皆さん、こんにちは!2022年9月末に留学生として来日した中国出身のカク シュンシンです。私は、コロナ禍に出会った日本の女性アイドルを通して日本に興味を持ち、高校卒業と同時に日本への留学を決めました。現在は、1年半通った日本語学校を卒業し、今年の4月から日本の大学へ進学することが決定しています。そのため、今は新生活の準備で毎日慌ただしく過ごしているのですが、私には新生活とは別にもう1つ大きな一大イベントがあります。その一大イベントとは、2024年3月29日(金)に東京ドームで開催される日本のプロ野球開幕戦「読売ジャイアンツ(巨人軍)VS阪神タイガース」です!
この2球団の戦いは、毎年プロ野球ファンから多くの注目を集め、「伝統の一戦」と呼ばれているのですが、今年は日本で始めて創立されたプロ野球球団として創設90周年をむかえる「読売ジャイアンツ」と、昨年18年ぶりにリーグ優勝を成し遂げた阪神タイガースの一戦、しかも開幕戦、会場は東京ドームなので、いつも以上に多方面から注目を集めています。そこで今回は日本のプロ野球ファンとして、プロ野球の魅力や伝統の一戦の見所などをご紹介したいと思います!
■日本のプロ野球を3つご紹介!
①プロ野球リーグは2つ!
・伝統的な老舗球団が多い「セントラルリーグ(略してセ・リーグ)」
・比較的新しい新興球団が多い「パシフィックリーグ(略してパ・リーグ)
※球団数は両リーグ6球団(合計12球団)
②パ・リーグとセ・リーグの違いは大きく分けて2つ
・球場の大きさ(※パ・リーグの方が広い)
・ルール(※パ・リーグにはDH制度がある)
※DH制度(指名打者制度:攻撃時に攻撃専門の先週を使用できる)
③プロ野球のシーズンは3月下旬から約半年間
※2023年は10月初旬に終了
■何が凄い?プロ野球ファンが注目する「伝統の一戦」
・日本プロ野球史上最も古い2球団の戦い(両チーム設立約90年!)
・日本プロ野球全試合の中で最も盛り上がる対戦カード
なんと、今回ご紹介する2球団の設立は、今から約年前までさかのぼります。東京都を本拠地とする読売ジャイアンツと、兵庫県を本拠地とする阪神タイガースの2球団は日本野球界の歴史を作ってきたといっても過言ではなく、なにかと比べられることがあります。そのため、チームへの誇りやプライドを背負ったファン同士の闘争心にも火が付き、両チームが対戦する時の観客席はシーズンを通して1番盛り上がります。
※読売ジャイアンツ(巨人軍)の設立は1934年
※阪神タイガース(当時は大阪タイガース)の設立は1935年
■「伝統の一戦」の楽しみ方をご紹介!
会場では“暗黙のルール(マナー)”と呼ばれるものが存在します。そのため、初観戦することを躊躇してしまう人がいると思うのですが、心配することはありません。球場では「野球を楽しみたい!」という気持ちがあれば誰でも楽しみながら野球観戦することはできます!つぎは、「伝統の一戦」の楽しみ方をご紹介したいと思います。
伝統の一戦の楽しみ方①応援
中華圏では選手の名前+加油(がんばれ)を連呼するスタイルが一般的ですが、日本のプロ野球では、チームの応援歌や、各選手それぞれの応援歌や掛け声があります。さらに、応援している人の中にはプロ野球チーム専属の応援団や応援専用のトランペット奏者もいるため、彼らを中心に一致団結したファンの応援を1度でも球場で体験すると心の底から感動することができます。
ちなみに、私が1番好きな応援歌は読売ジャイアンツ長野久義 (ちょうの ひさよし)選手の応援歌です。
♪オーオーオーオーオーオオオー 君よこの歌と君よこの声に今 共鳴起こせ(長野!)
一筋貫く 夢の弾道 飛ばせ長野 放て長野 オオオオオオ(オイ!)♪
漢らしい歌詞に心熱く燃えたぎるようなメロディー!!カッコいいと思いませんか?長野久義選手の応援歌は他球団ファンからも人気で、長野久義選手の応援歌が流れると球場全体がどよめきます。長野選手以外の応援歌も個性豊かでカッコいいのですが巨人戦へ行った際はぜひ、長野久義選手の応援歌に注目してください!
※球場内ではブーイングが聴こえることもあるのですが、ブーイングもパフォーマンスの一つなので怖がらず楽しんでください。
※お気に入りの応援歌を見つけたら、他のファンと一緒に大声で歌って楽しみましょう!
※読売ジャイアンツの球団応援歌は「闘魂こめて」です
伝統の一戦の楽しみ方②会場演出
読売ジャイアンツの本拠地“東京ドーム”では、昨年総額約100億円かけた大改修が行われました。その際、国内最大規模となる大型ビジョン(横幅126m)が設置されたのですが、試合当日にホームランが出るとホームラン限定の特別映像が映し出されます。ちなみに、読売ジャイアンツが所属しているセ・リーグの球場はパ・リーグの球場よりも狭いため、パ・リーグの試合と比べてホームランが出やすい球場と言われているのですが、今回ご紹介している読売ジャイアンツ、阪神タイガースの両チームには力強いバッターが揃っているので、伝統の一戦当日はかなり高い確率でホームランを見ることができます!ホームランがでたら、是非!球場内の大型ビジョンに注目してください!
伝統の一戦の楽しみ方③球場限定グルメ
他のスポーツの場合、試合時間は2時間前後だと思うのですが、プロ野球の場合は試合時間が平均3時間です。(※開門直後から球場へ訪れ、選手たちが練習している風景から見る場合は平均4~5時間ほど球場内にいることになります)そのため、お腹が空いてしまう人もいると思うのですが、安心してください!球場内には球場限定のグルメ料理を堪能できる場所があります!たとえば、東京ドームでは選手プロデュースのお弁当が販売されているのですが、私の故郷中国国内の球場とは違い、球場内で購入したお弁当を自分の席で食べることができます。(※飲食禁止エリアもあるので、事前にご自身の座席で飲食可能か調べてから購入してください)
ちなみに、私のオススメは沖縄出身の大城卓三選手がプロデュースした「大城卓三のでーじまーさん琉球三昧」弁当です!このお弁当には沖縄の食材を使った沖縄の伝統料理が沢山入っているのですが、味も見た目も大満足できるお弁当です。球場内で見つけたら是非購入してください!
※読売ジャイアンツの球場限定グルメ情報を知りたい方はコチラをご覧ください。
■伝統の一戦のマニアックな楽しみ方をご紹介!
もっとマニアックな楽しみ方がしたい方に注目選手をご紹介したいと思います。
【読売ジャイアンツのオススメ選手】
・背番号15/投手/翁田 大勢(おうた たいせい)選手
・背番号49/投手/アルベルト・ルイス・バルドナード選手
※読売ジャイアンツを代表する剛速球ピッチャーです!
【阪神タイガースのオススメ選手】
・背番号5/外野手/近本 光司(ちかもと こうじ)選手
・背番号51/内野手/中野 拓夢(なかの たくむ)選手
※阪神タイガースを代表する俊足選手です!
プロ野球を観戦のルールがわからなかったとしても、今回私が紹介した4名を覚えていれば大丈夫です!球場で名前がアナウンスされたら、注目してみてください!
■伝統の一戦を現地で観戦する時の注意点!
最初にご紹介した通り、試合当日は伝統の一戦を観戦するため熱狂的なファンが沢山会場へ訪れます。そのため、他の試合会場よりも過激な思想を持ったファンが時々いるので、気を付けましょう。知らずに相手チームの応援席付近で違うチームの応援グッズを出したりすると攻撃されることもあります(苦笑)応援グッズを身につける時は周囲の応援グッズを観察して、同じチームの応援グッズだった場合は身につけて思う存分楽しんでください!周りが敵チームだらけの時は・・・目を合わせないようにしましょう(笑)
※ほとんどのファンは優しいです!過激なファンは一部なので、安心してください!
■まとめ
今回は日本のプロ野球ファンとして、プロ野球の魅力や伝統の一戦の見所などをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?日本のプロ野球に興味を持っていただけましたか?“伝統の一戦”試合当日はテレビで放送される可能性が高いので、球場へ行けない方はテレビで観戦してみてください!きっと、次は東京ドームで試合観戦したくなると思いますよ!最後まで私の記事を読んでくださり、ありがとうございました!いつか、球場で会いましょう!
※開幕戦当日は、
■午後6時10分から日本テレビ系全国ネット(地上波)
■午後6時15分からTVer(配信)
での放送が決定しました!
ぜひ、テレビでご覧ください!