エンタメ
2024.04.04

中国出身の私がオススメする日本のイベント:北海道 さっぽろレインボープライド

 嗨!(ハイ:こんにちは)旅行やアウトドア、アニメ、ドラマ鑑賞、筋トレが好きな中国江西省出身の留学生、カクセンです。私は今年の3月まで北海道大学経済学院の修士2年生でしたが、日本企業から内定を頂いたので、4月から社会人として新たな人生を歩み始めることになりました!この2年間、言語も文化も異なる環境で多くの喜びと共に苦労も経験してきましたが、ふりかえってみると本当に充実した2年間だったと改めて思います。そこで今回は、学生最後の記事として、北海道札幌市でボランティアとして参加した「さっぽろレインボープライド」についてご紹介したいと思います。

■さっぽろレインボープライドってなに?





さっぽろレインボープライド

 「さっぽろレインボープライド」とは、LGBTQ+(性的少数者/性的マイノリティ)を通して、“多様な性のあり方”を①「知らせる」②「つなげる」③「社会を変える」を目標に活動している団体が、互いの「違い」を受け入れ、尊重し“自分らしく”生きることを認めあえる社会に変えていこうという願いを込めて毎年9月中旬頃に札幌市内で2日間にわたって開催しているイベントです。

 会場ではブースエリアやキッチンカーエリア、ステージエリアなどが用意され、イベント最終日には1時間かけて札幌市内を歩くパレードが開催されるのですが、私は昨年、「さっぽろレインボープライド」に参加者としてではなく、イベントをサポートするボランティアとして参加したので、次はその時のことをご紹介したいと思います。

■さっぽろレインボープライドにボランティアスタッフとして参加しようと思った理由




 私が、「さっぽろレインボープライド」に参加者としてではなく、イベントをサポートするボランティアスタッフとして参加した理由は「イベントに参加できて楽しかった」だけではなく、LGBTQ+について少しでも深く学びたいという気持ちがあったからです。イベント前に開かれたボランティア交流会には、今回様々な想いでボランティアスタッフとして参加することを決めた人が沢山参加していました。たとえば、LGBTQ+の一員として参加した人や、私と同じようにLGBTQ+について学びたいと思った人、タイでヒットしたドラマ「Until We Meet Again」や「TharnType The Series」などの影響でLGBTQ+の人達をサポートしたいと思い参加を決めた人など。参加する理由は人それぞれですが、同じ目的を達成するために集まって語り合っている姿を見た瞬間、私はこの出会いこそが運命であり、参加して良かったと心の底から思いました。

■さっぽろレインボープライドの見所は「さっぽろレインボープライド・パレード」!!




 「さっぽろレインボープライド」の最終日、イベントの参加者たちは

①自分たちの思いやメッセージを発信しながら行進するグループ
②楽しい音楽と共にパフォーマンスを披露しながら行進するグループ
③全国のプライドイベント団体がカラフルな旗を持って行進するグループ
④企業団体グループなど
⑤楽しい音楽と共にパフォーマンスを披露しながら行進するグループ

 と、5つのグループに分かれて札幌市内をパレードします。(※このパレードには1人でも参加することが可能です)最初は緊張してしまうと思うのですが、この空間に集まった人たちは、差別や偏見で凝り固まった社会を変えていこうと強い意志を持って集まった人たちなので、攻撃されたり、自身を否定されたりすることはありません。私と同じように、LGBTQ+について学びたいという気持ちで参加するのもOKです!まずは、知ることからはじめてみませんか?この時期に北海道札幌市へ行かれる方も是非参加してみてください!

■ボランティアスタッフとして参加した感想




 「さっぽろレインボープライド」に参加するボランティアスタッフの仕事は“ジェンダー平等”です。そのため、荷物の運び出しや、テントの設営は重労働だから“男性”、受付は柔らかい雰囲気が必要だから“女性”といった、この世に溢れている固定観念は存在しません。私はこれまで他の場所でボランティアスタッフとして働いた経験があったのですが、さっぽろレインボープライドに参加してみて、改めてこういったジェンダー平等について考えることの大切さに気づくことができました。

 ちなみに、今回私は受付と交通誘導の仕事を担当したのですが、この仕事では多くのイベント参加者と触れ合うことができました。子供の教育のために訪れた家族、幸せそうに手をつなぐ同性カップル、イベントの雰囲気に魅力を感じて参加した人。私は様々な考えでこの場所へ訪れ、同じ空間を楽しむ人たちと触れ合い、本来“多様性”を受け入れる社会とは、固定観念の枠に当てはめるのではなく、枠など気にせず、多種多様な人同士が互い尊重し合い、自由に共存できる社会のことだと強く学びました。

■まとめ

 私は今回、「さっぽろレインボープライド」の主催者にインタビューする機会を得たのですが、そこではじめて「さっぽろレインボープライド」を主宰しているスタッフの多くが本業とは別にこのイベントをサポートしているということを知り感銘を受けました。中には、仕事を辞めてLGBTQ+コミュニティーのためや、多種多様な人たちが差別や偏見に直面することなく社会的、政治的、経済的な権利や機会を平等に得られる社会を実現するために活動している人もいるそうです。私は彼らの強い気持ちと熱い情熱を知り、これからも共に力を合わせて世の中を変えていこうと思いました。どうですか?皆さんも「さっぽろレインボープライド」に参加してみませんか?今年は9月14日(土曜日)~9月15日(日曜日)の2日間開催され、パレードは最終日の9月15日に開催されることが決定しています。詳しい詳細は「さっぽろレインボープライド」のホームページや各SNSから得ることができるので、ぜひフォローしてみてください!私の記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

「さっぽろレインボープライド 2024」の詳細を知りたい方はコチラをご覧ください。

カク セン

国・地域
中国
居住地
北海道
得意カテゴリ
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