インタビュー
2022.05.27

ロシア出身の私が日本で興味を持ったもの:東京23区の小道

■理解するまで凄く苦労した日本語や日本のマナー

 日本と同じように四季があり、日本との時差は1時間(日本が1時間はやい)。韓国や中国と同じように週末遊びに行くこともできるロシアの極東、ウラジオストック出身のバシルコイリナです。私は、26歳の時に日本人の男性と結婚をし、2000年から日本で生活をしているのですが、最初は日本について何もわからないまま主人のことだけを信じてついてきたので、日本語や日本のマナーを理解するまで凄く苦労しました。

■日本のマナーを克服するためにチャレンジしたこと



 私の場合はまず、日本で趣味を持つことから始めました。同じ趣味という共通点があれば、たとえ国籍が違ったとしても互いの壁が少し低くなりますよね?同じ趣味の者同士、会話の中で、お互いの共通点を見つけながら友達になり、行動を真似ながら日本のマナーを覚えてみたり、その友達と日本国内旅行をしてみたり。そうすることで自然と日本のマナーを学ぶことが出来たので、私にとってこの方法は最適だったと思います。

■日本各地へ旅行に行って驚いたこと



 日本各地へ旅行に行って1番驚いたこと。それは、同じ料理なのに地域によって味付けや、料理に使う食材が違うことです。例えば「お味噌汁」。まず味噌は東北へ行けば、塩分を強く感じるお味噌で、九州の方へ行けば甘いお味噌が多いですよね?次に、「出汁」。カツオ、昆布、煮干し。これも沢山種類があって、組み合わせも数えきれないほどありますよね?最後に具材。お味噌汁にはルールがなく、色んな具材が入っていたりしますよね?ロシア料理で有名な「ビーフストロガノフ」や「ボルシチ」は何処で食べても基本味が大きく変わることはありません。でも、日本料理の場合は、同じ料理でも味が変わることが多い。面白いなと思います。また、何と言っても日本料理は栄養バランスが整った料理が多いので、和食なら何でも低カロリーというわけではありませんが、やはりロシアの普通の食事と比べてみてもあっさりとしていて太りにくい料理が多いのは魅力的だと感じました。

■日本で興味を持ったもの:東京23区の小道



 現在私は、東京23区の1つ台東区に住んでいるのですが、23区内でも街の景色や雰囲気が違うので時間に余裕がある時は知らない小道を歩くようにしています。例えば「秋葉原」秋葉原と言えばオタク文化が生まれた街として有名だと思うのですが、海外の人が思い描くようなコスプレをした格好で出歩く人は少なく、電気街もあれば地域物産展もあります。また裏路地に1歩足を踏み入れれば隠れた名店もあるので、はじめて秋葉原へ行った時は驚きました。でも知らない小道を探検しなければ、美味しいお店も、レトロな雰囲気のお店も知ることはできなかったので小道探検をしてみて正解でした。小道を歩いてみることで新しい発見があり、また違った形で街の魅力を知ることが出来るので面白いですよ。是非時間がある時は小道探検してみてください。

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