簡単なプロフィール
■名前：チェ ジョンヨン
■国籍：韓国
■日本での生活：2017年から
■現在：北京語言大学 中国語学部 国際経済貿易副専攻
■将来の夢：語学力を活かして起業したい
■自己紹介をお願いします
こんにちは。韓国出身の留学生チェ ジョンヨンです。私は、中学から高校卒業までフィリピンのインターナショナルスクールへ通っていたのですが、日本への留学経験がある両親の影響で、幼い頃から何度も日本へ旅行で訪れたり、独学で日本語を勉強したりしているうちに日本に対して強く興味を持つようになり、今から7年前の2017年に日本へ留学をしました。現在は北京語言大学 中国語学部 国際経済貿易副専攻の4年生なので就職活動をしています。将来は私の得意な語学力を活かしてコンサルとして起業したいです。
■あなたが日本で興味を持っていることについて教えて下さい
私が日本で興味を持っていることは2つあります。まず1つ目は“多様性を尊重する社会”です。たとえば世界中の若者達にとってトレンドに乗り遅れることは死活問題だと思うのですが、韓国の若者は有名人達の変化に敏感なだけではなく、彼等の髪型や服装を真似たいと思う人が多いため、“真似をする人が多かった結果、若者のトレンドになる”という現象がおきます。しかし、日本の若者はトレンドを取り入れる人もいれば、トレンドに流されず、自分の好きな髪型やメイクをしている人が多いと思います。さらに、トレンドとは違った格好をしていても後ろ指を指されたりすることが少ないため、日本の“多様性を尊重する社会”に対して興味を持ちました。
2つ目は“日本国内の安全性や日本人の優しさ”です。たとえば、酔っ払って道端で寝た場合、日本以外の国なら暴行されたり、身につけている服や貴重品を全て取られたりすると思うのですが、日本では寝ていても安全なことが多いと思います。さらに、酔っ払っている人に対して「大丈夫ですか？警察呼びますか？」と声をかけたり、水を買ってきてあげたりする人もいるので、その光景を見た時は本当に驚きました。この他にも、電車内で酔っ払った人の貴重品が床に散らばっていても日本人は盗むのではなく、所有者のカバンへ貴重品を戻してあげるという動画を見たことがあるのですが、今まで見たことのない光景だったので、驚くと同時に、これは外国人として学ぶべきことだと思い“日本国内の安全性や日本人の優しさ”に対して興味を持ちました。
■次に、日本で生活をしていて実感したことがあれば教えてください
私が日本で生活をしていて実感したことは“働いて得るお金の大切さ”です。日本では学生の頃からアルバイトをする人が多いと思うのですが、私がフィリピンへ留学をしていた頃は全て両親がお金をだしてくれていたので、働いて得るお金の大切さについて深く考えたことはありませんでした。しかし、日本で人生初のアルバイトを体験してからは、1時間1時間がお金に変わることや、少し働いただけでは不自由なく暮らすことができないことを知り、改めて親の偉大さに気付くことができました。
この他にも、日本のサラリーマンを見ていて、仕事に責任を持って働くことの大切さや、大人としてマナーをきちんと学ぶことの大切さについても少しずつ実感しています。私はこれから日本で長く生活をしたいと考えているので、ただ実感するだけではなく、しっかり1つ1つ丁寧に身につけていきたいと思います。
■最後に、これから日本へ留学してくる学生さん達にメッセージをお願いします
どこの国でもその国のルールやマナーがあるように、日本には日本のルールやマナーがあります。これを、「日本人じゃないから守る必要はない」「自分は関係ない」と思わないようにしてください。たとえばコロナの時に「母国ではマスクをつける文化がないからマスクをつけない」という外国人をニュースで見たことがあるのですが、日本で生活をしたいなら日本のルールやマナーを学んで実行することが凄く大切です。なぜなら、海外へ行ったら誰もが外国人の代表になるからです。あなたがルールやマナーを守らなければ、あなた以外の外国人も全員ルールやマナーを守らない人だと思われてしまいます。だから、日本へ留学したいと思うなら必ず日本のルールやマナーをしっかり覚えて守るようにしてくださいね。