ロシア国内だけではなく、世界中のバレエファンが愛するペルミ・オペラ・バレエ劇場（Perm Opera and Ballet）やロシアの工業都市として有名な街、ペルミ出身のプーチン ニキタです。前回は日本でみつけた「面白いこと」や「不思議なこと」についてインタビューを受けたのですが、今回は覚えた日本語を使って、私が日本で見つけた自分の趣味について記事を書いてみようと思います。
■私が日本で見つけた趣味「ミニカー」集め
前回もインタビューでお話した通り、私は幼い頃にロシアで見た日本のアニメ「頭文字D（イニシャルD）」や「湾岸ミッドナイト」の影響で日本に対して興味を持つようになったのですが、独学で日本語を学ぶだけではなく、将来は日本で車の整備士になりたいと思い、留学生として日本へ来ました。そのため、街中で日本のカッコいい高級車を見かける度に「自分も素敵な高級車に乗ってみたい」「日本で車の免許を取りたい」という衝動に駆られるのですが、今は日本語を覚えることに時間を使いたいと考えているので、いつも我慢していました。
そんなある日、私は友達と訪れたサービスエリアで、タカラトミーから発売されていたホンダのシティ ターボIIという車のミニカーを発見し、興奮しました。なぜなら、シティ ターボIIは元々私が好きな車のモデルだったのですが、手に取ってみると、細部のディティールまでリアルに再現されていたので、おもちゃというよりも本物の車をそのまま手のひらサイズまで小さくしたような完成度の高さだったからです。その後、私は迷うことなくシティ ターボIIのミニカーを購入したのですが、これなら自分が憧れていた車を集められると気付いたので、私は自分の好きな車のミニカーを探して買い集めることにしました。これが、私がミニカーを集めるようになった理由です。
■オススメのメーカーはトミーテックミニカー
ミニカーを作っているメーカーは沢山あるのですが、私はその中でもトミーテックが1番好きです。理由は、旧車を中心とする「トミカリミテッドヴィンテージ」シリーズや、トミカが誕生した1970年以降の有名な車を扱った「トミカリミテッドヴィンテージ NEO」など、コレクター達が購入した後も見て楽しめるようにクオリティ高く細部にまでこだわって作られているからです。ちなみに、現在私が所持しているトミーテックのコレクションは25台あるのですが、何時間眺めていても飽きることはありません。トミーテックのミニカーが気になった方は是非、探して見てください。少しでも車に興味がある方なら一瞬で虜になると思います。
■ミニカーを集める時に注意すること：スケール
スケール（縮尺）とは実際の車をどのくらい縮めて作ったミニカーなのか、割合を表したものです。一般的に定着しているミニカーのスケールは1/12、1/18、1/24、1/43、1/64などがあるのですが、分母の数が大きければ大きいほど実際の車よりも小さく作られたミニカーということになり、値段も300円～5万円と手頃な物が多くなります。しかし、分母の数が小さければ小さいほどドアや内部までこだわった物が多いため値段が高くなり1番高いものだと数10万円するものまであります。
ちなみに私もミニカーを集めようと思った時に、どのスケールで集めるか迷ったのですが、私は1/64スケールで集めることにしました。理由は、4つです。
①部屋にたくさん飾ることができる
②手頃な値段で販売されている物が多い
③1/64スケールは1/87スケールのものより人気があり、種類が豊富
④自分で初めて購入したミニカーが1/64スケールだった
1/64スケールの場合、1台が手のひらサイズなのに細部までこだわって再現されたものが多いため、たくさん集めたいコレクターにとっては1番ベストな大きさだと思います。もし、サイズが沢山あることを知らずに集め始めてしまった場合、コレクターにとってはスケールを合わせて集めることにも拘りたくなると思おうので、必ず購入する前に、どのスケールに合わせてミニカーを集めるか決めてから集めることをオススメします。
■ミニカーが買える場所
・トミカショップ
・ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販
・ラジコンやプラモデルなどを扱ったホビーショップ
・Amazonや楽天市場
私が普段、ミニカーを探す時はホビーショップが沢山ある秋葉原へ行くことが多いのですが、人気モデルのミニカーはすぐに完売してしまう事が多いため、店頭で見つけることが困難な場合はAmazonや楽天市場を利用することもあります。
■まとめ
ロシアで生活をしていた頃は、日本語が全くわからなくても日本の自動車が紹介されている雑誌をゲットしたら何度も何度も読み返し、いつか自分も日本で車の免許を取って、「頭文字D」や「湾岸ミッドナイト」のように日本の高速道路を走りたいと何度も夢見てきました。（※もちろん制限速度や道路交通法は守ります！）今は、少し夢に近づいて、（実際は車に乗ることができなくても）日本で生活をしながら沢山のミニカーを集めたり、休みの日はカッコいい車を探しながら散歩したり、日本語の勉強をしたりすることができています。このように１歩１歩壁を乗り越えていけば私は必ず自分の夢を実現させることができると信じているので、これからも大好きな車のため勉強を頑張ります。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。