Halo! (ハロー:こんにちは) インドネシア出身のJaabir(ジャビル)です。私は半年間の短期交換留学プログラムに参加するため今年の4月に来日しました。現在は琉球大学のグローカルコース(※グローバルとローカルを掛け合わせたコース)に所属して、日本語や日本国内のグローバルな視点とローカルな視点について学んでいますが、インドネシアで生活をしていた頃にアニメを通して興味を持っていた日本の言語や生活習慣を体験できる日々にとても興奮しています。この国で学べる時間はとても短いのですが、自分に与えられたチャンスを活かし、沖縄にいる間、様々なことに挑戦して視野を広げたいと考えています。
■沖縄県内の伝統行事「ハーリー」を知っていますか?
会場:那覇港 新港埠頭(なはこう しんみなとふとう)
開催期間:毎年旧暦の5月4日(※沖縄の方言では「ユッカヌヒー」と読みます)
(※那覇ハーリーは終わってしまいましたが、那覇以外の場所では6月21日~6月25日頃に開催されます)
お祭りの意味:航海の安全や豊漁を祈願
皆さんは、沖縄県内の伝統行事「ハーリー」を知っていますか?「ハーリー」は毎年旧暦の5月4日に航海の安全や豊漁を祈願し開催される行事ですが、今年の那覇ハーリーは23年5月3日から5月5日までのゴールデンウィーク中に開催されたので私も参加することができました!
■ハーリーのオススメ行事はコレ!迫力満点!「ドラゴンボートレース
この日ははじめて参加する沖縄の伝統行事に朝から胸を躍らせていたのですが、4年ぶりに開催される伝統行事を待ちわびていた地元の人達の盛り上がりや、会場に用意された出店やキッチンカーから溢れる美味しそうな匂いをかいだ瞬間、私は自分でも驚くほど興奮していました。特に、1チーム20名の漕ぎ手と1名の舵取り、1名の太鼓、合計22名がドラゴンボートとよばれる中国から伝わった龍船(りゅうせん)に乗り競い合うドラゴンボートレースは圧巻で、あの時の感動を言葉でどのように表現したらいいのかわからないのですが、初めて目にするものばかりだったので、まるで自分がおとぎの国へ迷い込んで宝物を発見したような気持ちでした。
上の写真を見てください。竜が彫られ、魅力的な色彩で力強く装飾されたドラゴンボート!カッコいいと思いませんか?応援している人達の声や輝いている目を実際に見るともっと感動します!
※会場の雰囲気はコチラをご覧ください
■那覇ハーリーへ訪れたら屋台やキッチンカーの料理もオススメ
那覇ハーリー祭りの魅力はドラゴンボートレースだけではありません。会場では小さな遊園地が設置されていたり、沖縄の伝統文化を紹介するイベントや多様性を表現した美術工芸品なども展示されていたりするため、1日中いても飽きることがありません。とくに、沖縄の伝統料理ゴーヤチャンプルーやソーキそばは会場ではじめて食べたのですが、沖縄の豊かな味と香りが食欲をそそり、暑さで疲れていても完食することができました。沖縄の伝統料理はビタミンや栄養価の高い食べ物が多いので皆さんも沖縄へ来たら是非食べてみてください!
■まとめ
私は今回、那覇ハーリーを通して、ドラゴンボートレースの熱気や沖縄の伝統に触れ、出会った全てのことに対して畏敬の念を感じずにはいられませんでした。そして、時間がたつにつれ、地平線にゆっくりと沈んでいく太陽を穏やかな気持ちで眺めながら、本当にこのタイミングで参加できたことに感謝をしました。大自然に包まれた沖縄や沖縄県民のアイデンティティに対する誇りは本当に素晴らしいと思います。夜、家に帰り満天の星空を眺めながら過ぎ去った美しい時間をふり返り、私の大切な家族や友達にも体験させてあげたいと強く思いました。皆さん、那覇ハーリーは素晴らしいですよ!是非1度沖縄へ訪れて体験してみてください!最後まで読んでくださり、ありがとうございました。