皆さん、こんにちは。トルコ出身の大学院生エリフです。前回は、インタビュー記事の中で日本の医療制度について紹介しましたが、今回はビールをこよなく愛する私のオススメスポット、「サッポロビール博物館」をご紹介したいと思います。サッポロビールは、1876年に北海道札幌市で創業され、日本で最初の商業ビールの製造を行った会社です。つまり現存する日本最古のビール会社ということです。そんなサッポロビールでは、1日に限定4回、定員20名のプレミアムツアーが開催されるのですが、今回運良く参加することができたので、そのことについてもご紹介したいと思います。
■サッポロビール博物館の魅力
①日本で唯一のビールに関する博物館
②試飲コーナーでリーズナブルに珍しいビールを飲める
③日本人による日本初の国産ビール誕生について学べる
サッポロビール博物館の魅力は、日本初の国産ビール誕生から現在までの歴史を学べることです。たとえば、ビールの主原料は大麦とホップですが、品質や価格面の観点から一部の企業では輸入麦芽を原料としています。しかし、サッポロビールでは開拓使麦酒醸造所の創業時からホップの育種や様々な創造研究を行っており、現在も国産でビールを作ることに拘っているため、契約農家の方と共につくっていく協働契約栽培を実践しているということを学ぶことができました。この他にも、過去の広告キャンペーンで使用されたノスタルジックなポスターを見たり、ギフトショップではサッポロビールオリジナルのグッズを購入したりすることができます。私は、この場所でとても可愛い携帯ストラップをみつけ、自分と家族の分を購入しました。
■サッポロビール博物館プレミアムツアーの魅力
・英語と韓国語の音声ガイドを利用できる（レンタル料は別途500円）
・詳しくビールの歴史について学べる
・ツアーの最後に「サッポロビール生ビール黒ラベル」「復刻札幌製麦酒」各1杯飲める
※飲めない方はノンアルコールビール又はソフトドリンク2杯飲める
プレミアムツアーの魅力は、ガイドの方から直接サッポロビールの歴史について学べることと、ツアーの最後にプレミアムツアー専用の席で「札幌製麦酒」のレシピをそのままに再現した「復刻札幌製麦酒」と「黒ラベル」の飲み比べができることです。さらに、伸び比べを行う際、ツアーガイドさんから缶ビールをグラスに注ぐ時に完璧な泡の作り方についても学ぶことができます。この時、プレミアムツアー参加者の中から1人、缶で直接飲むビールとグラスに注いで完璧な泡をつくったビールの飲み比べをすることができるのですが、幸運の1人に選ばれた人はデモンストレーション用のビールも飲むことができます。（2杯も多く飲めるなんて、うらやましい！！）この他にも参加者全員に野菜のアスパラガスにそっくりなクラッカーがおつまみとしてプレゼントされます。プレミアムツアーは参加費1,000円とウェブサイトからの事前予約が必要ですが、ビールが好きな人にとっては夢のような時間なのでオススメです。
※プレミアムツアーは参加希望日の4週間前（午前8時）から、見学日の3日前まで予約受付をおこなうことができます。プレミアムツアーについて詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
■サッポロビール博物館までのアクセス
・徒歩：札幌駅から徒歩25分
・電車：JR函館本線「苗穂駅」下車、北口より徒歩8分
・地下鉄：地下鉄東豊線「東区役所前」駅より徒歩約10分
・バス：札幌駅南口「札幌駅前」より中央バス循環88
・タクシー：5分
※サッポロビール博物館へのアクセスを詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
■注意点
※プレミアムツアー中のガイドは全て日本語（英語・韓国語の音声ガイドあり）
※プレミアムツアー当日の人数や時間変更は不可
※当日の支払いは現金のみ
※飲酒後の運転不可
※過度な飲酒が発覚した場合、途中退館させられる可能性あり
※サッポロビール博物館周辺では、他にも見学ツアーが開催されているため、予約サイトや集合場所を間違わないようにする必要あり
■まとめ
今回はビールをこよなく愛する私のオススメスポット、サッポロビール博物館やプレミアムツアーの魅力についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか？この他、日本の人気アニメ「ゴールデンカムイ」コミックス26巻に札幌のビール工場が登場することから、サッポロビール博物館の受付にはゴールデンカムイの作家、野田サトル先生が書いたサインや主人公アシリパと実在した最強の柔道家、牛山辰馬（うしやま たつうま）さんが描かれた絵が飾られています。（アニメファンなら聖地巡礼も行うことができます）ビールが好きな人、日本の近代史に興味がある人、アニメ「ゴールデンカムイ」に興味がある人はぜひ、サッポロビール博物館を訪ねましょう！