こんにちは。エジプト(カイロ)出身のラグダです。現在は大学大学院医学研究科で医学部修士課程に在籍中です。専門分野は「乳がん」で、マスターコースは「がん生物学」です。私は進学をする際、この分野において、どこで学ぶのが1番私に適しているのかを考えた時に、今在籍している大学大学院医学研究科が最も適していると思ったので、日本への留学を決めました。がんの研究は大変ですが、とてもやりがいのある仕事なので、これからも研究を頑張ります!
さて、前回は日本で見つけた「おもしろいこと」や「ふしぎなこと」として、エジプトと日本は似た習慣や考え方が多いとインタビューで紹介したのですが、今回は日本の“hidden gem”(直訳:隠れた宝石/魅力的な場所)について自分で記事を書きたいと思います。その場所とは、和歌山湾にある人工島“和歌山マリーナシティ”です。和歌山と言えば遊園地・動物園・水族館が集まるテーマパーク「アドベンチャーワールド」を思い浮かべる人が多いと思うのですが、今回ご紹介する和歌山マリーナシティでは市場で珍しい魚を食べたり、魚釣り体験をしたり、中世のヨーロッパの港街を再現したテーマパークで遊んだりすることができます。 さらに、この場所は都心の有名な観光スポットとは違い、比較的観光客が少ない穴場スポットなので、人込みが苦手な人や観光客が少ない場所を求めている人にとって最適な場所です。それでは早速、和歌山マリーナシティの魅力やオススメポイントからご紹介したいと思います。
■和歌山マリーナシティの魅力やオススメポイント
①黒潮市場では鯨を食べることができる
「鯨を食べる」だけ聞くと賛否両論あるかもしれないのですが、この街では400年以上も前から鯨を食べる文化があります。私は人生で初めて鯨の赤身を食べたのですが、マグロのような触感で、とても美味しかったです。きっと鯨だと言われなければ気づかないかもしれません。鯨の赤身にはごま油や塩を少し付けて、生姜やニンニクと一緒に食べるのですが癖のない味なので驚くと思います。皆さんも是非、ココへ訪れて新鮮な鯨の赤身を食べてみてください!
※日本の鯨食文化について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください
※黒潮市場について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください
②海釣り公園で魚釣り体験できる
私たちが訪れた日は海釣り公園で沢山の人が釣りを楽しんでいたのですが、遠目から「私も釣りをやってみたいな~」と視線をおくっていたところ地元の人が釣りを体験させてくれました。しかし、私はこれまで、釣り竿に触れることも、釣りを体験することもなかったので、最初は魚釣れるかな?と不安だったのですが、なんと1分もしないうちに魚を3匹も釣ることができたので、とても楽しむことができました。(このような体験ができるのも海釣り公園の魅力だと思います)ちなみに他の場所で釣りを体験する場合、色々道具を揃えなければならないのですが、この場所ではレンタルで竿を借りることができるので事前に色々準備をする必要がありません。日本で釣りを体験してみたい人は是非チャレンジしてみてください。
※今回私たちは声をかけて下さった方のおかげで釣り体験をすることができましたが、個人で竿を借りて釣り体験をするためには別途お金がかかります。釣り体験をやってみたい人はコチラをご覧ください。
■心あたたまる出会い
私たちはこの場所へ初めて訪れたため、バスの乗り方がわからず途方に暮れていたのですが、バスの運転手さんはそんな私たちを見つけて優しく丁寧にサポートしてくださいました。この他にも、市場で出会った人や、釣り堀公園で出会った人たちも優しくて、都会の人間関係とは違った田舎特有の心と心で向き合えたような体験もできました。もちろん都会でも心温まる体験と出会うことはできるのですが、日本の田舎で生活している人はリラックスしていて心地よい優しさで包み込んでくれるような雰囲気があります。海外から日本へ訪れたばかりだと日本人とコミュニケーションを取る時に、とても緊張すると思うのですが、田舎の人たちは片言の日本語でも、フレンドリーに接してくださる人が多いので、皆さんも是非積極的に地元の人たちとコミュニケーションをとってみてください。
■和歌山マリーナシティへのアクセス
詳しくはコチラをご覧ください。
※注意点:バスを利用する際、JR和歌山駅からJR海南駅までの所要時間は約15分ですが、1時間に1~2本しかバスがないので、事前にバスの時間を調べてから行くようにしてください。
■まとめ
今回は日本の“hidden gem”(直訳:隠れた宝石/魅力的な場所)として和歌山マリーナシティの魅力やオススメポイントをご紹介しましたが、次回は京都の“hidden gem”(直訳:隠れた宝石/魅力的な場所)をご紹介したいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!