インタビュー
2022.05.11

香港出身の私が日本で興味を持ったもの:異文化体験、ご当地グルメ

■旅行好きな私が1番気に入った国、日本

 はじめまして。旅行が趣味で、写真撮影や食べることも大好きな香港出身のトウケイケンです。私は2019年3月に来日し、今年で日本生活は3年目です。日本へ留学する前は、香港のデータサイエンス専門学校に通い、卒業後は1度香港で就職をしたのですが、その間「中国」「韓国」「タイ」「ベトナム」「日本」と様々な国を旅行した中で、もっとも生活習慣や文化、考え方に興味をもった国が日本だったので、日本への留学を決めました。

■まずはワーキングホリデーを利用して来日

 留学を決めたとはいっても、学校や住む場所を全て決めた後に「自分が思い描いていた留学はこんなはずじゃなかった・・・。」なんてことにだけはなりたくなかったので、本当に日本での生活が自分に合っているかを確かめるため、長崎県佐世保市にある長崎国際大学へ留学していた友達のもとで、1年間ワーキングホリデービザを利用して生活しました。

■実際に日本で生活してみて感じた香港と日本の違い

 1番の違いは生活リズムだと思います。日本でも地方から東京や大阪といった都市へ行くと「歩くスピード」や「生活リズム」が速いなと感じることがあると思うのですが、香港人はもっと速いですよ。日本の2倍?3倍?かな。食べるスピードも速くて日本人からすると「せっかちだな」と感じるかもしれませんね(笑)例えば、飲食店。日本でコース料理を頼むと平均2時間かかると思うのですが、香港なら半分の1時間?それより短いかな?さっと注文して、注文した料理もすぐ出てきて、さっと食べて帰る。あと、香港では、朝食を家ではなく、通勤途中に外食ですませたり、オフィスで食べたりする人が殆どなので、街中の飲食店も朝早くから利用することができます。そこでも利用時間は数分ですね。その他、喋り方、車のスピード、買い物の時のレジの対応(お金を払う時は要注意)全てが速いので香港へ旅行する時は頭の片隅に「香港の人は生活リズムが速い」と覚えておくと慌てて心細い気持ちになることがないと思いますよ。

■日本で興味をもったもの:異文化体験とご当地グルメ

 私はもともと、「旅行、写真を撮ること、食べること」が大好きなので、日本へ留学してから47都道府県中、半分はすでに行ったことがあるのですが、実際に日本国内を旅行してみて改めて日本人の文化や食べ物に対する考え方が好きになりました。今回はその中でも特にオススメの場所や食べ物、体験したことをいくつかオススメしたいと思います。

長崎県 佐世保市



 長崎県佐世保市には米海軍佐世保基地があるので、アメリカの食べ物を日本人の口にあうようにアレンジしたものがいくつかあるのですが、その中でも私のオススメしたいご当地グルメはこの2つ!「佐世保バーガー」と「レモンステーキ」です。

 まずは佐世保バーガー。佐世保バーガーは必ず注文してから作り始め、佐世保バーガー認定を取得したお店でしか食べることができないのですが、「テリヤキバーガー」のように味が固定されておらず、作る店舗ごとに競い合いながらオリジナルの佐世保バーガーを提供しているので、色んなお店で食べ比べをして、お気に入りのお店を見つけることができます。ジューシーな分厚いお肉を使用しているお店もあれば、チキンカツが入っているバーガーを提供しているお店もありますよ。面白いですよね。どの店舗で食べても結構ボリューミーなのに、値段は500円前後のお店が多いのでリーズナブル!是非、佐世保へ訪れた時は、チャレンジしてみてください。

 次に、レモンステーキ。アメリカのステーキといえば肉厚で食べ応えあるお肉を想像する人が多いと思うのですが、レモンステーキは違います。すき焼き風の薄くスライスされたお肉を鉄板で焼き、レモンを効かせた少し甘口タイプの醤油ソースをかけて、ご飯と一緒に食べます。そして、お肉が食べ終われば余ったソースにご飯を絡めて食べます。これが本当に美味しくて1度食べれば間違いなく好きになると思いますよ。日本全国色んな地域に旅行をしてはご当地グルメを食べていますが、このレモンステーキの味は佐世保でしか味わうことができない味だったので、こちらも佐世保へ訪れた時は、是非食べてみてください。

福岡県のもつ鍋と佐賀県唐津市の呼子イカ



 九州は鹿児島県の黒豚、宮崎の地鶏、熊本県の馬刺し、長崎のちゃんぽん、何処で何を食べても本当に美味しかったのですが、長崎県佐世保市以外の九州ご当地グルメでオススメするなら、福岡県のもつ鍋と佐賀県唐津市呼子イカをオススメしたいと思います。まずは福岡県「激辛もつ鍋」。福岡県博多のもつ鍋はスープを塩味、味噌味、醬油味と選ぶことが出来るので、自分の好みのスープを得意とするお店を選んでからお店を選ぶことをオススメします。辛い物が好きな方は「博多 激辛もつ鍋 美味しい 名店」と検索すると、すぐ人気の名店を見つけることができますよ。(激辛もつ鍋が食べることのできるお店では辛さを調節することができるお店が多いので、注文する時に店員さんへ質問するのも忘れずに!)

 次は佐賀県唐津市呼子町(よぶこちょう)の呼子イカ。九州では美味しいイカと言えば呼子イカと言われているだけあって、何処で食べても新鮮で甘くプリプリとした呼子イカをお腹いっぱい食べることができます。その中でも今回特に私がオススメしたいお店は海中魚処「萬坊」です。なんと海中にレストランがあり、海底の魚を見ながら新鮮な海鮮料理を食べることができます。コンセプトが面白いですよね。(※人気店なので行く前にお店情報をチェックして予約して行くのをオススメします)あと、ここのお店は「いかしゅうまい発祥のお店」としても有名なので、訪れた時は、是非呼子イカフルコースを堪能してみてください。

■北海道の網走でワカサギ釣り体験と函館の絶景



 北海道で体験してもらいたいオススメスポット1つ目は、オホーツク海に面した街、北海道網走市にある網走湖で体験できるワカサギ釣りです。ここではワカサギ釣りセットをレンタルすることができるので、手ぶらで行っても大丈夫!初心者でも十分楽しむことができます。(道内の人に聞いた話だと、ワカサギ釣りを体験するなら、網走湖で体験するのが1番お得に体験できるそうです)釣ったワカサギを近くのお店へ持っていけば調理してもらえるので、是非沢山釣れた時は網走湖周辺の調理してもらえるお店を検索してみてくださいね。

 次に紹介したい場所は、北海道の南側にある函館市のシンボル、函館山からの絶景です。ここには、ミシュランガイドブックで三つ星を獲得した「極上の眺望」があります。日本三大夜景の1つとも言われていますよね。山頂まではロープウェイやバス、タクシーなどを利用して登ることも可能ですが、綺麗に整備された登山用の緩やかな坂道もあるので自然を楽しみながら山頂まで登るのもおススメです。行きは登山、帰りはロープウェイという楽しみ方もできますよ。

■これからも沢山日本の文化を体験したい



 現在は留学ビザを取得して、千葉県にある日本語学校を卒業し、AIやITについて学ぶことができる専門学校へ通っているのですが、来年の23年3月には卒業なので、残された時間の中で将来について考えながら日本国内を旅行したり、日本文化について学んだり沢山経験をしたいと思います。今回は紹介しきれなかったのですが、北海道登別市にある江戸時代の街並みや文化を体験できるテーマパーク「登別伊達時代村」や、奈良県にある奈良公園など日本にはオススメしたい食べ物や場所が沢山あるので、また次回インタビューに参加できた時は今回とは違ったものを紹介しますね。

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