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2023.10.27

中国出身の私が日本で見つけたオススメの場所: ホテル雅叙園東京にある東京都指定有形文化財「百段階段」

 你好(ニーハオ:こんにちは)。日本でも有名な中国の初代皇帝・始皇帝のお墓“始皇帝陵”や、そのお墓を守るためにつくられた“兵馬俑”、その他、世界最大の古代城壁“西城門”といった中国の歴史を語る上で最も重要な文化財が多く残る都市、西安出身のオウ ヨクタンです。私は、2017年に友達と日本旅行をした際、日本の伝統的な木造建築や社寺建築に強く興味を持ったので、2022年の4月に留学生として来日しました。現在は、明治大学で建築について勉強しています。

 私は日本で生活を始めてから1年半しかたっていないため、日本の文化や伝統について皆さんに詳しく紹介することはできないのですが、今回はこの1年半の間に訪れた場所の中で最も興奮した場所、ホテル雅叙園東京にある東京都指定有形文化財「百段階段」と、そこで開催される展覧会について紹介したいと思います。私と同じように日本の伝統的な建築物やアニメ・ゲームが好きな方なら絶対気に入ると思います。それでは早速、ホテル雅叙園東京と百段階段の簡単な歴史や魅力からご紹介したいと思います。

■ホテル雅叙園東京と東京都指定有形文化財「百段階段」の簡単な歴史




・創業者:細川力蔵さん
・1928年:芝浦の自邸を改築した純日本式高級料亭「芝浦雅叙園」を開業
・1931年:本格的な北京料理および日本料理を提供する料亭「目黒雅叙園」を開業
・1935年:「目黒雅叙園3号館」を開業←東京都指定有形文化財「百段階段」誕生
・2017年:目黒雅叙園から「ホテル雅叙園東京」へリブランド
※2001年:国の登録有形文化財に指定
※2009年:東京都の有形文化財に指定

※東京都指定有形文化財「百段階段」は、旧 目黒雅叙園の3号館にあたり、ホテル雅叙園東京敷地内に現存する唯一の木造建築です ※詳しい歴史を知りたい方はコチラをご覧ください

■ホテル雅叙園東京の魅力:一歩足を踏み入れた瞬間から異世界へタイムスリップできる





 豪華な装飾が施されているホテル雅叙園東京はかつては“昭和の竜宮城”と謳われていました。私は最初、この呼び名の意味が分からなかったのですが、見学が終わった後は竜宮城と呼ばれていた意味がわかりました。たとえば、ホテルの館内へ足を踏み入れると、次々と目に飛び込んでくる日本美術の美しさに圧倒され、中国で例えるなら、中国史上最も華やかだったと言われている唐王朝へタイムスリップしたような気持ちになります。次に、高級建築材を使用して建てられたであろう東京都指定有形文化財「百段階段」は、階段に沿って造られた7つの宴会場ごとに違うテーマが設定されているので見ていて飽きることがなく、気づけばあっという間に時間が過ぎてしまいます。つまり、浦島太郎のように自分だけ違う時間軸にいるような特別な感覚を体験できる場所、それが“昭和の竜宮城”と呼ばれていた理由だと思いました。どうですか?この特別な感覚を体験してみたいと思いませんか?私は、他の方がこの場所へ訪れてどのように感じたかも気になるので、行かれた方は是非感想を教えてください。

※竜宮城とは日本の昔話「浦島太郎(中国版の名前は“柳毅伝”)」に登場する竜王や竜神などがすむという宮殿のことです

■東京都指定有形文化財「百段階段」の魅力:有形文化財と様々なコラボレーション企画を見ることができる




 東京都指定有形文化財「百段階段」では、数カ月に1回、様々な企画展が開催されています。私が訪れた時は和のあかりと百鬼夜行をテーマに、「和のあかり×百段階段2023~極彩色の百鬼夜行~」という企画展が開催されていたのですが、文化財建築と日本の伝統工芸品や和のあかりのコラボレーションはとても神秘的で、各部屋の世界観に強く引き込まれました。とくに、日本のアニメやゲームを通して狐のキャラクターが好きな私は、歌舞伎の「義経千本桜」という演目をモチーフに演出された清水の間の「白き狐の世界」がお気に入りで、薄暗い部屋の壁に描かれていたススキと、部屋中に飾られているススキの中にひっそりと佇む狐の姿を見つけてからは数分間目が離せなくなりました。もし、「義経千本桜」のストーリーや芸術家たちの情報を詳しく知っていたら、作品の見方が変わったかもしれないのですが、詳しく知らなくても、この作品からどんな物語が始まるのか想像するだけでとてもワクワクしました。

企画展へ行くときの注意点




①会場内は畳の部屋があるため必ず靴を脱ぎます。入口に、靴を入れる専用のビニール袋が用意されているので、その袋に靴を入れ持ち歩きましょう。

②日本でのマナーとして、会場内は裸足NGです。必ず綺麗な靴下を履く、または綺麗な靴下を持参してください。

■まとめ

 今回は、ホテル雅叙園東京と東京都指定有形文化財「百段階段」の魅力や、そこで開催される企画展について紹介しましたがいかがだったでしょうか?行ってみたいと思いましたか?私は今回、はじめて「和のあかり×百段階段2023~極彩色の百鬼夜行~」展へ参加して、日本の伝統建築だけではなく、日本の伝統芸能や伝統工芸品にも強く興味を持てるようになりました。新しい発見や知らなかったことが1つでも理解できるようになるって楽しいですね。ちなみに、現在開催されている名建築「百段階段」秋の見学会では3種類のチケットが販売されています。

・日本語と英語の2カ国語で書かれたガイドブック付チケット
・約50分のガイドツアー付チケット(※日本語のみ)
・日本語、英語、中国語、韓国語対応可能な音声ガイド付チケット

 このチケットを利用すれば、東京都指定有形文化財「百段階段」についての知識がなくても、学びながら見学できるので、初めて行く場合は3種類の中から1種類チケットを選んで購入することをオススメします。

■これから開催される東京都指定有形文化財「百段階段」企画展の情報

①文化財保全期間 特別企画 東京都指定有形文化財 名建築「百段階段」秋の見学会
会期:2023年10月7日(土)~11月26日(日)
※土日祝日限定開催(平日は休館)

②懐かしく新しい“レトロ”を旅する古今東西ニッポンの風景
会期:2023年12月2日(土)~2024年1月14日(日)
※休館日:2023年12月25日(月)~31日(日)

③千年雛めぐり 百段雛まつり2024平安から現代へ受け継ぐ想い
会期:2024年1月20日(土)~3月10日(日)
※会期中無休

※企画展情報について詳しく知りたい方、チケットを購入されたい方はコチラをご覧ください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

オウ ヨクタン

国・地域
中国
居住地
東京都
得意カテゴリ
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