■自己紹介
皆さん、sziasztok‼(シアストクはハンガリー語で「こんにちは」という意味です)ハンガリー出身のアンナです。皆さんはハンガリーという国のことを知っていますか?ハンガリーは周囲を7ヶ国に囲まれた中央ヨーロッパの内陸国で、国土面積は約93,030 km²です。これを日本で例えると、北海道が83,460 km²、青森県が9,606 km²なので、北海道と青森県を足した大きさとほぼ同じ面積です。しかし、人口で見てみると約956万人で、これは神奈川県の人口921万3059人とほぼ同じです。面白いと思いませんか?このように例えることで少しでもハンガリーを身近に感じてもらえたら嬉しいです。
私はハンガリーに住んでいた頃から日本の音楽や文化が大好きだったので、実際に日本で生活をしたら、もっとリアルな日本を知ることができるのではないかと思い日本に留学をしました。あれから3年。日本での生活は想像通りだったこともありますが、やはり遠く離れたハンガリーと日本では異なる文化や初めて体験することも多く、驚きの連続でした。とくに、食事。最初は日本語もままならなかったため、店員さんに話しかけることもできず、とても緊張したことを今でもはっきりと覚えています。さらに、日本で生活をはじめるまで箸を使って食事をしたこともなかったので、慣れるまでに苦労しました。また、パンの甘さや出汁文化の基本的な味や風味に慣れるのにも数カ月かかりました。そのため、来日した頃はほぼ毎日、パスタや卵を食べていました。
しかし、丸亀製麺といううどん屋と出会ったことで、私の日本での食生活は一変しました。この記事では、私が丸亀製麺をオススメしたい理由や丸亀製麺の魅力をお伝えすると共に、ハンガリーと日本の食文化の共通点などもご紹介したいと思います。
■安くて美味しい「うどん」その中でもオススメは丸亀製麺の「焼きたて肉うどん」


皆さんは「うどん」という日本の食べ物をご存じでしょうか?うどんとは、小麦粉で作られた日本の太めのパスタのようなもので、太くてモチモチした食感の麺が特徴です。また、うどんは日本全国で食べることのできる麺料理ですが、地域ごとに麺の柔らかさや太さ、食べ方に少し違いがあります。たとえば、東日本は、麺が細く、つゆは濃い色が一般的です。一方、西日本は麺が太く、つゆの色は薄く透き通っているのが一般的です。この「うどん」という麺料理に対して、多くの日本人は自分流の拘りがあり、日本国内には様々なタイプの人気うどん屋が存在します。私は、その中でも今回ご紹介する丸亀製麵の「焼きたて肉うどん」が大好きで、丸亀製麵へ行くたびに焼きたて肉うどんを注文します。甘く煮た牛肉と、モッチリとした食感の太めのうどん麺の相性が抜群!焼きたて肉うどんは、温かくて心も体も温まる料理です。
さらに嬉しいのは、丸亀製麺の焼きたて肉うどんは値段が安いことです。たとえば、私が好きな丸亀製麺の焼きたて肉うどん(並)は税込み840円ですが、このボリュームでこのクオリティなのに840円は本当に凄いと思います。留学生の場合、何かとお金がかかるので、外食することは比較的少ないと思うのですが、丸亀製麺なら1,000円以内の料理が多いので月に数回通っても大丈夫です。
※店舗により、販売メニューや価格が異なる場合があります
※並盛(なみもり)とは、標準的な量を表す言葉です
■丸亀製麺の魅力
① 日本全国に店舗があり、どの店舗でも同じ味のうどんが食べられる


丸亀製麺は、日本全国に800店舗以上展開しており、47都道府県全てに出店しています。そのため、旅行中の食事に困っても、その地域の丸亀製麺の場所を調べていれば安心です。なぜなら、丸亀製麺はどの店舗でも同じ注文スタイル、同じ味なので、一度慣れてしまえば注文の仕方や味選びで迷うことがないからです。
また、外国人観光客や日本語に慣れていない留学生にとって、日本語のメニュー表は最大の難関だと思うのですが、丸亀製麵のメニュー表なら安心です。なぜなら、丸亀製麺のメニュー表には全ての料理に写真が付いているからです。そのため、料理の名前がわからなくても指を指して「これをお願いします」と言えば注文することができます。画期的なメニュー表ですよね!この写真付きのメニュー表は丸亀製麺以外のお店でも最近はよく見かけますが、ハンガリーの飲食店では写真入りのメニュー表を見かけることがありません。
その他、丸亀製麺では自分の好みに合わせて「並・大・得」と料理のサイズを選べるところも魅力的です。(※子供専用のサイズもあります)ハンガリーでは基本、食事の量を注文の時点で選ぶことはできません。しかし、スタッフにお願いすれば子供用のメニューや子供用に料理の量を調節してもらうことは可能な場合があります。このように、日本語が苦手な外国人観光客や留学生に対して、ちょっとした気遣いが感じられるところも私が丸亀製麺をオススメしたい理由の一つです。
② オープンキッチン+自分で選んでトッピングできるため安心安全


丸亀製麺では、毎日プロの麺職人たちがお店の中で小麦粉からうどんを作っています。そのため、ガラス越しに麺職人たちが、うどんの生地をこねたり、伸ばしたり、切ったりする様子を間近で見ることができます。さらに、注文した麺が出来上がったら、自分でトッピングしたい天ぷらや薬味を自由に選ぶことができます。そのためコンビニのお弁当やスーパーの総菜よりも安心して食べることができます。注文の仕方に慣れれば、自分好みのトッピングでうどんをアレンジすることができるので、自分特性のオリジナルうどんが作れるところも丸亀製麺の楽しいところです。
丸亀製麺キッチン内の映像
③ 店内で日本家屋らしさを感じることができる
丸亀製麺の店内は、木材を基調とした温かみのある内装や、和風BGMが流れていて、とても居心地の良いカジュアルな空間が演出されています。また、お店によっては、畳のスペースもあるため、日本家屋の持つ温かさを感じながら食事を楽しむことができます。そのため、丸亀製麵で食事をしていると、誰でも日本文化の中に溶け込んでいるような気持ちを味わうことができます。
■ハンガリーのショートパスタ「nokdeli」とうどんの共通点
ハンガリーでは、お米よりもパスタやジャガイモを食べることの方が多く、ハンガリーを代表するパスタの中にはnokdeli (ノクデリ) という粉から作る特別な手打ちパスタがあります。この料理は私の母や祖母がよく作ってくれていたため、私にとっては実家の味といえばnokdeli (ノクデリ)を思い出します。このnokdeli (ノクデリ)、じつは少し丸亀製麺のうどんと味が少し似ています。そのため、私は丸亀製麵のうどんを食べるだけで故郷を思い出し心の中が温かくなります。
■まとめ


今回は、私が丸亀製麺をオススメしたい理由や丸亀製麺の魅力をお伝えすると共に、ハンガリーと日本の食文化の共通点なども紹介しましたが、いかがだったでしょうか?留学生にとって、日本での生活は不安なことが多く、戸惑い心細くなることがあります。しかし、丸亀製麵へ行けば温かみのある空間で懐かしい味と出会えるため、もし日本で心細い日々を送っている留学生がいるなら、ぜひ丸亀製麵へ行ってもらいたいです。お腹が満たされれば心も満たされる!きっと、丸亀製麺があなたの心の支えになってくれますよ!最後までお読みいただき、ありがとうございました。