■自己紹介
Apa khabar? （アパ カバー？：お元気ですか？）２０２３年４月にマレーシアから留学してきたラムウェイアーです。私は幼い頃にテレビで放送されていた日本のアニメ「けいおん！」という作品と出会い、日本へ行ってみたいと思うようになりました。そして、中学２年生から日本語の勉強を始め、覚えた日本語をもっと活用したいと思い、日本への留学を決めました。現在は日本語学校を卒業し、今年の３月から山梨県にある大学へ通うことが決定しています。私はこれから、日本と日本以外の国の文化について研究をし、様々なバックグラウンドを持った人たちとの交流を深めていきたいです。
今回紹介したいこと：奥多摩でハイキング！
私がこの場所へ訪れた理由は、野外学習の場所が奥多摩だったからです。しかし、前日まで日本留学試験を受けていた私は心身ともに疲れ果てていたこともあり、正直「えー...ハイキング？！奥多摩！？行きたくない」と思っていました(笑)しかし、こんな悲惨な状態だった私が、帰る頃には「本当に来てよかった！」と強く思えるくらい奥多摩は素晴らしい場所だったので、今回はあの時に感じた奥多摩の魅力を皆さんに全力でご紹介したいと思います！
※日本留学試験とは：日本の大学や専修学校に外国人留学生として入学を希望する人を対象とした共通の入学試験のこと
■私が奥多摩を訪れた時のスケジュール
時 期：11月中旬
時 間：午前10時半～午後1時
コース：鳩ノ巣駅から奥多摩駅まで
※「鳩ノ巣駅」も「奥多摩駅」も青梅線の駅です
※電車なら6分で着く場所ですが、今回はこの間（約5キロ）をハイキングしました
■奥多摩の魅力
奥多摩の魅力①都心から約2時間で別世界
奥多摩の魅力はなんといっても都心から2時間ほどでアクセスできる立地の良さです。そのため、自然に囲まれた場所でゆっくり過ごしたいと思ったその日に行くことができます。（日帰りも可能です！）さらに、電車なら片道1,110円なので、学生でも気軽に訪れることができます。東京都内に住んでいると、人の多さに酔ってしまうことがあると思うのですが、奥多摩ならマイナスイオンを全身に浴びながらハイキングやトレッキングを楽しむことができます。（日帰り登山も可能！）
奥多摩の魅力②自分の体力に合わせたコース選びができる
【登山の場合】
・雲取山/東京都内で最も高い山（標高2017ｍ）
・御前山・三頭山/四季を感じながら登山を楽しめる山
・大岳山・御岳山/登山道が整備されていて初心者でも登りやすい山
・川苔山/絶景を楽しめる山
【ハイキングの場合】
・大多摩ウォーキングトレイル（古里→氷川） / 所要時間2時間
・ふれあい森林浴コース（奥多摩駅→奥多摩駅） / 所要時間2時間
・奥多摩むかし道（奥多摩駅→奥多摩湖） / 所要時間4時間
はじめて訪れた場合、登山やハイキングをすることに不安を感じる人がいると思うのですが、奥多摩では自分のレベルに合わせて楽しめるコースが沢山あります。さらに、奥多摩愛好家の方たちが奥多摩の情報をわかりやすくまとめてくださっているため、少し検索しただけで沢山の情報を得ることができます。私たちは今回「大多摩ウォーキングトレイル」を歩いたのですが、「鳩ノ巣渓谷」や「数馬海峡」といった絶景を眺めながら歩いていたら、あっという間に歩き終えることができました。
※白丸ダム開放スケジュールを知りたい方はコチラをご覧ください
※大多摩ウォーキングトレイル周辺では、SUP（サップ）やカヌーも体験できるそうなので、気になった方は是非調べてみてください！
奥多摩の魅力③歴史について学べる
最初にお伝えした通り、今回私は野外学習でこの場所へ訪れました。そのため、ハイキング中は引率の先生が奥多摩の歴史について詳しく教えて下さったのですが、その中でも特に「切通し」とよばれる場所の説明を聞いた私はとても驚きました。なぜなら、「切通し」とは重機がない時代に、人間の力だけで山や丘などを切りひらいて作った道だったからです。この日、私が実際に見た場所は「数馬の切通し/かずまのきりどおし」と呼ばれる場所だったのですが、岩に火をあてて高温になるまで熱した後に、水をかけて急激に冷やしながら少しずつ岩を削ったという話を聞いて、とても興奮しました。この場所の歴史について知らなければ見落としてしまいそうですが、事前に奥多摩の歴史について勉強して行けば、300年前の奥多摩にタイムスリップした気持ちで楽しむことができます。皆さんも奥多摩へ訪れる際は、事前に奥多摩の歴史について少し勉強してみてください。
■奥多摩でハイキングを楽しみたい方へアドバイス！
・軽装で登らない（登山又はハイキングの準備を怠らない）
・天気予報をしっかりチェック！
・交通機関の時刻も調べる！（田舎は本数が少ない）
・体調管理を怠らない
・自分達が歩くルートについて事前に調べる
私は普段から全く運動をしないため、今回は動きやすい服装で登ったのですが、登山やハイキングを本格的に楽しみたい方は、靴・服装・持ち歩く物をしっかり選ぶようにしましょう。なぜなら、山の天気は変わりやすいからです。真夏でも、急に雨が降り出し冷え込むことがあるので、軽装で登らないようにしましょう。また、体調に少しでも不安を感じたら無理せず中止してください。あとは・・・登山やハイキングは1人で行わないようにしましょう！怪我や体調が悪化した場合だけではなく、疲れて歩くことが困難になった場合、仲間がいれば最後まで頑張ることができます。楽しんでゴールできるように、しっかり計画してください。
■まとめ
今回は奥多摩の魅力を皆さんに全力でご紹介しましたが、伝わりましたか？ハイキングは運動が苦手な私でも最後まで楽しめたので、私と同じように運動が苦手だと思っている人にも是非挑戦してほしいです。私の故郷マレーシアは国土の半分以上がジャングルに覆われているのですが登山やハイキングに適した場所ではないため、気軽に出かけることができません。しかし、奥多摩なら気軽に出かけることができます！さらに、お弁当を持って行けばピクニックをすることも可能です。お弁当を忘れた場合は、駅の近くにお洒落なカフェやレストランもあるので、美しい景色を眺めながら絶品奥多摩グルメも味わえますよ！天気の良い日は是非、奥多摩へ行ってみてください！最後まで読んでくださり、ありがとうございました！！
※奥多摩は綺麗な水が流れている渓流があるため、そこで栽培された山葵（わさび）が有名です。そのため、奥多摩周辺では、わさび関連の食べ物が販売されているのですが、鳩ノ巣駅横の売店で「わさびクッキー」を発見しました。味が気になった方は食べてみてください(笑) 名前は「わさびクッキー」ですが、わさびは入っていないので安心してください(笑)