■韓国出身の私がオススメする日本のコリアタウン!新大久保の魅力をご紹介!
안녕하세요 (アニョハセヨ:こんにちは)!韓国の仁川(インチョン)から来た留学生ジ·ボングンです。私は日本へ来てから数カ月しかたっていないのですが、同じアジアでも韓国とは違う作法や、日本の蒸し暑い夏、左側通行、学校で学ぶ日本語も想像以上に難しかったので韓国が恋しくなってしまい、「韓国へ帰りたい」という思いが頭から離れなくなりました。そんなある日、韓国人の友人に「韓国が恋しい!辛い韓国料理が食べたい!」と駄々をこねていたところ、「韓国が恋しいなら新大久保へ行けばいいじゃん」と紹介されたことがきっかけで、見た目は日本なのに韓国を感じることができる新大久保の魅力にはまってしまいました。そこで今回は、韓国出身の私が感じた韓国と日本の違いや、韓国人の私がオススメする日本のコリアタウン!新大久保の魅力やオススメのお店をご紹介したいと思います。
■同じアジアでも、韓国と日本はココが違う!
①異文化の取り入れ方(見た目が重要な韓国と中身が重要な日本)
私が新大久保へ行って最初に驚いたこと。それは、異文化の取り入れ方でした。私の故郷、韓国の仁川には140年ほど前から韓国国内で唯一公式に認められた「仁川チャイナタウン」と呼ばれている中華街があるのですが、中国の伝統的建築様式の門や、中国式の建物、昔から中国で多く使われている赤色の伝統的な飾りが沢山飾られているので、その場所へ訪れた瞬間から中国の雰囲気を味わうことができます。しかし、新大久保の場合は韓国とは真逆で、建物や街の雰囲気は日本のままですが、お店の中へ1歩足を踏み入れるとリアルな異国文化を体験することができます。たとえば「韓国料理専門店」。日本人好みに味を変えるのではなく、韓国で食べる本場の味そのままを再現している店が多いため、見た目は日本の居酒屋ですが、そこで食べることのできる料理の味や焼酎は韓国と同じなので韓国のことが恋しくなった時ここへ来れば心まで満たすことができます。
アイドルに対しての愛情表現
2000年以降、BoA、東方神起を筆頭に数々の韓国アイドルが世界中で愛されるようになり、日本でも新大久保を歩けばお店からKPOPが聞こえてきます。しかし、店内にいる人を観察してみると韓国のファンと日本のファンは同じアイドルのファン同士でも愛情表現が違うことに気付きました。
韓国のKPOPアイドルファン:
韓国では「ファンがファンを生みファンを育てる」という文化があるので、アイドルが出演した番組や自分で撮影した写真を編集して2次創作物を作ったり、アイドルの記念日や誕生日の時は広告を出したり、SNSを通して自分がどれだけアイドルを好きかアピールしたりすることで愛情を表現することが多いです。
日本のKPOPアイドルファン:
日本の場合は著作権が韓国よりも厳しく、ファンクラブなども事務所が管理しているためファン主体で発信することが少ないのですが、アイドル関連グッズの販売が多いので(写真、キーホルダー、ぬいぐるみ)グッズを沢山購入し、身に着けることで愛情表現をする人が多いと感じました。(そもそもグッズの種類が本場韓国よりも多い)
■韓国出身の私がオススメする日本のコリアタウン!新大久保のお店を紹介!
韓国ドラマに必ず出てくる韓国式中華料理が食べられるお店!「진짜루(チンチャル)」
どうして新大久保で紹介するお店が韓国料理ではなく、中華料理なの?と不思議に思う方もいると思うのですが、実は韓国ドラマに必ず登場する人気料理、「ジャージャー麺」は、もともと中国発祥の食べ物だということを知っていますか?韓国では昔、お祝い事があると高級な中華料理を食べる習慣があったのですが、時代の流れとともに韓国風にアレンジされた中華料理を手軽に食べることができるようになったことで、特別な日以外でも食べるようになりました。その代表的な料理が「ジャージャー麵」なのですが、ここでは韓国と同じ味を食べることができるだけではなく、ジャージャー麵に必ずセットとしてついてくる「酢豚」も韓国スタイルで食べることができます。
韓国風「酢豚」を食べる時の面白い話
韓国ではジャージャー麺と一緒に食べることの多い「酢豚」ですが、食べ方で面白い論争が起こることを知っていますか?日本風の酢豚はもともと甘酢のソースと和えてあるので同じような論争が起こることはないと思うのですが、韓国では2種類の食べ方があるので時々本気の論争に発展することがあります(笑)
「甘酢をかける」・・・부어 먹다(かけて食べる)タイプを略して「부먹(プモク)派」
「甘酢をつける」・・・찍어 먹다(つけて食べる)タイプを略して「찍먹(チンモク)派」
今回ご紹介したお店「진짜루(チンチャル)」では、韓国式で食べることができるので、韓国料理が恋しくなった時は是非ソースがまんべんなく染み込んで深い味わいを感じられる「부먹(プモク)派」か、衣のサクサク感を楽しむことができる「찍먹(チンモク)派」か、自分好みの食べ方を楽しんでみてください。
■韓国でも評判の高い人気コスメや定番の韓国コスメなどが買えるお店「韓流百貨店」
新大久保コリアタウンの入り口に位置する「韓流百貨店」は、日本でも人気の韓国のアイドル達が使用しているコスメや日本の方が好む様な化粧品、さらに韓国でも評判の高い人気コスメや韓国で定番のコスメなどを数多く扱っているお店です。コロナの影響で自由に行き来することが難しい時でも、ここへ来れば韓国のコスメを購入することができるので、男女問わず、是非訪れてみてください。
■韓国の有名人と同じヘアスタイルになれるお店「HANBI(ハンビ)」
外国で美容室へ行く場合、写真を見せながら「同じスタイルで髪を切ってください」と伝えても、言葉やニュアンスの壁があることで、自分の理想通りの髪型にならないことが多いと思います。そんな時に言葉が理解できて、両方の国のヘアスタイルを駆使する美容師のいる美容室があれば理想的だと思いませんか?今回ご紹介する新大久保の美容室「HANBI(ハンビ)」では、なんとその理想を全て叶えることができます。最近、世界中でヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」に登場するパクセロイ(パクソジュンさん)の個性的な髪型を真似してみたい!という声を何度か聞いたことがあるのですが、このお店にくれば理想通りの髪型になることができます。日本へ来日したばかりで美容室へ通うことが不安な方や、韓国風のヘアスタイルにしたい方、両方対応できるお店なので、興味のある方は是非行ってみてください!
■まとめ
今回、韓国出身の私が感じた韓国と日本の違いや、韓国人の私がオススメする日本のコリアタウン!新大久保の魅力やオススメのお店をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?外国で暮らすと多くの困難を経験します。その中でも1番私が大変だと感じたのは、「頼れるところがない」という精神的なストレスです。しかし日本で生活をはじめてから「韓国出身です」と伝えると「BTSの国だね!」「私はTWICEのファンです」と声をかけられることが多く、母国の文化が世界中で愛されたことで、その不安やストレスを和らげることができたり、母国の文化を感じたりすることのできる場所があることを知り、改めて自分の国の文化を誇らしく思いました。日本で生活をするようになって、まだ日が浅いので新大久保全体の魅力を伝えることができませんでしたが、これからも面白い場所や食べ物を発見したら発信していこうと思います。
■オススメのお店3店へのアクセス
韓国式中華料理が食べられるお店!「진짜루(チンチャル)」
住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目4−20 (JR新大久保駅より徒歩3分)
電話:03-6265-9970
営業時間:AM11:00〜PM10:00
■진짜루(チンチャル)のInstagram:jinjjaru_jp
※詳しい情報はInstagram「진짜루(チンチャル)」をご覧ください
韓国コスメなどが買えるお店!「韓流百貨店」
住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目7−15 (JR新大久保駅より徒歩1分)
電話:03-3209-0733
営業時間:AM10:00-PM09:00
■韓流百貨店のHP
※詳しい情報は韓流百貨店のHPをご覧ください
■韓国の有名人と同じヘアスタイルになれるお店「HANBI(ハンビ)」
住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目4−19 2F (新大久保駅から徒歩3分)
電話:03-6314-5033
営業時間:平日 10:00 〜 18:00 / 土曜 10:00 〜 20:00
■HANBI(ハンビ)のHP
※詳しい情報はHANBI(ハンビ)のHPをご覧ください