インタビュー
2023.05.10

ロシア出身の私が日本でみつけた「面白いこと」や「不思議なこと」

簡単なプロフィール

■名前:プーチン ニキタ
■国籍:ロシア
■日本での生活:8カ月(2022年9月)
■現在:日本語学校で日本語を学んでいます
■好きな物:車(特に日産のスポーツカーが好き)
■趣味:ミニカーを集めること(現在10個集めました)
■将来の夢:日本で車の整備士として働きたい

■自己紹介をお願いします



 ロシア国内だけではなく、世界中のバレエファンが愛するペルミ・オペラ・バレエ劇場(Perm Opera and Ballet)やロシアの工業都市として有名な街、ペルミ出身のプーチン ニキタです。私は幼い頃にロシアで見た日本のアニメ「頭文字D(イニシャルD)」や「湾岸ミッドナイト」の影響で日本に対して興味を持つようになったのですが、独学で日本語を学ぶだけではなく、将来は日本で車の整備士になりたいと思い留学生として日本へ来日しました。ちなみに私が1番好きな日本の車は日産のスポーツカーです。私は普段、Instagramを使ってロシアにいる友達と情報をシェアしているのですが、私の友達は車の整備士や車に関する仕事をしている人が多いので、日本で見つけたカッコいい車の写真を載せると「凄い!!」と友達が喜んでくれます。

■ロシアで生活をしていたころは友達とどのようなことをして遊んでいましたか?



 ロシアで生活をしていた頃は自分の車を持っていたので、友達とドライブをして遊んでいました。私や私の友達は本当に車が大好きなので、カフェで話をしている時も、散歩しながら話している時も自然と車に関する話になります(笑)

■日本で生活をするようになってからできた趣味はありますか?



 私は体を動かしてアクティブに動きまわることも大好きですが、日本で生活をするようになってから玩具のミニカーを集めるようになりました。日本にはミニカーの玩具が沢山ありますよね。自分が気になっていた車や好きな車のミニカーを見つけるとコレクター魂が刺激され買い集めてしまいます。これからもっと集めたいです。

■日本で生活をしてみて同年代のロシア人と日本人は似ていると感じましたか?それとも違うと感じましたか?

 日本の若者はとても大人しく、日本社会にある暗黙のルールに従う癖がついていると感じました。例えば、道端で列を作る時に、日本人の若者は大人しく1列に並びますよね?ロシアの若者は1列に並ぶという暗黙のルールや感覚がないので、列を作らずに横に広がって並びます。この違いは面白いと感じました。

■あなたが日本で見つけた面白いことや不思議なことを教えて下さい



驚いたこと:印鑑文化

 ヨーロッパでは会社の情報やロゴの入った印鑑を使うことはありますが、個人の名前が彫られた印鑑を使うことがほとんどありません。かわりに、直筆でサインをすることはあります。私は日本で生活を始めてからディスカウントストアのドン・キホーテで自分の名前がカタカナで彫られた印鑑を作ったのですが、本当に様々な場所でこの印鑑を使用しなければならないため、驚きました。



驚いたこと:電車の多さ

 日本へ初めて訪れた時、電車の種類や路線が沢山あったので、驚きました。しかし、スマホを使えば迷うことなく乗り継ぎをすることができて何処へでも行けるので、とても便利だと思いました。ちなみに、日本で生活をする際、この電車の多さに戸惑う留学生は多いと思うのですが、今の時代、インターネットを使って検索すれば簡単に情報を得ることができるので私は日本での生活で戸惑うことがありませんでした。



面白いと思ったこと:食品サンプル

 私は、初めて日本の飲食店で食品サンプルを見た時に本物だと思い、指をさして注文をしたことがあります(笑)しかし、店員さんは「あれはサンプルだから食べることができません」というので、「え!?偽物!?どうやって作ったの!?」と、とても驚きました。ヨーロッパの飲食店では食品サンプルだけではなく、写真の載っているメニュー表も見かけることが少ないのですが、もし日本と同じように食品サンプルや写真があれば、旅行先の言語がわからなくても指をさして「これが食べたいです」と伝えるだけで料理を注文することができるので親切で便利だと思います。ヨーロッパにもこの文化が広まってほしいと思いました。

プーチン ニキタ

国・地域
ロシア
居住地
東京都
得意カテゴリ
ショッピング

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