■親子3世代で楽しめる岐阜県中津川市の馬籠宿(まごめじゅく)への旅
はじめまして、台湾出身のチンシュウキンです。皆さんは、岐阜県中津川市にある「馬籠宿(まごめじゅく)」とよばれる場所をご存知ですか?馬籠宿とは江戸時代に開通した京都と江戸(東京)を結ぶ道「中山道(なかせんどう)」43番目の宿場で、中山道を利用する人や馬が休憩や宿泊をするために訪れたことで栄えた場所です。今回、私の母が台湾から2週間日本へ遊びに来たのをきっかけに、台湾とは違った雰囲気を楽しめ、日本の歴史的建造物も堪能することができる場所を事前に調べてから旅行をしたのですが、その中でも特に親子3世代満場一致でお気に入りだった場所、岐阜県中津川市の馬籠宿の魅力について紹介したいと思います。
■馬籠宿(まごめじゅく)の魅力はコレ!!
馬籠宿の魅力その1:歩き回りやすい
家族で観光を楽しむ時に、もっとも難点となること。それは、世代ごとで目的地が違ったり、小さい子供や年配の方が一緒だと沢山歩き回ることが困難だったりすることだと思うのですが、馬籠宿は1本道なので土地勘のない人でも歩きやすく、見どころもまとまっていて非常に観光しやすいのが特徴です。その他、馬籠宿にある建物は全て過去2回の火災で焼失したため、最後に火災が起きた1915年以降に観光用として再建されたものですが、当時の雰囲気を見事に再現していて、急な坂道沿いにある水路を通る水を活用した大きな水車は、水しぶきが飛んでくる距離まで近寄って見ることができ、子供も大人も楽しむことができます。
馬籠宿の魅力その2:四季折々の楽しみ方ができる
台湾では日本の様にはっきりとした季節の違いを感じることはありません。しかし、馬籠宿は山の中にあるため平坦な場所よりも強く日本の四季を楽しむことができます。たとえば馬籠宿を抜けた先にある馬籠見晴台からは長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる恵那山(えなさん)を真正面から眺めることができるのですが、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と季節ごとに違った景色を見ることができるのでオススメです。
馬籠宿の魅力その3:充実した休憩スポットと美味しい郷土料理を楽しむことができる
急な坂道が続くので、楽しんで登っていても体力に限界が訪れると思うのですが、馬籠宿では休憩できるスポットや郷土料理を楽しめるお店が充実しているので、疲れたら無理することなく休憩することが可能です。私達はここで、郷土料理の「五平餅(ごへいもち)」を食べたのですが、粒が残る程度にお米をつぶして作った丸餅3つを串に刺し、胡桃醤油の甘塩っぱいタレを付けて焼いた五平餅はクセになる美味しさだったので、海外から日本へ旅行で訪れたのなら是非食べてみてほしい1品です。
■馬籠宿(まごめじゅく)を楽しむための注意点
馬籠宿の道は石畳になっているので、ベビーカーや車いすには適していません。その他、坂道なのでヒールではなく運動用の靴をオススメします。あと、地元の方の話によると温度差が激しく、夏は日焼け、冬は防寒、雨の日は滑りやすくなりますので、対策することを忘れずに!!
■まとめ
今回私は、母と3歳の子供を連れて様々な場所を旅行したのですが、親子3世代で巡った中で家族全員が満足することができた場所はここだけでした。旅行をする際、「せっかく行くのだから」と沢山観光したい気持ちになると思うのですが、親子3世代で旅行をする場合、歴史的建造物が立ち並んでいるような場所や子供が楽しめる場所を1カ所で探そうとするとかなり難しいですよね?そんなとき、馬籠宿なら子供から大人まで楽しめるスポットが1本の道でまとまっているので海外から訪れた人でも、満遍なく楽しむことができると思います。歴史的建造物、伝統工芸品、郷土料理を家族全員で楽しむ旅行を計画するなら是非、岐阜県中津川市にある「馬籠宿(まごめじゅく)」へ行ってみてください!
■岐阜県中津川市にある「馬籠宿(まごめじゅく)」へのアクセス
住所:〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠
電車:中津川駅 ※北恵那交通バス馬籠線 約25分「馬籠(まごめ)」下車
車:中央自動車道中津川ICより約20分国道19号松本・木曽方面へ「沖田」交差点を右折。県道7号を直進、案内看板を左折。
※馬籠宿周辺のお店に関する情報は記載と異なる場合がございますので、事前に「馬籠観光協会」などのサイトでご確認をお願いします。