■自己紹介
Xin chào!(シン チャオ:ベトナム語で「こんにちは」)
ベトナムからの留学生、グエン・ホアン・フイです。私はこれまで、ホーチミン市外語情報技術大学で日本学科を専攻し、文化、言語、歴史など、日本に関する様々なことを学んできました。なぜなら、将来的には培った知識をもとに、ベトナムで日本学専門の講師として活躍したいと考えているからです。しかし、日本について学んでいくうちに、書物だけではなく実際に日本で生活しながら経験することが私の将来にとって必要不可欠だと思い、2021年に東京の大学へ編入することにしました。現在は経済学の修士課程2年生ですが、卒業後は一度、日本企業や教育関連の分野で働いて経験を積みたいと考えています。そして、将来は日本語や日本の企業経済に関する深い理解を持ち、母国に帰って両国の未来に貢献できる人材となることを目指します
■世界最大級のスターバックスを一度訪れてみたいと思いませんか?
皆さんは、世界4か国に6店舗しかないスターバックス リザーブ® ロースタリーが、東京に1店舗あることをご存知ですか?私は日本に来る前、日本へ留学したら必ずこの場所へ行ってみたいと思っていました。なぜなら、スターバックス リザーブ® ロースタリーは、スターバックス社にとってコーヒーの焙煎や体験を追求する特別なブランド拠点であり、コーヒー文化の発信と革新を象徴する場所だからです。
また、私はベトナムのスターバックスで2年以上働いた経験があり、スターバックスは私にとって職場というよりも、第2の家、または家族のような場所だと感じています。なぜなら、スターバックスで働いている間は接客スキルを身につけるだけでなく、働くことで積極性や柔軟性、向上心を磨きながら、人として大きく成長できたからです。そのため、スターバックスでの経験は私にとって一生の宝物だと感じています。そこで今回は、スターバックスで働いていた時の経験や知識を活かし、この特別な場所の魅力を読者の皆さんにお伝えしたいと思います。
■スターバックス リザーブ® ロースタリー東京はどこにありますか?

スターバックス リザーブ® ロースタリー東京は、都内でも人気のエリア、中目黒にあります。中目黒と言えば、目黒川沿いの桜並木が有名ですが、春になると川沿いの桜が美しく咲き誇ります。そのため、満開の桜を見ようと毎年多くの人が訪れます。その中目黒で、春風に揺れる桜のトンネルをくぐり抜けた先に、スターバックス リザーブ® ロースタリー東京の大きな建物を見つけた瞬間は、何度訪れても心が躍ります。
ちなみに、スターバックス リザーブ® ロースタリー東京の外観デザイン・設計を手がけたのは、第32回オリンピック競技大会(2020年東京)の会場となった国立競技場の設計者で知られる建築家・隈研吾氏です。ガラス張りの外観に、日本産の杉材が温かさを添えるデザインは、現代的でありながら自然との調和を感じさせます。
また、建物の中に足を踏み入れると、各フロアを貫くようにそびえ立つ銅製のパイプが目に飛び込みます。これは、焙煎されたコーヒー豆を階ごとに運ぶための装置です。私は初めて見た瞬間、童心に返って工場見学をしているような気持ちになります。
■スターバックス リザーブ® ロースタリー東京の魅力:各フロアで異なる体験ができる
スターバックス リザーブ® ロースタリー東京の魅力は、1階から4階までの各フロアで異なる体験ができることです。
1階:STARBUCKS RESERVE® – 活気あふれるロースタリーの心臓部


このフロアは、ロースタリーの心臓部とも言える場所で、常に賑わいと活気に満ちています。コーヒー豆から一杯のコーヒーになるまでの工程を実際に見ることができるだけでなく、運が良ければ焙煎の様子まで見ることができます。また、同じ階にはPrinci(プリンチ)というイタリア発のベーカリーもあるのですが、ここでは本格的なフォカッチャやピザ、デザートを食べることができます。私は初めて訪れた時に、チーズとほうれん草のパンを注文したのですが、外はカリッ、中はフワッとした食感とこんがりと焼けたチーズの香ばしい香りにとても感動しました。それをCold Brew Reserveと一緒に味わった時の幸せは今でも一瞬で思い出すことができます。
※Cold Brew Reserve(コールドブリュー リザーブ)とは、スターバックスが厳選した、希少で高品質なコーヒー豆を水で低温抽出したコーヒーのことです。
2階:TEAVANA – 奥深いお茶の世界


このフロアは、スターバックス社が選び抜いた高品質なお茶を楽しめる専用の空間です。そのため、ここではTea Masterによるおすすめや説明を受けながら、さまざまな種類のティーやティー関連のドリンク、スイーツ、軽食を楽しむことができます。ちなみに私のおすすめは、スターバックス リザーブ® ロースタリー東京限定「石臼抹茶 アフォガート」です。石臼で挽いた本格抹茶に冷たいバニラアイスが溶け合い、上品で爽やかな味わいが口の中に広がります。
3階:ARRIVIAMO BAR – カクテルとコーヒーの融合


このフロアは、ワイン、ビール、クラフトカクテルのほか、コーヒーやお茶にインスパイアされたカクテルが楽しめる空間です。私はここで、エスプレッソと日本の梅酒を組み合わせたカクテルを飲んだことがあるのですが、エスプレッソのほろ苦く芳醇な香りと梅酒の甘酸っぱさが絶妙にマッチしていて、他のどこでも味わえない一杯でした。
4階:AMU INSPIRATION LOUNGE – 学びの空間
最上階のこのラウンジは、光がたっぷり差し込む開放感のあるスペースです。ここではイベントやトークセッションなどが開かれることもあり、静かに読書したり、友人とおしゃべりしたり、自分だけの時間をゆったりと過ごすことができます。
■元パートナーがおすすめするスターバックス リザーブ® ロースタリー東京の特別な楽しみ方
スターバックスには、多くのパートナーが憧れる称号や象徴があります。それは、コーヒーに関する豊富な知識を習得し、年に一度の試験に合格したコーヒーマスターのみが着用できる‘ブラックエプロン’です。ちなみに、ブラックエプロン試験の合格率は、日本の三大国家資格の難易度に匹敵すると言われています。そのブラックエプロンをベトナムのスターバックスでバリスタ見習いとして働き始めた私は、最終的に着用できるようになりました。そこで次は、ブラックエプロンを取得した元パートナーの私がおすすめするスターバックス リザーブ® ロースタリー東京の特別な楽しみ方をご紹介したいと思います。
※スターバックスでは働く社員・アルバイト全ての従業員のことを「パートナー」と呼びます。
Coffee Passport – 味の記憶を残す一冊

私がおすすめするスターバックス リザーブ® ロースタリー東京の特別な楽しみ方は「スターバックス リザーブ コーヒーパスポート」です。スターバックス リザーブ® ロースタリーではコーヒー豆やその抽出方法を指定できるのですが、その際、選んだコーヒー豆の説明が書かれたカードを貰うことができます。そして、そのコーヒーカードのコレクションをしつつ、味の感想を書き込みできるノートがスターバックス リザーブ コーヒーパスポートです。便利だと思いませんか?
ちなみに私のパスポートには、ベトナムの高原地域で暮らすコホ族の生産者たちが、小規模な農園で果物の木と一緒に育て上げたコーヒー「Vietnam Dung Kno(ベトナム ドゥン コノー)」のカードが大切に貼られています。そのため、パスポートのページをめくれば、自分の母国の豆を、東京という異国の地で、しかも世界屈指のスターバックス リザーブ® ロースタリー店で味わった瞬間に感じた誇りと感動をいつでも思い出すことができます。皆さんもぜひ、集めてみてください。
■スターバックス リザーブ® ロースタリー東京を利用する際の注意点
1.桜の季節は要注意!

桜満開のシーズンは、中目黒もロースタリー東京も一年でいちばん混雑します。私も以前、朝10時に行って整理券を取りましたが、なんと4時間待ちと表示されていたため、その日は泣く泣くあきらめました。どうしても桜のシーズンに行きたい方は、平日の早朝を狙ってみましょう。(※それでも2時間待ちは覚悟しておいてください)
2.モバイルオーダーや事前予約はできません
スターバックス リザーブ® ロースタリー東京では、モバイルオーダーやアプリでの事前予約は行っていません。ただし、桜の季節など特に混雑する時期のみ、現地で整理券が配布されることがあります。公式ホームページや公式SNSの情報を確認するようにしましょう。
3.写真撮影OKでもマナーを守りましょう
スターバックス リザーブ® ロースタリー東京店前での写真撮影は、基本的に問題ありません。ただし、写真撮影に夢中になりすぎると、他の顧客の邪魔になったり、不快感を与えたりする可能性があります。周囲の状況をよく見て、マナーを守って撮影しましょう。
■まとめ
今回は、スターバックスで働いていた時の経験や知識を活かし、この特別な場所の魅力をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?私にとってスターバックス リザーブ® ロースタリー東京は、過去の努力や経験を思い出させ、自分を奮い立たせてくれる場所です。また、いつ訪れても新たな経験や発見、コーヒーとの素敵な出会いをさせてくれる場所でもあるため、とても大切に思っています。皆さんもスターバックス リザーブ® ロースタリー東京で素晴らしい経験や出会いをしてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。









