こんにちは。台湾出身のテイ ホウレイと申します。私は昨年まで台湾で会社員として働いていたのですが、海外出張の多い部署で働き詰めの日々を過ごしていたのでリフレッシュしたいと思い、昔から興味のあった日本語や日本の文化を学ぶため、ギャップイヤーを利用して日本へ留学しました。現在は日本語を習得するため、日本語学校へ通っています。私は日本で生活をはじめて数カ月しかたっていないので他の方のように深い知識はないのですが、日本での生活期間が短いからこそ気づく台湾と日本の違いや、日本の面白いと感じた部分を紹介していきたいと思います。
■台湾人は日本旅行が大好きなのに意外と知らない「銭湯」の魅力
コロナ感染症拡大以降止まっていた世界中のインバウンド観光も少しずつ戻ってきていると思うのですが、その人たちの中でも特に台湾人は日本への旅行が大好きなので、日本へ訪れたら何を買おうか、どこへ行こうかと考えてリサーチしている人は多いと思います。しかし、年間を通して何度も日本へ訪れている人の間でも「銭湯」を知っていますか?と質問をすると、この文字の意味や存在を知らない人が多いことを知っていますか?私は今回の留学前に友達と日本へ観光で訪れた際、一日中歩き回って痛くなった足や体をいやせる場所はないかと検索をしていて銭湯の存在を知ったのですが、銭湯を利用したことで疲れが取れ、次の日もたくさん歩き回って観光をすることができました。日本へ旅行で訪れていてこんなにリラックスできる場所を利用しないなんてもったいない!そこで今回は銭湯の魅力や注意点を紹介したいと思います。
■銭湯の魅力
①観光中でも安い値段で日本の下町文化を気軽に体験できる
②地域の人達と交流することができる場合がある
③とてもリラックスすることができる
銭湯は別名「一般公衆浴場」というのですが、一般公衆浴場は料金が一律と決まっていて、自治体の補助もあるため、格安で利用できます。その他、似たような場所だと、スーパー銭湯やサウナ施設が完備された銭湯などもありますが、一般公衆浴場以外の「その他公衆浴場」や「旅館営業の公衆浴場」の場合は価格設定が自由で値段が一般公衆浴場とくらべて高いため、下町の雰囲気を味わいたい時は「一般公衆浴場(銭湯)」がオススメです。
あと「銭湯」という場所は、体を洗うだけではなく、地域交流も兼ねた場所なので、日本で生活を始めた留学生や日本へ訪れた観光客にとっても一般的な日本の生活雰囲気を体験してみたいなら銭湯がオススメです。日本と同じように同性同士だからと他人の前で裸になることに抵抗がある人も多いと思うのですが、母国での文化や考え方はいったん置いといて、日本の文化を楽しんでみてはいかがでしょうか?日本のアニメやドラマに登場したシーンと同じような大きなお風呂につかれば、旅や日々の疲れもなくなりリラックスできますよ。
■銭湯でのお得情報:都内共通入浴券(※銭湯入口で購入することができます!)
2023年1月現在、東京都の銭湯入浴料は税込で、
・大人(12歳以上)500円
・中人(6~11歳)200円
・小人(5歳未満)100円
ですが、この共通入浴券を銭湯で購入すれば大人用の都内共通入浴券は1セット10枚で4,500円(税込)なので1回50円安く銭湯を利用できます。(大人用チケットのみ)この他にも、日本の伝統文化に合わせて5月5日の菖蒲湯、12月21日頃の柚子湯など普段とは違うお風呂を体験できる日もあるので、行ってみたい銭湯の情報をチェックして行ってみてください!
■銭湯へ行く際、必要な持ち物
・小銭(銭湯では電子決済やクレジットカード対応していない場所が多いです。必ず小銭を持っていきましょう)
・シャンプー、リンス、ボディーソープ、メイク落とし、洗顔(必要ならスキンケア商品)
・バスタオル、タオル、着替えの服
■銭湯での注意点
※銭湯の中(脱衣所や浴場)ではスマホを利用することができません。スマホ取り出して触ったり、銭湯内の撮影をしたりするとトラブルになるので、銭湯に入ったら絶対にスマホを触らないようにしてください
※貴重品ロッカーの鍵は手首につけて失くさないようにしてください
※お風呂に入る時は、体を洗って綺麗にしてからお風呂に入りましょう
※髪の毛を湯船につけるのもマナー違反です。湯船に髪が入らないように髪を結んでから入りましょう
※人前で裸になることが恥ずかしくても、タオルを持ってお風呂場へ入るのは禁止です
※この他にもルールがあるので、銭湯のルールを守って使用してください。
■まとめ
今回は日本の伝統文化「銭湯」について紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?行ってみたくなりましたか?旅行雑誌に載っていないような日本の文化を体験してみたい人にとって銭湯は本当にオススメです。旅行で疲れた身体を温めれば次の日も元気よく旅行することが出来るので、皆さんも是非「銭湯」を利用してみてください。最後まで読んでくださりありがとうございました。
■銭湯について詳しく知りたい人へ
東京の銭湯についてまとめたサイトがあります。こちらのサイトではイベントの情報やお得な銭湯情報、銭湯を利用する時のマナーについても知ることが出来るので、ぜひチェックしてみてください!
■東京銭湯URL