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2022.11.18

ミャンマー出身の私が日本で見つけたオススメの場所:京都府 貴船神社

■旅行が趣味で日本の三分の二!都道府県を制覇した私がミャンマーの人達に一番オススメしたい絶景スポット「貴船神社」

 こんにちは。ミャンマー出身のウィンです。私は経営学を学ぶため四年前に日本へ来日し、現在は外国人から大人気の観光スポット京都府京都市に住んでいます。私が留学先として日本を選んだ理由は、派手なネオンや高度なテクノロジーが混在する近代的な国だと思ったからではなく、昔から残る美しい自然やお寺、神社、庭園といった文化と近代文化が共存していて非常に刺激的な国だと感じたからです。大都市と言われている場所は確かに様々な技術が発達していますが、それだけではなく一歩外へ出れば、日本は世界でも有数の自然景観や絶景スポットが美しい姿のまま大切に保存されているということを再確認することができます。とくに、私の住んでいる京都は世界中の人が訪れるだけあって季節問わず、どんな時でも見た人の心を感動させる力を持っています。そこで今回は数ある有名スポットの中から母国の人達に是非教えていあげたい絶景スポットとして、京都にある貴船神社の魅力を紹介したいと思います。

■ミャンマーの人達にオススメしたい絶景スポット、冬の「貴船神社」



 春は梅や桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景。季節ごとに色んな表情を見せてくれる貴船神社の中で1つミャンマーの人達にオススメするのであれば「冬」の貴船神社を紹介したいと思います。なぜなら、ミャンマーの人達にとって一生に一度、肉眼で雪を見ることが夢だと思っている人が多いからです。しかし残念ながらミャンマーで雪が降ることはありません。そんなミャンマーの人達が普通の雪ではなく、京都の山奥で舞い落ちる雪と、真っ白な雪に包まれた貴船神社を見たら感動で言葉を失うことでしょう。それほど雪に包まれた貴船神社は幻想的です。

■ミャンマーの「仏塔」と日本の「神社」の違い



 宗教施設に入る時のマナーは、同じジャンルの宗教だったとしても考え方やマナーが異なることがあるので気を付けなければなりません。そこで、今回はミャンマーと日本の「神社」を比べてみたいと思います。

ミャンマー
※パゴダ(※写真左)と呼ばれる「仏塔」や「寺院」、「礼拝所」を利用する場合
・露出の多い格好(タンクトップや半ズボン、ミニスカート等)で入ることは禁止
・靴や靴下は必ず脱ぐ(裸足の状態のみOK)
・場所によっては女性が入れない場所がある

日本の場合
※神社を利用する場合(お寺のマナーは別。ただし間違えても厳しく注意されることはない)
・服装に厳しい指定はない。しかし、神聖な場所なのでタンクトップや品のない格好は避ける
・靴屋靴下は脱がない(本殿の中に入れる時は靴を脱ぐ必要がある。靴下は脱がない)
・国籍、性別関係なく誰でもお参りすることができる

 ミャンマーの「仏教」は「上座部仏教」なので、日本とは違い、厳しく守らなければならないルールがあります。しかし日本の場合は同じ仏教でも「大乗仏教」といって、厳しくルールを守ることよりも仏教を広めることが目的なので、たとえマナーを間違えたとしても「お寺」で厳しく注意されることはありません。(神社も同じで厳しく注意されることはありません)しかし、マナーを知らないとマナーを知っている人に嫌な思いをさせてしまう事があるので、注意をしましょう。

■神社での簡単なルール

・「鳥居」と呼ばれる門をくぐる時は、鳥居の中心は避けて、左右どちらかにより、鳥居の下を通る前に本殿の方を見て頭を下げて一礼をする(※神社以外でも日本で神聖な場所へ入る時は必ず左足から)
・「参道」を歩く時は真ん中ではなく、左側を歩く(理由:日本は基本左側通行、そして真ん中は天皇のような偉い人が通る場所と言われているので避ける)
・本殿まで歩いて行く途中に手水(ちょうず)と呼ばれる手を洗う場所があるので、必ず手を洗って手を綺麗にしてから本殿へ向かう
・本殿までたどり着いたら、「二礼二拍手一礼」これは二回お辞儀をして、二回手をたたき、手を合わせて神様にお願いごとをして最後に一回お辞儀をする(※日本のお寺では手を合わせるだけ)
・本堂から鳥居までの帰り道では、鳥居の下を通った後に、ふりかえって本殿の方を向いて一礼をする
※マナーが、わからない場合は周囲の人をみて真似をしてみましょう。

■石垣から湧き出る本物の名水を飲んでみよう!

 ミャンマーの人達は、宗教的観点から神聖な場所で与えられた水を飲むことで体を健康に保つことができると信じています。そこで、私はミャンマーの人達に水を司る神を祀る貴船神社の湧き水を紹介したいと思います。貴船神社の良質で飲みやすい弱アルカリ性の湧き水は飲みやすいだけではなく、今まで一度も止まったことがなく飲んだ人の病気を治したともいわれている水なので、そのような神聖な湧き水が飲めることを知れば、きっと飲んでみたいと思うはずです。水は無料で飲むことができるので、是非、貴船へ行った時はペットポトルや水筒を忘れずに持って行ってください。

※もし、忘れてしまっても水を入れるボトルを三百円で購入することも出来ます。

■貴船神社限定の「水占みくじ(みずうらみくじ)」

 ミャンマーでは伝統的暦であるビルマ暦をもとにした「八曜日占い」や、多くの人が通う「仏塔(パゴダ)」でも占いコーナーがあるほど「占い」が人気なので、貴船神社まで来たのなら、日本でも珍しい「水占みくじ(みずうらみくじ)」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?見た目は真っ白な紙ですが、それを二百円で購入し、御神水に浮かべると文字が浮かび上がってきます。

※書いてある内容がわからなくても大丈夫。この「おみくじ」にはQRコードが書いてあるので、スマートフォンでQRコードを読み込めば様々な言語で書いてある内容を読むことが出来ます。
※ミャンマーでは書いてある内容の良し悪しに関わらず自分が得た占いの紙は持ち帰るのが普通ですが、日本の「おみくじ」は良いことが書いてあった場合のみ持ち帰り「お守り」のように大切に保管します。しかし悪いことが書いてあった場合は、決められた場所の御神木に「おみくじ」を結び付けて、お祓いをします。悪いことが書いてあっても持ち帰りたいのであれば持ち帰ることも可能です。

■まとめ

 今回は私がミャンマーの人達に一番オススメしたい絶景スポットとして冬の貴船神社をオススメしましたが、いかがでしたか?貴船神社は京都市の中心部から少し離れた場所にありますが、いつ訪れても美しい景観で迎えてくれる、訪れる価値のある場所です。運良く雪の降る京都へ訪れた際は、神社にお参りして幻想的な冬景色を楽しみ、いつまでも心に残る思い出を作ってください。 (それ以外の季節に神社を訪れることも強くお勧めします)それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

■貴船神社の詳細とアクセス

・住所:〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
・本宮 開門時間:6:00~20:00(12月~4月は18:00まで)
・授与所受付時間: 9:00〜17:00(水占みくじ、御守、御朱印などの授与受付)
・年中無休・参拝無料

・京都駅からは京都市営烏丸線・京都バス52(貴船口/鞍馬温泉行)・京都バス33(貴船行)
・時間:約1時間20分(乗車時間47分)
・料金:740円

・出町柳駅からは叡山電鉄叡山本線・叡山電鉄鞍馬線・京都バス33(貴船行)
・時間:約50分(乗車時間30分・徒歩20~30分)
・料金:600円

ルウィン イェウィン

国・地域
ミャンマー
居住地
京都府
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