■自己紹介
大家好!(ダージャーハオ:こんにちは) 日本で働きながら日本の魅力を発信するブログ「Yuna Japan Talker」を運営している台湾出身のユエン(Yuan)です。 私は幼い頃から日本の文化に触れられる環境で育ったので、ずっと日本に対して興味がありました。さらに、大学生の頃に交換留学で秋田県と埼玉県の大学へ通った経験があるため、日本に住みながら、実際に訪れた場所や体験したことを台湾の人たちに詳しく伝える記事を執筆したいと思い、ブログをはじめました。ちなみに、ブログの中では、日本の社会・文化・自然を中心に台湾の読者へ伝えることを目的としており、これまで東北地方や関東地方の観光情報と生活体験などを紹介してきました。 今回のように、ブログ以外のSNSで情報発信することに関しては、未熟な部分もありますが、これからも様々な媒体を使って日本の情報を読者へ届けたいと思うので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします!
■日本百名山の一つ「赤城山(あかぎやま)」を知っていますか?

・場所:群馬県
・標高:1,828 m
・種類:6つの山からなるカルデラ湖を含む複成火山
※複成火山とは1度の噴火ではなく、何度も同じ場所で噴火をくりかえし、大きな火山に成長した火山のことです。
※今回ご紹介する赤城山は有史以来活動の記録がない死火山ではなく、過去1万年以内に噴火したことのある活火山です。
■赤城山を紹介しようと思った理由

①初心者向けの登山コースがある
②交通アクセスが便利
③日本百名山の一つ
私が、赤城山を紹介しようと思った理由は、登山に興味を持っている人たちにとって最も適した山だと思ったからです。たとえば、台湾にも自然豊かで登山に適した山はあるのですが、整備された登山道が少なく、登山口まで公共交通機関を利用してたどりつくことができません。また、登山グッズが日本ほど揃っていないため、普段着のまま山を登ってしまう人もいます。私は、これまで加里山、上島山、細道邦山など台湾の山でも登山を体験したことがあるのですが、これらのことがずっと気になっていたため、今回は登山グッズの揃っている日本で、私が実際に登った山の中から、最も初心者の登山に適したコースや交通アクセスが整っている魅力的な山を紹介したいと思います。ちなみに、今回ご紹介する赤城山は日本百名山の一つに選ばれています。日本で登山をするなら、やっぱり日本百名山に挑戦したいですよね!それでは早速、赤城山の魅力からご紹介したいと思います。
■赤城山の魅力:自然と歴史が織りなす、赤城の絶景


私が赤城山に登って最も印象に残ったのは、雪に包まれた赤城の絶景です。冬の山と言えば、日本でも山道が整備されていますが、滑落の危険性や視界不良で方向感覚を失い迷子になる可能性があるため、正直、登山初心者には向いていません。しかし、赤城山は冬季でも山頂まで登れる道がいくつかあるため、しっかり登山の予習をし、冬用の登山グッズを身につけることで、雪山登山初挑戦の私でも山頂まで登ることができました。
さらにこの日は天候にも恵まれ、山頂では澄んだ心地良い空気の中で、雪をまとった美しい群馬県の浅間山や茨城県の筑波山(男体山・女体山)を見渡すことができました。私は、半年前に筑波山に登ったばかりだったので、違った角度から自分の制覇した山を眺めることができて、とても嬉しかったです。
その他、赤城山の山頂からは、山の中腹に位置する美しい湖「大沼(おの)」の青色と周囲の緑の木々が非常に美しいコントラストを生み出している姿も眺めることができます。先ほども少しご紹介しましたが、このような経験は赤城山を登らなければ体験することができないため、雪山での登山に少しでも興味がある人には、ぜひ挑戦してほしいです。
■登山をする際の注意点

・登山口や登山道の確認を怠らないこと
・登山に必要な装備、服装を必ず身につけること
・その日の天候をこまめに確認すること
赤城山には複数の登山口や登山道があります。そのため、事前に自分のレベルに合った登山口や登山道を選び地図や登山道の情報を確認する必要があります。私は今回、家族と一緒に赤城山を登ったのですが、最寄りのバス停から目的の登山口までの道程がわからず、当初の予定とは違う登山口から登りました。今回は天候にも恵まれていたため楽しく登山を終えることができたのですが、天候が悪くなった場合は非常に危険です。登山を楽しみたい方は必ず登山口や登山道の確認を怠らないようにしましょう。
また、登山に必要な装備や服装は必ず用意してから登山をしましょう。私たちは事前に冬季や雪の滑りやすい悪路を登山する際に使用する登山用の器具アイゼンを靴底に装着した状態で登ったのですが、私の知っている限り、登山に慣れていない人は登山のハードさや危険性を軽視しがちです。たとえ天候が良くても登山は自然環境の中で行うため、予測できない状況やリスクがたくさんあります。絶対に準備を怠らないようにしましょう。
■まとめ

今回は、赤城山の魅力や登山方法などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?赤城山の雪山登山は、美しい冬景色と初心者でも挑戦しやすい登山ルートが魅力です。アクセスも良く、装備をしっかり整えれば、安全に雪山登山を楽しむことができますよ!さらに、登山の前後には無料で楽しめる観光スポットにもぜひ立ち寄ってみてください。群馬県屈指のパワースポット「赤城神社」や、日本一高い県庁の展望フロア、歴史を感じる「臨江閣」など、どれも訪れる価値のある素晴らしい場所ばかりです。赤城山での登山と観光を組み合わせれば、充実した旅を過ごせること間違いなし!冬のアクティビティとして、ぜひ赤城山の雪山登山に挑戦してみてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
大沼


登山口

群馬県庁


臨江閣

