで参加してきたどのイベントよりも規模が大きく、クオリティの高い作品やコスプレイヤーと出会うことができたり、昔流行ったアニメの同人誌にも出会うことができたりするので、世界中のオタクにとって、コミケはまさに夢の国だと感じました!!そこで今回は日本で開催される同人誌即売会「コミケ」の魅力についてお話しすると同時に、私の母国台湾で開催される同人誌即売会との違いや、簡単なイベント用語を紹介したいと思います。

■同人誌?コミケ?簡単な同人誌即売会の用語をご紹介

同人誌:自主制作の非商業作品を印刷した本のこと。種類は大きく「オリジナル」「パロディ」という2つに分類される

同人誌(オリジナル):作品の世界観からキャラクターまで作者が1から作り上げたもの

同人誌(パロディ):著作権が存在するアニメやゲームのキャラクターや世界観を使って、自分好みの設定に変えたもの

コミックマーケット(通称:コミケ、コミケット):日本国内最大規模の同人誌屋内イベントのこと

サークル(別名:結社):個人や団体関係なく、自作の同人誌や同人グッズの頒布を目的とする人(又は人達)のこと※コミケに出展するサークル数は、なんと3万超え!

■私が考える日本の同人誌即売会の魅力とは



日本の会場はテーマパークのように広く、参加サークル数も桁違い!!

(大きく分けて西館に4カ所、東館に6カ所)
 台湾の同人誌即売会(FF、CWT)は、台湾大学体育館(旧台北帝国大学)で開催されているのですが,収容人数5000人の会場を、女性向け、男性向けとジャンル分けしているだけなので、半日あれば全てのサークルを見ることができます。しかし、日本国内最大規模の同人誌屋内イベントであるコミケが開催される会場「東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)」はとても広く、参加サークル数も桁違いなので、必ず自分の推し(好きなキャラクター)と出会えます!!

日本のコミケに現れるコスプレイヤーさんのコスプレ力はレベチ!

 台湾にコスプレ文化が浸透し始めた頃は、台湾のコスプレイヤー達も衣装や小物、全て手作りだったのですが、最近は中国のネットショップ「淘寶(タオバオ)」で品質の良いアイテムを安く購入することができるため、1から手作りをするコスプレイヤーは減り、その結果、キャラクターごとのコスプレクオリティは高くなっても、個性がなくなりました。しかし、日本のコスプレイヤー達は、ウィッグ、道具、特殊メイクなど全て手作りなのに、クオリティも高いため心から敬服します。さらに、日本のコスプレイヤー達は自分の公式アカウントが書かれている看板も手作りし、宣伝をおこなうことも忘れていません。本当にプロ意識が高いコスプレイヤーだらけなので、見ていて飽きることがないのも特徴です。

日本の場合は撮影会に参加するカメラマンのマナーもレベチ!

 コスプレイヤーを撮影する時は、台湾のカメラマンも日本と同様、コスプレイヤーに撮影許可を得てから撮影するのですが、他のカメラマンと同時に撮影を行うため、ベストポジションで撮影をするためには早くから場所取りをする必要があります。これが日本の場合だと、撮影までに時間はかかるものの、撮影するための列ができ順番に撮影会が行われるため、コスプレイヤー側もカメラマン側も安心して撮影会に参加することができます。

※レベチ:レベルが違うの略

■日本のコミケを全力で楽しむ方法



当日のスケジュールシミュレーションは鉄則!!:事前にコミケのカタログを購入して、自分が行ってみたい、購入したいサークルの場所を確認し、当日のスケジュールをシミュレーションしておくことは鉄則です。もし、当日人気作品の作品を購入したいのであれば、10回以上シミュレーションして同線を暗記してから会場入りすることをオススメします。

予約を忘れずに!!:好きな作家の新品が出る予定がある場合は、必ず予約!!この予約を忘れたあなたは、きっと事前確認しなかったことを一生後悔することでしょう。

友達と一緒に好きなキャラクターに大変身!!コスプレにチャレンジ!!:この会場には同じ作品を愛する仲間が沢山います!普段は恥ずかしがり屋のあなたもアニメ、漫画、ゲームのキャラクターになりきって、この祭典を楽しみましょう!!

素敵なコスプレイヤーの写真を撮って思い出を作り!:レベチなコスプレイヤーだらけなので、お気に入りのコスプレイヤーを見つけて写真を撮ってみましょう!

■おまけ:コミケ必須アイテム

・サークルチェックリスト ・袋(手に入れた戦利品を入れる袋) ・携帯食料(コミケでは手軽にエネルギーチャージできるものがベスト) ・タオル(特に夏のコミケ) ・ビニール袋(戦利品が汚れないように) ・雨合羽(雨の場合折りたたみ傘はNG) ・防寒具(冬のコミケは修行。海沿いの会場なので完全防備ぐらいがベスト) ・小銭(多くの同人誌は100円から1,000円なので、マナーとして小銭を準備しておきましょう)

■最後に

 コミケは、アニメ、漫画、ゲーム愛好家達にとって他の場所とは比べ物にならないくらいクオリティが高い同人誌やコスプレイヤー達に出会える最高の祭典です。初めて参加する場合は、会場内でのルールや規模の大きさに戸惑い雰囲気を楽しむことだけしかできないかもしれないのですが、コミケ初心者用に、わかりやすくコミケの楽しみ方をまとめたサイトが沢山あるので事前にチェックして、当日は心の底からオタクの聖地「コミケ」を楽しめるようにしましょう!そして、会場では「お客様」は存在しません。会場にいる全ての人がお客様ではなく「参加者」として参加することもコミケの鉄則なので、「知らない」「わからない」という態度で参加するのではなく、どんな相手にも敬意を持って、是非一緒に夢の国で素敵な思い出作りをしましょう!

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