困りごと・悩みごと
2022.11.29

台湾出身の私が日本で生活をしていて困ったこと:医療機関

■台湾出身の私が日本で生活をしていて困ったこと「病気と病院」

 海外で1人暮らしをする際、1番不安になることは「体調」のことだと思います。これが自国であれば、病気にかかってもすぐに対処する方法を見つけることができるのですが、海外の場合は法律や文化も違うため、病院で自分の病状を伝えることができるかどうか色々悩むことになるでしょう。そこで今回は、私が日本で生活をしていて困った「病気と病院」のことについて紹介したいと思います。

■日本の医療機関では、夜間・休日殆ど診療していない



 台湾では、夜間や休日でも医療機関を利用することが可能です。さらに、夜も9時~10時頃間で診察をしてくれる所が多いため、急に体調が悪くなった場合や仕事帰りでも受診することもできます。しかし、日本では夜7時以降や休日の診察は不可なところが多く、受診できる医療機関があったとしても数が少ないため、普段は薬局で市販の薬を買ったり我慢したりする場合が多く、どうしても診察を受けたい場合は平日に有給を使わなければ診察を受けることが出来ませんでした。

■解決方法

 事前に夜間や休日でも診察可能なクリニックを探しておくことです。しかし、コロナ感染症拡大以降は、オンラインで受診可能な所も増えたので、外出できない場合でもスマホやパソコンがあれば、診察を受けることが出来るようになりました。しかも費用は、実際に病院に通った時と殆ど変わらないため凄く便利です。

■大きな病院で診察を受けたい場合は紹介状が必要です



 先程も書いた通り、台湾では夜間や休日でも医療機関を利用することが可能で非常に便利なため、便利すぎて少し風邪をひいてだけでも大きい病院に行ったり、沢山の薬を貰ったりする人がいます。しかし日本では軽症の場合、まず近所のクリニックや診療所で診察をしてもらうことが暗黙の了解となっているため、いきなり大きな病院で受診しようとしても「紹介状を持ってきてください」と言われて当日受診することができなかったり、受診が可能だった場合は何時間も待たされたりすることがあります。理由は大きな病院に人が集中して、今回のコロナウイルス感染症拡大や大きな事故が起きた時に対応ができないことを防ぐためです。しかし受診する側としては、なんでも揃っていて、いざというときに安心できる大きな病院で最初から診察してもらいたいと思うのですが、今の日本のシステムでは、それはできないようになっています。このことについて、理解はしているのですが、正直私はまだこのシステムに慣れていません。

■解決方法

 外国で医療機関を探そうとしても言葉が通じなかったり、うまく病状を伝えられなかったりすることがあるため、あらかじめ現地の言葉も理解できる友人や知人に対応してもらい医療機関を探しておく方がいいと思います。その他、これは私の経験ですが、日本で生活を続けるなら早い段階で日本の医療機関に関する暗黙の了解を知っておくほうが病気になった時に焦ったり不安になったりすることがなくなると思います。

■日本は生薬と鍼灸治療が健保範囲外で高い



 中華文化の影響を強く受けた台湾では、漢方医学をもとに漢方薬が生活の中で不可欠なものとなっています。特に「中医」クリニックに行けば薬だけではなく、整体や鍼灸治療もその場で受けることが可能で、基本全て健保適用範囲内なので、1回の診察代が1000円以上かかることはありません。しかし、日本の場合は漢方医が少なく、鍼灸治療を受けた場合は健保適用範囲外のことが多いため、鍼灸治療を1回受けただけで台湾の約5倍、5000円かかる場合があります。これだと、たとえ通いたくても何度も通うことは難しくなってしまいます。

■解決方法

 市販の鍼灸シールを使ったり、1回目の診察の際、ストレッチなどのアドバイスをもらったりすることでクリニックや整骨院通う回数を減らすことができます。さらに医療関係者のアドバイスであれば、運動の習慣もつけられますし、自分でも正しく病状を緩和させる方法を知ることができます。また、漢方薬を利用したい場合は、一時帰国や仕送りと一緒に日本へ送ることで料金を安く抑えることができます(合法の範囲内)その他、日本で漢方と同じ効果のハーブティーやサプリメントを探すことも良い方法です。

■クリニックと薬局は別!薬局ではお薬手帳を使用する!



 これは困った程のことではないですが、思い返してみると、台湾のクリニックでは、クリニックの中に薬剤師コーナーがあり、受診後すぐに薬をその場で受け取ることが可能でした。しかし、日本の場合はクリニックと薬局が別々で、診療を受けた後は自分の都合に合う薬局で薬を受け取ることが可能です。何故このようなことが可能かというと日本では「お薬手帳」というものがあり、手帳には自分がこれまでに使ったことのある薬の情報が全て記載されているため、この手帳を見せるだけで薬剤師は全ての情報を把握することができるからです。はじめはこのシステムになかなか慣れることができなかったのですが、慣れると、とても便利だと感じるようになりました。

■まとめ

 日本で生活を始めてから6年になるのですが、正直、今でも病気や怪我をした時は、不安になることや慣れないことが沢山あります。でも、困ったことを1つずつ丁寧に理解し解決していけば自分の成長にも繋がります。たとえば、お医者さんの話を聞く際、わからない言葉があれば、その場でメモをとったり質問をしたりして曖昧に理解しないように心掛けています。何故なら、そうすることで自分の不安を解消するだけではなく、日本語の向上にもつながることを実感しているからです。この他、自分自身のことだけではなく大切な人や困っている人を助けることにもつながるので、皆さんも是非自分の経験を知恵にして海外暮らしの中で助け合いましょう

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