簡単なプロフィール
■名前:エラッワインデイ サーラ
■国籍:エジプト(イスマイリア)
■日本での生活:2006年から
■経験:高校のALT(外国語指導助手)として勤務経験あり
■趣味:読書、トレッキング、キャンプ、パン作り
■将来の夢:北海道の稚内と、山口県の下関に行きたい
■自己紹介をお願いします
こんにちは。私は2006年にエジプトの「Ismaïlia(イスマイリア)」というところから来日したエラッワインデイ サーラです。サーラと呼んでください。私の故郷イスマイリアはエジプトの首都カイロから車で1時間15分くらいかかる場所で、地中海と紅海を結ぶ運河「スエズ運河」のほぼ中間地点に位置した街です。その他、マンゴー栽培が有名で、イスマイリアで取れたマンゴーはとても甘いです。
■それでは、あなたが日本で興味を持っていることについて教えて下さい
私が日本で興味を持ったことは「自然」です。なぜなら、私が生まれ育った国“エジプト”は国土面積の殆どが砂漠地帯だからです。エジプトで生活をしていたころは四方八方どこを見ても砂漠だったので、キャンプ、トレッキング、山登り、といったアクティビティを一切やってこなかったのですが、日本で最初に生活をはじめた場所は北海道だったので、身近にあった美しい自然に魅了され興味を持つようになってからは、キャンプ、トレッキング、山登りといったアクティビティに挑戦するようになりました。
■これまでキャンプ、トレッキング、山登りなどをした場所の中で、1番お気に入りの場所は何処ですが?
北海道の西側にある積丹半島です。積丹半島にある山の中でトレッキングをしたのですが、すごく綺麗で今でもあの時に見た絶景を忘れられません。積丹半島は様々な伝説や、過去に女人禁制だった場所もありますが、今では道も綺麗に整備されているので、積丹岬の遊歩道(通称シララの小道)でトレッキングをしたり、青々とした美しい積丹ブルーの海を見ながらドライブしたりすることをオススメします。
■日本でトレッキングや山登りをする時に気を付けていることは何かありますか?
・気を付けていること①:飲み水をしっかり持ち歩く
・気を付けていること②:詳しく書かれた紙の地図を持ち歩く
・気を付けていること③:登山道でフラフラしない
・気を付けていること④:野生動物を触らない、すぐ逃げる
日本でトレッキングや山登りをする時は、多少荷物になっても必ず「飲み水」を持ち歩くようにしています。後、ネット環境が悪くなっても大丈夫なように紙の地図を持ち歩くようにしています。そして、美しい景色や好奇心につられて登山道をフラフラ歩き回ったり、道端で野生動物に遭遇しても近づいたり、騒がないように心掛けています。
私は神戸の山を登っている時に、2度イノシシと遭遇したことがあるのですが、本当に大きなイノシシだったので、相手(イノシシ)を興奮させないように来た道を静かに下がり、距離が確保できたら走って逃げました(笑)。山でのアクティビティ初心者だった場合、野生動物を見て「写真を撮りたい!」「触ってみたい!」と思う人がいると思うのですが、本当に危険なことなのでやめましょう。あと、北海道はクマの出没が他の件よりも比較的多い地域ですが、クマが出没しやすい地域の場合、現地の人達はクマの対応が早いので、すぐ山を閉鎖してくれます。しかし、イノシシの場合は山が閉鎖されることは少ないので、自分達で気を付けなければいけません。動物の大きさは関係ありません。山で野生の動物を見たら、写真を撮らない、騒がない、直ぐ逃げる!これだけは覚えておいてください。
■これから日本で挑戦してみてい事をおしえてください
これから日本で挑戦してみたいことは、北海道の北側にある、稚内と山口県の下関に行くことです。なぜなら、稚内は日本最北端の地ですよね?近くにはロシアがありますよね?自然も豊な場所ですよね?あと「日本最北端の地の碑」も見に行ってみたいです。下関は、SNSや本なので検索をしていたら、美しい海や温泉施設があるという情報を見つけたので、この場所へ行ってみたいです。
■最後に、これから日本へ留学してくる学生さん達にメッセージをお願いします
日本で生活をしていると、母国にはない文化や日本特有のルールに戸惑うことがあると思うのですが、日本は住みやすい街です。美しい自然も、文化も、テクノロジーもあります。そして、なにより安心して暮らすことができます。この感覚を他の国ではなかなか感じることができません。日本は人が安心して安全に暮らせる国のひとつです。だから、自分が本当にやりたいと思うことと向き合って、心の底から自分の人生を楽しんでください!