簡単なプロフィール
■名前:リョウ ウンシ
■国籍:中国
■日本での生活:1ヶ月 ( 2023年4月)
■現在:日本語学校へ通いながら日本語を勉強中
■好きな物:花、自然、古いもの
■趣味:いけばな、写真を撮ること
こんにちは。中国の広州市(こうしゅうし)から留学してきたリョウ ウンシです。私は中国の大学を卒業した後に映像クリエイターとして中国企業で働いていたのですが、2021年に中国で日本の花人・川瀬敏郎先生や花道家・上野雄次先生の作品と出会い、いけばなを通して日本に興味を持ったので、2023年の4月に留学生として日本へ来日しました。現在は日本語学校へ通いながら日本語の勉強をしていますが、卒業後は日本の大学へ通って心理学や社会学の勉強をしたいと考えています。
■訪れた人の心を潤してくれる場所「嵐山 大悲閣 千光寺」の魅力をご紹介
皆さんは、京都の嵐山へ行ったことがありますか?私は今年のゴールデンウイークを利用して、京都に住んでいる友達と一緒に行ったのですが、そこで京都の街を一望できる絶景スポットを見つけたので皆さんに紹介したいと思います。場所は嵐山にかかる渡月橋から大堰川沿いの一本道を25分ほど歩いたところにあるお寺で、名前を「嵐山 大悲閣 千光寺(あらしやま だいひかく せんこうじ)」といいます。
千光寺の魅力①:言葉を失うほどの絶景
千光寺へ行くためには緑に包まれた山道をひたすら登っていかなければならないのですが、岩肌に建つ観音堂から嵐山を見た瞬間、私は言葉を失いました。なぜなら、京都の街並みを歩いて見つけたどの景色よりも美しい景色が目の前に広がっていたからです。私は観音堂から見える景色に見とれすぎて一時動けなくなったのですが、風で揺れる葉っぱの音や鳥の鳴き声だけに耳を傾けて過ごす時間は言葉では言い表せない程幸せな時間でした。
千光寺の魅力②:京都に住んでいる日本人でも知らない穴場スポット
今回この場所へ実際に行ってみて気づいたのですが、どうやらこの場所は日本人でも知っている人の少ない穴場スポットの様です。なぜ知らない人が多いのか理由はわからないのですが、私達が訪れたゴールデンウイーク中でも、嵐山の最寄り駅や渡月橋周辺には沢山の観光客が訪れていたのに、千光寺へ辿る道や観音堂ではあまり人を見かけることがありませんでした。不思議ですね。その後、気になって訪れた人の口コミを見てみたのですが、書き込みをしている人達も私達と同じように「人が少なかった!」「京都の穴場スポットだね!」と書いていたので普段から人通りの少ない場所の様です。観光客の多い京都で、京都に住んでいる人でも知らないような場所は少ないと思うので、皆さんも京都へ行った時はぜひ、行ってみてください。
■千光寺へ行くときの注意点
①千光寺まで行く道は急な坂道や長い階段があるので、運動用の靴で行くことをオススメします
②千光寺の開門時間が決まっているので、行くときは必ずホームページで開門時間を調べてから行くようにしてください
③千光寺までの道は、一本道でわかりやすいのですが、人通りが少ない道なので女性の方は必ず友達や家族と行くようにしてください
■まとめ
これは帰り道での出来事なのですが、私達が千光寺から歩いて戻っていると道端に生えていた小さな野花を見つけたおばあさんが「かわいい!こんな場所に咲いているなんて強い!」と野花に話しかけていました。私達はその光景をみて、自分達は同じ場所を通っても気づかなかったのに、日本人は些細なことにもよく気づくし、自然に対して常に敬意を持って接している人が多いと感じました。 きっとこの感覚は海外から日本へ訪れた私達にしか感じることのできない感覚だとおもうのですが、日本はたとえ都会であっても街の中に自然が溢れ、現代的な建物と自然が共存している美しい街だと思います。私はそんな日本で生活をすることが出来て本当に幸せです。この自然あふれる国で生活をしていれば、いつか日本の花人・川瀬敏郎先生や花道家・上野雄次先生達のように私も生命力あふれるいけばなができるようになると思うので、日本で生活している間は様々な場所へ行き感覚を磨きたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。