■自己紹介
はじめまして。パンダの故郷と言われている中国四川省出身の留学生、リュウ エキカです。現在、日本の大学院で経営学を学んでおり、特にマーケティングや消費者行動に興味を持っています。私が日本へ留学しようと思った理由は、日本の企業文化や生活スタイルを実際に体験しながら自分の視野を広げ、将来、中国と日本の橋渡し役として国際的に活躍できる人材になりたいと考えたからです。そのためには、もっとアジア市場を理解し、文化や価値観の違いを活かしたマーケティングやブランド戦略について学ばなければと考えているので、これからも日々勉学に育みたいと思います。
ちなみに、私の趣味はスポーツやファッションなので、休日は登山に挑戦したり、友達と食べ歩きをしながら街中のトレンドをチェックしたりしています。また、最近はボクシングや弾き語りにも興味があるので、新しいことやさまざまな人との交流を通じて、これからも成長していきたいです。よろしくお願いします!
■中国と日本の登山文化に関する違い
【中国の場合】
・ 登山よりもハイキングや観光地巡りが人気
・ どの場所も観光地化が進み、静かに自然を堪能できる場所が少ない
・ 一部の山は整備が整っていないため、初心者には危険
【日本の場合】
・ 登山を好む人が多い
・ 自然保護に対する意識が高く、景観を守るための取り組みが行われている
・ 登山道の標識や案内図も充実しているため、初心者でも安心して登山を楽しめる
私は日本に留学するまで、登山は限られた人々の趣味だと思っていました。その理由は、中国では登山よりもハイキングや観光地巡りの方が人気で、登山を日常的に楽しむ人が少ないと感じていたからです。さらに、私の故郷である四川省には標高5,000m級の山が多く、山へのアクセスも整っていないため、気軽に登山を楽しめる場所はほとんどありませんでした。
しかし、日本で生活を始めてみると、私の周囲には登山を好む人が多く、話を聞いてみると、登山が生活の一部になっていると答える人も多いことに驚きました。また、日本は登山道の標識や案内図が充実している一方で、自然保護に対する意識も高く、景観を守るための取り組みが行われています。その結果、美しい景観が保たれ、初心者でも安心して登山を楽しむことができるのです。私は、このことに気付いてから、日本で登山に挑戦することに対して非常に興味を持つようになりました。
■大阪府と奈良県の県境にある山「金剛山」を紹介しようと思った理由

私が、金剛山を紹介しようと思った理由は、大きく分けて3つあります。まず一つ目、金剛山では四季ごとに異なる風景や自然の美しさを楽しむことができる点です。二つ目は、初心者向けから上級者向けまで、整備された登山ルートが複数あるため、登山を通じて体力や技術を向上させることができる点です。三つ目は、金剛山には多くの登山者が集まるため、同じ趣味を持つ仲間との交流が生まれる点です。これらの理由から、私は金剛山を紹介しようと思いました。
■金剛山の魅力
※私は夏と冬に金剛山を登ったので、今回は夏と冬にわけて、金剛山の魅力をご紹介します。
夏の金剛山の魅力:生命力あふれる山で味わえる爽快感

夏の金剛山は特に生命力にあふれ、訪れる人々に爽快感を提供してくれます。私は、良く晴れた日に少し難易度の高いルートを選び金剛山を登ったのですが、急な岩場や渓流沿いを探検家になったような気持ちで登ると、汗をかきながらも爽快な気分を味わうことができました。
他にも、金剛山の山頂には、ピクニックを楽しめるエリアがあります。私も持参したおにぎりやお菓子を広げ、友達と一緒に緑豊かな美しい景色を眺めながら食事を楽しむことができました。このような体験は、実際に夏の金剛山を登り、山頂までたどり着いた人しか味わうことができません。そのため、一度体験するとこの時の爽快感が忘れられなくなり、何度も金剛山へ登りたくなります。
冬の金剛山の魅力:幻想的な雪景色と特別な体験

冬の金剛山は雪に覆われ、幻想的な風景が広がります。特に、樹氷や雪化粧された木々が訪れる人々を魅了します。私は、静寂な空気に包まれた山道を歩きながら周りを見渡してみたのですが、この瞬間、日々の悩みやストレスが全て消え去り、目の前に広がる白銀の世界にただただ心を奪われました。
他にも、金剛山の山頂には自動販売機があるので、その場で熱々のコーヒーを購入し、山頂からの雪景色を眺めながら飲むことができます。(私はこの瞬間が大好きです)このような体験も、先程ご紹介した通り、実際に冬の金剛山を登り、山頂までたどり着いた人しか味わうことができないため、とても魅力的だと思います。
■補足情報

・ ライブカメラ:金剛山の山頂にはライブカメラ設置されており、YouTubeで「金剛山Live」と検索すると、リアルタイムの映像を確認することができます。そのため、登山者たちの間では、このライブカメラの前で手を振り記念撮影を撮ることが恒例になっています。皆さんも山頂までたどり着いたら、ぜひチャレンジしてみてください。
・ 登山用アプリ:登山用アプリ「YAMAP」を活用すると、様々な山の登山ルートを簡単に知ることができます。
・ 回数表:金剛山の山頂にある売店では、登山回数表を購入することができます。さらに、山頂の捺印所へいけば、スタンプを押してもらうことができるので、登山回数を記録することができます。
■金剛山登山で気づいたこと:日本人にとって「登山は生活の一部」は本当だった

金剛山の山頂には、登山回数を記録する掲示板があるのですが、驚いたことに、1位の人は1万回以上登頂していました。
人生を80年とした場合、計算すると約3万日しかないと言われていますが、そのうちの1万日を登山に費やしているというのは、まさに登山が生活の一部になっている証だと思いませんか?私はこの記録を見た瞬間、日本人にとって、登山は単なるスポーツではなく、人生と深く結びついたものなのかもしれないと改めて思いました。
■金剛山を登る時の注意点

・ 登山申請(登山届)を提出する
・ 天候を確認する
・ 適切な登山装備を使用する
・ 自分を過信せず、体力の管理を徹底する
・ 熊よけ用の鈴「熊鈴」を身につける
山に登る時は、万が一に備え、必ず登山口に設置してある登山ポストへ登山届を提出しましょう。(※この登山届がない状態で遭難した場合、捜索が遅れる場合があります)また、登山をする前に必ず天候を確認し、その日の状況を見て適切な登山装備を使用するようにしましょう。とくに雪山を登る場合は、氷や雪の上を滑り止めるために靴底に取り付ける登山用具のアイゼンを使用しましょう。その他、山の中には野生の動物たちが暮らしています。クマや獰猛な動物に遭遇した場合、簡単には対処できないので、普段から熊鈴を身につけクマが警戒心を抱く音を鳴らしながら歩くようにしましょう。
■まとめ
今回は、中国と日本の登山文化に関する違いや、金剛山の魅力を紹介しましたがいかがだったでしょうか?金剛山は、初心者から上級者まで楽しめる登山スポットであり、季節ごとに異なる魅力を感じることができます。また、金剛山は登山を通して、同じ趣味の人たちと言葉を交わしたり、コミュニケーションを取ったりすることのできる場所でもあります。もし登山に興味がある方がいれば、ぜひ金剛山に挑戦してみてください。山頂からの景色や、登山の達成感を味わえば、きっと素晴らしい思い出になるはずです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。







