オススメの場所
2023.06.06

中国出身の私が日本で見つけたオススメの場所:カップヌードルミュージアム (横浜)

 こんにちは!2022年の11月に中国の広東省深圳市から来日した留学生のジャーン ルイウェンです。私はこれまで、日本でオススメしたい場所や、日本のエンターテイメントについてご紹介してきましたが、今回は日清のカップヌードルを作ることが出来る場所「カップヌードルミュージアム 横浜」をご紹介したいと思います。インスタントラーメンといえば、幼い頃に他の人が食べているのを見て「私も食べたい!!」と何度も両親にねだったことがあるのですが、あの頃は「体に悪い食べ物だから食べちゃダメ!」と言われ一切食べさせてもらえませんでした。その結果、今ではインスタントラーメンが大好きになり、大人になった今でもインスタントラーメンを食べる度に、親のコントロールから逃れ自由を勝ち取ったような気持ちになります(笑)ちなみに、中国では、日清カップヌードルの名前が「合味道(hap mel do)」というのですが、これは広東語で「合味道」を発音すると「ハップメイドゥ→カップヌードル」と聞こえることから、この名前になったそうです。・・・大好きな食べ物について語り始めると止まらなくなってしまいますね(笑)それでは早速、カップヌードルミュージアム横浜についてご紹介したいと思います。

■「日清カップヌードル」を自分で作れる場所が横浜にあるって本当!?




 本当です!子供の頃から恋焦がれ、私が中学生の頃には同級生たちの間で「贅沢なカップラーメンを味わいたいなら合味道!」と話題になったあのカップラーメンの本家「カップヌードル」を自分で作れる場所が横浜にあります。場所はみなとみらい線の「みなとみらい駅、または馬車道駅から徒歩8分!今日はどんなカップヌードルを作ろうかなと考えながら歩いていたら一瞬の距離です。ここでは、オリジナルのカップヌードルやチキンラーメンを作れるだけではなく、世界で初めてインスタントラーメンを開発した日清食品の創業者、安藤百福さんの考え方を学んだり、インスタントラーメンの歴史や世界各国の麺料理も味わったりすることができます。予約をしなくても体験することはできますが、混んでいる時に行くと体験するまでに何時間も待たなければいけなくなるので、充実した1日を過ごしたいなら予約することをオススメします。
※カップヌードルミュージアムの予約はコチラをご覧ください

■カップヌードルの中に入っている「謎肉」の正体を知っていますか?



 カップヌードルミュージアムの中で最も私に強烈な印象を与えたもの。それは「謎肉」と呼ばれる食材です。(※謎肉→カップヌードルの中に入っている茶色の食材)私も初めて食べた頃は「これは何?お肉?どんな食材で作っているの?」と不思議に思っていたのですが、調べてみると「謎肉」の正体は大豆でした。(※正確には豚肉と大豆由来の原料に野菜などを混ぜて味付けしたミンチです)この謎肉の正体は、カップヌードルの発売から46周年たった2017年に日本の人気アニメ「名探偵コナン」とコラボレーションしたWEB漫画の中でも明らかになっていますが、「SDGs」と世界中で話題になる前から大豆ミートの研究をしていて、現在も培養ステーキ肉を世界で初めて作ったりしていることを知り、改めて凄い企業だと思いました。

■何歳になっても探求心を忘れないことの大切さを学ぶ



 カップヌードルミュージアムでは、先程ご紹介したオリジナルカップヌードルが作れる「マイカップヌードルファクトリー」以外にも、世界初の即席麺「チキンラーメン」を麺作りから体験できる「チキンラーメンファクトリー」という人気体験コーナーがあるのですが、そこでは「瞬間油熱乾燥法(しゅんかんゆねつかんそうほう)」というカップラーメンの核心的な発明技術を体験することができます。(※瞬間油熱乾燥法とは日清食品の創業者である安藤百福さんが考え出した麺を高温の油で揚げて水分を弾き出させる方法のことです)

 これは、妻の仁子さんが天ぷらを揚げているのを見て安藤百福さんが思い付き考案した即席麵の長期保存方法なのですが、第二次世界大戦後の日本で47歳から即席麺の研究を始め、61歳で世界初となるカップ麺「カップヌードル」を開発し、91歳では宇宙食の開発、さらに95歳で世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」の開発に成功した安藤百福さんは亡くなる直前まで新しい食品の開発に取り組んでいたそうです。

 「明日になれば今日の非常識は常識になっている」「わずかな可能性でも、それに挑戦しつづけている限り、人生に退屈するということはない」「ベンチャー精神とは無から有を創造することである。先手を取るから成功するものであって後手、後手じゃ勝つわけがない」この言葉は全て安藤百福さんの名言です。私は今回、カップヌードルミュージアムで安藤百福さんの歴史や思考を学び、何歳になっても探求心を忘れないことの大切さを学んだのですが、自分も様々な理由をつけて諦めるのではなく、常に実現できる方法を考え、実際に行動していこうと強く思いました。

■まとめ

 今回は日本のオススメスポットとして「カップヌードルミュージアム横浜」をご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?現在、世界各国で「SDGs」という言葉が頻繁に使われ、持続可能な地域づくりを目指す自治体や企業は数年前よりも確実に増えたと思います。しかし、実際に行動し実現できている企業は世界中にどのくらいあるのでしょうか?様々な理由で新しい企画を断念している企業の方が多いのではないでしょうか?カップヌードルミュージアムでは安藤百福さんが作り上げた「食」に対するこだわりは忘れずに、日々生まれる食の課題と常に向き合い挑戦し続けている過程を楽しみながら学ぶことができます。ここへくれば世界各国で販売されているどのカップラーメンよりも、日清食品のカップラーメンが評価される理由もわかりますよ!皆さんも是非、訪れてみてください。

ジャーン ルイウェン

国・地域
中国
居住地
東京都
得意カテゴリ
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