インタビュー
2022.03.02

中国出身の私が日本で興味を持ったもの:ライトノベル、食文化

■私が日本で興味を持ったもの『ライトノベル』

 中国の最南部の省(広東省の下)、海南省の大部分を占めている海南島(かいなんとう)出身のレンシンゾンです。インタビューを受けるのは2回目ですね。よろしくお願いします。

 ライトノベルとは?と質問されると、言葉で説明するのは凄く難しいのですが、「ライトノベル」という一種のブランド名というか・・・明確なジャンル分けが難しい、多彩な要素を詰め込んだ作品といった感じですかね。もちろん、明確な定義がなく、人によってライトノベルの捉え方は違うと思いますが、私はそう思います。萌え要素が強い作品もあれば、SFやファンタジー要素が強い作品もありますし、萌え系、SF、ファンタジー全て入っている作品もあります。レーベルによって作品の描き方、得意分野が違うので自分のお気に入りレーベルを見つけると一気にはまってしまうと思いますよ。

■私のオススメ作品

原作:逢沢大介さんの『陰の実力者になりたくて!』

原作:理不尽な孫の手さんの『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』

 どんなストーリーなのか、この作品は2つとも予備知識を入れずに読んだ方が面白いと思うので、是非興味がある方は本屋で探してみてください。アニメ版もありますよ!(陰の~は2022年公開予定)

 


 例えば、ファンタジー小説やSF小説の場合で考えるとわかりやすいと思うのですが、ジャンルが明確に分かれた異世界系の作品に登場する種族(例えばエルフとか)の設定は決まったことが多く、読者の期待をいい意味で裏切るような設定は少ないと思うのですが、これがライトノベル作品になると、種族の設定も、世界観も新しく斬新な設定に生まれ変わります。そこが面白い!

もっとわかりやすく説明すると・・・そうですね。チャーハンの作り方はある程度決まっていますよね。卵とご飯を一緒に炒めて塩こしょうで味を調える。隠し味を加えたとしても、食べる人の想像を超えるような驚きを与えるのは難しいと思いませんか?これが、ライトノベル作品だと固定概念にとらわれることない設定が多いので、「まず卵とご飯を一緒に炒めて」という手順がない感じです。このような作品の設定は他の国では見かけることが少なく、ライトノベル作品は日本にしか存在しないのでは??という説もあります。作者も読者も、いい意味で物事の定義を強く固定せず、柔軟に対応できる思考が根付いている日本だから生まれたジャンルかもしれませんね。

■日本で興味を持ったもの『日本の食文化』



 日本へ留学してから、ずっと自炊をしているのですが、日本の食文化は面白いですよね。食文化というか・・・和食を作る際に使う食材や調味料が面白い! たとえば、『鰹節』。これを使えば、スープのダシを取ることもできますが、目玉焼きにかけると味変が楽しめます。ちょっと上品な目玉焼きになりますよね。その他にも、食材が世界一新鮮な日本で、日本の方がよく食べるTKG!!『卵かけご飯』。私はこれをアルバイト先の人に教えてもらったのですが、「火を通さずに生卵を食べる!?」「この人は正気か!?」「信じられない・・・」「自分は騙されている・・・危ない」と、身の危険を感じました(笑)でも、生卵をそのまま食べられる国で育った日本の方からすると、生卵食べるだけのことで驚き疑う私の方が変ですよね。なんでそんなに警戒するのか・・・。

 今では、お気に入りの卵かけご飯ですが、当時はそのくらい警戒していたので、初めて卵かけご飯を食べた時のことは今でもはっきりと覚えています。冗談抜きで食中毒やお腹を壊す覚悟もしましたし、決死の覚悟でしたね。食べ終わった後、母にその話をしたら私と同じように驚いていましたよ(笑)他の国ではけして体験することができない食べ方もできる和食は知れば知るほど興味がわくものばかり!地方へ旅行にでかけると、その土地ならではの新鮮な食材をそのまま美味しく食べることも出来るので、これからも躊躇することなく色んな食べ物にチャレンジしたいと思います!

レン シンゾン

国・地域
中国
居住地
東京都
得意カテゴリ

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