■自己紹介
はじめまして!アメリカ出身のハーシュ・クリステルです。私は、高校時代の親友が日本人だったのですが、彼女が大学へ進学するために帰国したことがきっかけで、日本語を勉強し始めました。その後、私自身も早稲田大学へ留学し、親友とも再会することができたのですが、卒業後も日本に住み続けたいと思い、今も日本に住んでいます。
また、私は幼い頃から家族と一緒にアメリカ中を旅してきました。そのため、色んなことに興味があります。たとえば、旅行・美容・ファッション・美食探求が大好きで、これらをまとめたブログを作成しようと思ったこともあるのですが、現在使用しているSNSは友人や家族にだけ共有しています。しかし、いつかはこれまで撮影してきたたくさんの写真や情報を様々な人たちに共有したいと考えているので、krystle_likes」という名前の公開Instagramアカウントを作りました。この先、時間と活用方法が決まったら、公開用のInstagramも更新していきたいと考えているので、皆さん楽しみにしていてください!
■私がチームラボを紹介したい理由
今回、私がチームラボを紹介したい理由は、国内外で高く評価されているだけでなく、さまざまな国や地域で展覧会が開催されているからです。また、チームラボは日本の自然、伝統、文化への愛と最先端技術を融合させた没入感体験を提供してくれるため、一度体験すると感動的で強く記憶に残ります。
■五感を満たすような 芸術を体験するインタラクティブな作品との出会い
私は子供の頃から芸術作品や自然の美しさにとても魅了されてきました。その中で最も印象に残っている芸術作品は、私の故郷にあるネルソン・アトキンス美術館で出会ったエドガー・ドガの彫刻「14歳の小さな踊り子(Little Dancer of Fourteen Years)」です。なぜなら、美術展へ一緒に訪れた父が「エドガー・ドガは視力を失い始めた頃から粘土彫刻に取り組むようになり、触覚を頼りにこの若いバレリーナの彫刻を作り上げた」という話を教えてくれたからです。この話を聞いてから、五感を通して芸術を体験することに対する探求心が芽生え、もっといろいろな芸術と出会いたいと強く思うようになりました。
その後、日本に移住してからクリエイティブカンパニー NAKED, INC. が贈る花の体感型イマーシブアート展「NAKED FLOWERS」や、アートとテクノロジーを融合させたインタラクティブな作品で知られるアート集団チームラボが開催する体験型展覧会、モネやゴッホといった有名な画家の作品や展示に没入できる体験型の美術館「イマーシブミュージアム」といった展示空間を巧みに利用して、観客が没入できる環境を作り出す展覧会にもったのですが、どの展覧会に行っても父が話してくれたエドガー・ドガの話を思い出します。そして、これらの経験を通して出会った作品すべてが私の人生を豊かな物にしてくれていることにも気づきました。
■チームラボ作品のおすすめ:チームラボプラネッツ TOKYO DMM
この展覧会の特徴は、日本人特有の自然に対する感覚を取り入れながら、ハイテクな方法で自然に没入できるユニークな体験を提供していることです。また、これまでの展覧会は、テクノロジーや花など特定のテーマに焦点を当てることが多かったのですが、ここでは自然要素に特化し、作品を通じて生き生きと表現しています。そのため、他の展覧会とは一線を画す体験を提供しています。
■チームラボプラネッツ TOKYO DMMの魅力:五感で楽しめる
【触覚】 スポンジのように柔らかい坂や、冷たく滑らかな地面を裸足で歩く体験があります。また、水の中を歩きながら、ディスプレイに映し出される魚を観察したり触れたりすることもできます。魚に触れると、その周りの映像も動き、本当に生きている魚のように感じられます。
【聴覚】 天井からは槍のように垂れ下がる光があり、水や雨の音が響く場所もあります。そのため、水の中を歩いていると、本当に雨が降っているような感覚になります。また、足元は鏡のようになっていて、冷たく滑らかな感触を楽しむことができます。
【視覚】 私のお気に入りは最後の部屋です。ここでは、地面に座ったり寝転がったりしながら、プラネタリウムの中にいるような感覚で、夜空に浮かぶ星々や色とりどりの花々を見ることができます。この部屋にいると心地よく、非常にリラックスすることができます。さらに、部屋の中では照明が明るくなったり暗くなったりします。そのため、照明の光が訪れた人々に昼と夜の感覚を与え、まるで自然の中にいるかのような気分になります。
【味覚】 会場内には京都発のヴィーガンラーメン専門店「Vegan Ramen UZU Tokyo」があります。これらを購入すると「空と火のためのロングテーブル」や「ひとつなぎのベンチ」で食べることができます。
・館内では荷物を全て預け、身軽な格好になります
・館内では全員靴を脱いで裸足になります
※通常の展覧会ではありえないことですが、「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」では全員靴を脱いで裸足になります。これは、日本の家に入る時や座敷で食事をする際の一般的な風習に似ています。アメリカでは新しいカーペットが敷いてある場合を除いて、家の中でも靴を履いたままのことが多いので、この行為を体験するだけでも新しい文化に触れている感じがしました。
■チームラボプラネッツ TOKYO DMMの簡単な詳細
・ 期間:2018年7月7日~2027年末予定
・ 時間:9:00~22:00 (※最終入館は閉館の1時間前)
・ 料金:3,600円~4,800円(事前予約・購入時期による)
※その他、詳しい情報を知りたい方は「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」公式サイトをご覧ください。
■注意点
※12月2日(月)〜12月13日(金)は、大規模工事のため休館です
※上り下りする場所が多いため、足腰の弱い人にはおすすめしません。
※鏡の部屋や膝下まで水に浸かる場所があります。服装に注意してください。
■まとめ
最初の方でもご紹介しましたが、「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」は、単なる展覧会ではなく、日本の自然、伝統、文化への愛と最先端技術を融合させた没入感体験を提供してくれる場所です。そのため、作品に様々な角度から触れることで、自分も作品の一部であるかのように感じることができます。また、今回ご紹介したイベント会場のある豊洲は、自然や美味しい日本食を楽しむことができる場所が多いので、日本文化や芸術、自然を愛する人は必ず気に入ると思います。少しでも気になった方は、ぜひ訪れてみてください!最後までお読みいただきありがとうございました。