■簡単な自己紹介
Namaste!(ナマステ:こんにちは) インド首都デリーから列車で約4時間の所にある歴史的建造物が多く残る街、ジャイプル出身のジャイン デヴヤンシュです。私の出身地ジャイプルは昔、maharaja(マハラジャ:王様)の住居があった場所なので(※現在でも一部分は王族の住居)、山頂には侵略者から街を守る役割を果たしていた巨大な砦が残っています。その他、19世紀頃(イギリス統治時代)にヴィクトリア王女の息子がジャイプルを訪問した際に歓迎の意味を込めて旧市街の建物の多くをピンク色に塗ったのがきっかけで、現在でも街並みの維持が続けられていることから別名「ピンクシティ」とも呼ばれています。華やかなピンク色の街並みはジャイプルの魅力の1つなので皆さんも是非1度ジャイプルへ遊びに来てください。ちなみに現在私は材料科学の分野と、この知識を電車に応用する方法に特に興味があり2021年9月から東京大学の大学院生として機械工学を学んでいます。
■旅行好きなインド出身の私がオススメする日本の絶景スポット京都「伏見稲荷大社」
私は様々な場所へ旅行をすることが趣味なので、日本へ来日してからの1年間は数えきれないほどの観光地を訪れました。その中でも、長崎の平和公園、広島にある宮島の鳥居、奈良の鹿はとても記憶に残っています。しかし、この場所以上に強く記憶に残っていて世界中の人達にオススメしたい日本の絶景スポットを1つ教えてほしいと言われたら、私は迷わず京都にある「伏見稲荷大社」をオススメしたいと思います。何故ならここには日本文化に触れたことのない人にとって、とても神秘的で言葉では表現しきれないほどの感動を与えてくれる物が沢山あるからです。そこで、今回は京都伏見稲荷大社の魅力や稲荷大社でのマナー、東京から京都までの交通手段などをご紹介したいと思います。
■日本全国3万社ある稲荷神社の総本宮「京都伏見稲荷大社」の魅力はココ!
・楼門(ろうもん):境内の入口という意味の門
稲荷駅を出た瞬間、目に飛び込んでくる屋根付きの大きな門は日本の有名な天下人、豊臣秀吉によって造営された「楼門」です。この楼門は京都市内の神社の中でも最も古く最大の楼門なので、この楼門の下を通るだけで特別な体験をすることができます。
・千本鳥居(せんぼんとりい)←特にオススメ!!
OK!ここは伏見稲荷大社の中で私が最も世界中の人にオススメしたいエキサイティングな場所です!およそ400m続く「奥宮(おくみや)」から「奥社奉拝所(おくしょほうはいしょ)」への山道に、鳥居が沢山建てられているのですが、美しい朱色の鳥居が綺麗に並ぶ姿は圧巻です!まるでこの道には終わりがないよう・・・私は千本鳥居の神秘的な美しさに興奮がおさえられず、ここで沢山の写真を撮りました。
※千本鳥居マナー:①右側通行 ②大声で騒がない ③撮影スポットを独占しない
じつは、この鳥居。大社側が建てたものではなく、一般の人達が奉納して建てられたものなので、鳥居の裏には奉納した人の名前や社名と鳥居を奉納した年月日が書かれています。鳥居は建てられる場所が決まっていて、奉納場所によって6種類の初穂料があります。1番安いものは、5号の21万円なので記念にいかがですか?(笑)ちなみに、この鳥居は運ぶのも建てるのも大きさ関係なく全て人の力だけでおこなっているそうです。(理由:稲荷山に重機が入ることができないため)
※鳥居の奉納は凄く人気で、予約を受け付けていても実際に鳥居が立つまでは4~5年かかるそうです
・稲荷山(いなりやま)
千本鳥居をくぐる道は初心者にとって疲れるかもしれません。しかし、全ての鳥居をくぐり終わると稲荷山への登山道が見えてくるので、参拝時間に余裕があれば、ぜひ稲荷山への参拝をオススメします。なぜなら稲荷山の山頂から見下ろす景色が最高だからです。(※登る場合はスニーカーを忘れないようにしてください)最初は階段が多く、少しキツイと感じるかもしれないのですが、道は穏やかです。山頂までは約2キロ。時間は1時間以上かかります。飲み物を持っていない場合は途中、自動販売機があるので、そこで購入することをオススメします。展望エリアへの到着が日没に間に合うと息を呑むような絶景と出会えますよ!!
■京都伏見稲荷大社でのマナー、参拝方法は「二礼二拍手一礼(にれいにはくしゅいちれい)」
①お辞儀を2回
②2度手を叩く(拍手)
③最後にもう1度お辞儀
※京都伏見稲荷大社での参拝マナーは「2礼2拍手1礼」ですが、場所によっては、「2礼4拍手1礼」や「2礼8拍手1礼」の時もあるので、周りの人を見て真似るか、行く前に調べてみましょう。お寺では1礼後に胸の前で手を合わせ合掌し、最後に1礼がマナーです。
■東京から京都の伏見稲荷大社まで行くなら夜行バス(WILLER EXPRESS)がオススメ!
夜行バスを利用した場合のメリット
・寝ている間に移動することができて、到着直後から時間を有効活用できる
・交通費をおさえることができる
今回私は東京から京都までの交通手段で夜行バスを利用したのですが、夜行バスを利用した場合、寝ている間に目的地まで移動することができたり、朝の6~8時頃現地に着くので到着直後から時間を有効活用することができたりするので便利です。その他、飛行機や新幹線よりも交通費をおさえることができるのでオススメです。
■まとめ
今回は、私が訪れたことのある場所の中から京都にある伏見稲荷大社をご紹介させていただいたのですが、いかかでしたか?行きたくなりましたか?これは個人的な意見ですが京都まで訪れたなら絶対「伏見稲荷大社」まで行くべきだと思います。朱色が連なる千本鳥居の神秘的な美しさは絶品ですよ。その他、可愛い狐のお土産はココでしか手に入れることができないものもあるので家族や大切な人へプレゼントしても喜ばれると思います。あと、稲荷山でのハイキングもオススメです!皆さんも是非、伏見稲荷大社へ行ってみてください!
■伏見稲荷大社までのアクセス
電車の場合
・JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ (京都駅より5分)
・京阪本線 伏見稲荷駅下車 東へ徒歩5分
市バスの場合
南5系統 稲荷大社前下車 東へ徒歩7分