エンタメ
2023.08.07

韓国出身の私がオススメする日本のエンタメ:映画の試写会や舞台挨拶

 こんにちは!2022年の12月に韓国から来日した留学生の申根迎(シン・グンヨン)です。私は母国の大学を卒業してから日本へ留学するまでの8年間、韓国のマーケティング会社で働いていました。あの頃は毎日仕事に追われ、家と会社を往復するだけの日々に「私の人生このままでいいのかな?」と強く不安を感じていました。しかし、そんな時に新型コロナウイルス感染症拡大が重なり、自分の時間ができたので、学生の頃に興味を持っていた日本のドラマや映画を見ていたところ、少しずつ字幕がない状態でも日本語が聞き取れるようになったことがきっかけで自分に対して自信を取り戻すことができました。そして、私はこの自信をもっと育てたい!日本語を本格的に勉強したいと強く思うようになったので、日本への留学を決めました。将来は日本の広告会社に就職すると決めているので、これからも日本で様々なことに挑戦していきます。

■日本で映画の試写会や舞台挨拶へ行ったことがありますか?




 自分が好きなことや興味を持っていることに触れていると、「もっと知りたい!」「実際に自分の目で見てみたい!」と強く思うようになりますよね。私の場合、その感覚を教えてくれたのは日本のドラマや映画でした。この俳優さんと実際に会って見てみたい!近くで話を聞いてみたい!そう思った私は、韓国でも参加していた試写会や舞台挨拶がないかと調べるようになり、参加するようになりました。しかし、実際は留学先でイベントに参加してみたい!と思っていても、検索方法やその国のイベントに関するルールがわからなくて、諦めてしまう事の方が多いですよね?そこで今回は、私にもう1度自信を持つきっかけをくれた日本のエンタメ作品の中から、映画のイベントに関する情報を皆さんにシェアしたいと思います。最後までよろしくお願いします!

■試写会や舞台挨拶の情報を知りたい場合はアカウントをチェック!

 試写会や舞台挨拶に関する情報をいち早く知りたい場合は、作品のホームページ、または、SNSの作品アカウントをチェックしてください!もし、自分の好きな俳優がいる場合は俳優のファンクラブでも情報を知ることができます。その他、下に記載しているサイトを利用すれば舞台挨拶の応募が可能なので、気になった方は是非チェックしてみてください!
・チケットぴあ
・ローチケ
・イープラス
・TOHO CINEMAS
・109CINEMAS

■韓国と日本の舞台挨拶はココが違う!

①チケット入手方法



・舞台挨拶:韓国→先着順
・舞台挨拶:日本→抽選(座席はランダム当選)

 新作の映画を誰よりも早く公開日前に見たい場合、「試写会」というイベントに参加すれば誰でも先に新作の映画を見ることができます。しかし、試写会の場合は応募をして当選しなければイベントに参加することができません。このシステムは韓国も日本と同じです。しかし、映画の公開初日や満員御礼の際に行われる「舞台挨拶」というイベントに参加する場合は、韓国と日本で少し違います。

 韓国で舞台挨拶を見たい時は、先着順なので早くチケットを取れれば見ることができます。更に、座席も自分で選んでからチケットを購入するので、チケットが取れた後に文句を言う人はいません。このシステムは、せっかちな韓国人にとって1番ベストなチケット販売方法です。しかし、日本で舞台挨拶を見たい時は(人気の作品や人気俳優出演の場合)、抽選+座席もランダム当選なので、応募から当落発表まで長い間待たなければいけません。さらに、当選するまで座席もわからないので、参加できるだけで嬉しい人にとっては問題ないのですが、舞台挨拶は普段よりもチケット代が高くなるため、見やすい座席や前列を希望していた人達は当選後に不満を感じる場合があります。

②舞台挨拶中の応援



・韓国→写真や動画撮影、応援グッズの持ち込み全てOK
・日本→韓国で許可されていること全てNG

 これは、その国の国民性や愛情表現の違いかもしれないのですが、試写会や舞台挨拶には、作品のファンだけではなく、出演している俳優のファンも多く訪れます。そのため韓国では作品の宣伝も兼ねて、試写会や舞台挨拶中に参加している監督や俳優の写真撮影、動画撮影、応援ボードや応援グッズの持ち込み、プレゼントの差し入れは許可されています。しかし、日本の場合は全て禁止されています。最近は日本でも10秒から20秒程スマートフォンでの写真撮影のみ許可されることがあるのですが、普段は絶対に撮影をしたり、俳優に触れたり、応援グッズの持ち込みをする行為は全て禁止されています。さらに、イベント中、韓国では俳優達に対して直接声をかけたりするのですが、日本では俳優たちの話に耳を傾け、静かに話を聞いています。私は自分がイベントに参加するまで、この大きな違いを知らなかったので、日本で初めてイベントに参加した時はとても驚き、面白い!と思いました。しかし、人間という生き物は適応能力を持っているので、何度も日本での試写会や舞台挨拶に参加していると、私も日本の方が(写真撮影や動画撮影が禁止されていても)平和だし、たまに許可される10秒から20秒の写真撮影タイムがありがたく感じられるので好きだなと思うようになりました。
※日本で試写会や舞台挨拶へ行かれる方は日本でのマナーをしっかり理解してから参加しましょう!!

■まとめ

 今回は、日本でおこなわれる映画の試写会や舞台挨拶についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?留学中、自分からその国のマナーを覚え、新しいことへチャレンジすれば、日本語の練習にもなるし、見る作品の内容によっては映像を通して日本文化を学ぶことも出来るので一石二鳥だと思います。皆さんも気になった俳優や作品があれば是非、試写会や舞台に応募してみてください!

シン グンヨン

国・地域
韓国
居住地
東京都
得意カテゴリ
エンタメ

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