■自己紹介
皆さん、こんにちは!私は台湾出身のチン シュウキンです。私は結婚を機に日本で生活をするようになったのですが、気が付けば今年で7年目になりました。月日の経つのは早いですね。さて、前回は岡山県のオススメスポット「吉備津神社」について紹介しましたが、今回は1人でも家族や友達とでも楽しめる鳥取県のオススメスポット「水木しげるロード」をご紹介したいと思います。
■水木しげるロードを知っていますか?
今回ご紹介する「水木しげるロード」は、鳥取県 境港市にあるのですが、その前に、皆さんは水木しげるさんをご存じでしょうか?水木しげるさんは台湾でも知名度のある日本のアニメ作品「咯咯咯的鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎)」の作者です。作品を見たことがない人でも、「鬼太郎」や「眼球老爹(目玉おやじ)」は有名なので、知っているのではないでしょうか?そんな、ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるさんの出身地は別の場所ですが、幼い頃は鳥取県境港市で育ちました。そのため、水木しげるさんが生まれ育った地元の活性化をするために、境港駅近(別名:鬼太郎駅)から「水木しげる記念館」まで続く約800mの道に作品に登場する妖怪のブロンズ像(177匹)や絵が設置されました。
私はこの場所へ2回訪れたことがあるのですが、1度目は子供が生まれる前に夫と2人、2度目は息子を連れて3人で訪れました。そこで今回は、大人2人で訪れた時と、幼い子供をつれて家族旅行で訪れた時の違いなどもご紹介したいと思います。
■水木しげるロードの魅力
・町の中に可愛い妖怪がいっぱい
・ゲゲゲの鬼太郎とコラボしているお店が沢山ある
・アクセスしやすい
水木しげるロード1番の魅力は、駅や町の中に可愛い妖怪たちが沢山いることです。さらに、私はこの場所まで車で行ったため知らなかったのですが、2010年に「米子鬼太郎空港」の愛称がついた米子空港から水木しげるロードの最寄り駅「境港駅」間を走るJR境線(全16駅)の駅名には妖怪の愛称名がつけられ、その区間を走る全6種類の電車にはゲゲゲの鬼太郎に登場するキャラクターが描かれています。そのため、この場所へ訪れた人は米子鬼太郎空港から境港駅までの移動時間もゲゲゲの鬼太郎の世界観を満喫することができます。
この他、街灯の電球が目玉おやじやゲゲゲの鬼太郎に登場するキャラクターになっていたり、妖怪とコラボレーションしたお店があったり、作品に登場する妖怪のブロンズ像(177匹)、不思議な妖気が漂う「妖怪神社」、9匹の妖怪がくつろいでいる「河童の泉」、妖怪と遊べる「ゲゲゲの妖怪楽園」などで沢山の妖怪たちと出会うことができます。(※妖怪たちの中には台湾でも有名な妖怪もいます!!)さらに、運が良ければ、日替わりで水木しげるロードを彷徨っている「鬼太郎」や「ねずみ男」、「ねこ娘」や「砂かけ婆」たちと一緒に写真を撮ることも出来るので、ぜひ、町の中を探してみてください。ちなみに、最寄り駅の「境港駅」から「水木しげるロードまでは徒歩数秒くらいの距離なので道に迷う癖がある人でも迷わずにたどり着くことができます。
■水木しげるロードで1番のオススメスポット「ゲゲゲの妖怪楽園」
水木しげるロードで私が1番オススメしたい場所は 「ゲゲゲの妖怪楽園」です。なぜなら、この場所にはキャラクターの形をした遊具や、鬼太郎の家、キャラクターがデザインされた飲み物やお菓子など、ゲゲゲの鬼太郎に関するありとあらゆるものが揃っているからです。さらに、昔懐かしい射的が体験できる「妖怪縁日」もあるので、大人も童心に返って遊ぶことができます。ちなみに、大人の方には「水木しげる記念館」もオススメですが、小さな子供にとっては、暗闇の中でライトアップされた妖怪が怖く泣き出してしまうこともあるため、家族で楽しむのであれば「ゲゲゲの妖怪楽園」が1番オススメです。
★妖怪楽園オススメのドリンク:妖怪クリームソーダ
※妖怪クリームソーダには1枚好きな妖怪キャラクターのクッキーを載せることができます
★妖怪楽園オススメのゲーム:「500圓妖怪くじ」
※「500圓妖怪くじ」は必ず何か当たります。特賞は非売品の「巨大目玉おやじクッション」又は「巨大ぬりかべクッション」なのですが、残念ながら私たちは5等の「目玉おやじ風船」でした。しかし、息子が「目玉おやじ風船」をとても気に入ってくれたのでよかったです。
■カニ全体の漁獲量が日本一!?境港市へ行ったら海鮮市場がオススメ!
今回ご紹介した、水木しげるロードのある境港市は、人口約3.2万人の小さな町です。しかし、昔から様々な種類の魚が水揚げされている場所なので水木しげるロード周辺にも沢山の海鮮市場があります。(※水木しげるロードと並行するような形で、近くに「おさかなロード」と呼ばれている場所があります!)そこで、ココからは境港市のグルメスポットをご紹介したいと思います。
■境港市のグルメスポット「HATONOVA 三光丸 境港」
ここは、旬の新鮮な魚介を仕入れている海鮮直売所の他に、境港の魚市場仲買人が直営するご飯屋さん「境港地魚食堂 魚倉」、完全生マグロと地産境港の新鮮なネタが食べられる回転寿司屋「漁港回転寿司 鮨かば」もあります。さらに、海鮮直売所で購入した海鮮類を焼いて食べられる「浜焼ひろば」も設置されているため、生魚が食べられない人も浜焼を楽しみながら食事することができます。
私たちは、境港地魚食堂 魚倉で、“ごはんと漬け鮮魚お替り自由”+“〆にお茶漬けも楽しめる”「漬け鮮魚かけ放題丼(1,400円)」を注文したのですが、この値段で漬け鮮魚をお腹いっぱい食べられるので大満足でした。(〆でお茶漬けも楽しめるなんて最高ですよね!) ちなみに、+500円を払えばお味噌汁を大きなカニの入ったお味噌汁に変更することもできます。境港市はカニ全体の漁獲量が日本一の場所なので、蟹の旨味たっぷりの味噌汁は最高ですよ!値段は数年前のものなので、現在は変わっているかもしれないのですが、皆さんも是非、境港市のグルメスポット「HATONOVA 三光丸 境港」へ行ってみてください!
※注意点:境港市のグルメスポット「HATONOVA 三光丸 境港」の定休日は火曜日なので、平日に行かれる方は注意しましょう!
■水木しげるロードへ行く時の注意点
・夏の日差し、冬は積雪に注意
・境港へクルーズ客船が入る日は観光客が多い
・水木しげるロードの点灯時間は日没から午後10時まで
夏、水木しげるロード周辺は日差しが強く、日陰も少ないため、地面との距離が近い小さな子供と一緒の場合は大人以上の注意が必要です。こまめな水分補給や、涼しい場所で休憩をしながら、時間に余裕をもって観光を楽しみましょう。また、日本海側に位置する境港市は、冬になると曇りや雪、雨の日が多いという特徴があります。雪に慣れていない台湾人にとって境港市の冬は想像を絶する寒さなので、しっかり防寒対策をするようにしましょう。さらに、境港市の境夢みなとターミナルには巨大クルーズ客船が定着することがあります。クルーズ船が定着すると市内に多くの観光客が訪れ、どのお店でも待ち時間が発生してしまうので、観光で訪れる際は境夢みなとターミナルのクルーズ客船寄港予定を確認してから旅行計画をたてましょう。
最後に、水木しげるロードでは毎日、日没から午後10時までの間、妖怪の絵が描かれた街灯が点灯し、数分おきにライトアップと音による演出が行われます。小さな子供にとっては少し怖いかもしれないのですが、大人同士の場合は面白いと思うので、ぜひ日没後の水木しげるロードも楽しんでみてください。
■まとめ
今回ご紹介した鳥取県境港市にある「水木しげるロード」はいかがだったでしょうか?正直、鳥取県内は大都市と比べて移動手段が少なく、人気観光スポットも離れていたり、交通手段の時間も限られていたりするため不便だと感じることがあると思います。しかし、水木しげるロードは米子空港からのアクセスも良く、最寄り駅の境港駅からは徒歩数十秒なので、迷う心配がありません。さらに、老若男女から愛されるゲゲゲの鬼太郎の可愛いキャラクターたちと沢山出会える場所なので、是非皆さんも訪れて見てください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!