■自己紹介
Xin Chào!(シン チャオ:おはようございます・こんにちは・こんばんは) ベトナム北部出身のグエン・テイマイフォンです。今回で8回目の投稿です。私は日本の大学卒業後にIT企業へ就職したのですが、社会人2年目になっても目まぐるしい日々に追われながら毎日奮闘しています。しかし、あえてそのような環境に身を置いたことで、最近は少しずつ自分の成長を肌で感じられるようになり、休日も楽しむ余裕が生まれました。そんなある日、週末はリラックスできる場所へ行きたいと思い様々なツアーに参加したり、美味しいもの検索して食べに行ったりしていたのですが、福島県を訪れた時にとても魅力的な体験と出会うことができました。その魅力的な体験とは福島県松川浦での磯ガニ釣り体験です。
福島県といえば美しい自然と豊かな海の恵みを楽しめる魅力的な場所ですが、その中でも、松川浦での磯ガニ釣り体験は、家族や友人と気軽に楽しめるアクティビティとして人気です。そこで今回は、松川浦での磯ガニ釣り体験をおすすめする理由や、磯ガニ釣り体験の魅力などについて詳しくご紹介したいと思います。
■福島県 松川浦での磯ガニ釣り体験を紹介しようと思った理由

私が松川浦での磯ガニ釣り体験を紹介しようと思った理由は、大きく分けて2つあります。
①ベトナムでは磯ガニ釣り体験のようなアクティビティがない!
私が磯ガニ釣り体験を紹介したい理由の一つに、ベトナムではこのようなアクティビティがなく、非常に珍しいという点があります。さらに、ベトナムにも海や川はありますが、釣りといえば魚釣りが一般的です。そのため、カニを釣るという発想がなく、私自身も日本でこの体験をするまで、磯ガニ釣り体験ができるなんて思ってもみませんでした。さらに、特別な釣り竿や道具を使わず、シンプルな仕掛けで簡単に磯ガニが釣れることは、とてもユニークで新鮮な体験でした。また、日本では釣り自体が家族や友人、またはカップルで気軽に楽しめるアクティビティとして親しまれていますが、ベトナムではそのような娯楽としての釣り文化がほとんどありません。もし、この楽しさをもっと多くのベトナム人に知ってもらえたら、日本旅行の際に「磯ガニ釣りを体験してみたい!」と思う人が増えるかもしれません。日本ならではのこの楽しい体験を、ぜひ多くの人に知ってもらいたい。私は、そんな思いから、磯ガニ釣り体験を紹介しようと思いました。
②美しい自然の中で年齢問わず楽しめる!
磯ガニ釣り体験は、特別な技術や高価な道具がなくても、誰でも気軽に楽しめるアクティビティです。私は昨年9月に福島県で磯ガニ釣りを体験したのですが、同じ日に参加した人の年齢もバラバラで、子どもたちは「こんなに楽しい遊びは初めて!」と目を輝かせ、夢中になって磯ガニを探していました。一方、カップルで参加した人たちは、お互いに協力し合いながら磯ガニ釣りを楽しみ「想像していたよりも面白い!」と盛り上がっていました。磯ガニ釣り体験は、磯ガニを釣るだけではなく、誰とでも気軽に美しい自然の中でワイワイ楽しめるため、今回読者の皆さんに紹介しようと思いました。
■磯ガニ釣り体験の魅力

①スリル満点!磯ガニのハサミに注意しながら釣る楽しさ

磯ガニは甲羅の大きさが3cm前後の小さなカニですが、ハサミを大きく広げて威嚇する姿は意外と迫力があります。そのため、エサを仕掛けてじっと待つ間のドキドキ感や、磯ガニが釣れた時の喜びは、一度体験すると絶対病み付きになると友達が教えてくれました。しかし、実際に磯ガニ釣りを体験してみると、カニたちは私の仕掛けたエサを食べているのに、なかなか釣ることができません。周りでは、「やっと釣れた!!」「また釣れたよ!」「私も!!」と嬉しそうな声が飛び交っていたのですが、私だけが「次こそ!」と意気込んでみたものの、何度やってもエサだけ食べられてしまいました。結局、最後まで一匹も釣ることができなかったのですが、釣竿が揺れる時のドキドキ感や、透き通った美しい海を眺めながら磯ガニ釣りを体験している時間は、とても有意義な時間でした。
余談ですが、その後、宿泊先の旅館へ帰り、一匹も磯ガニが釣れなかったと旅館のオーナーに話したところ、オーナーから「カニを飼ってみますか?」と声をかけていただき、なんと宿泊先の旅館から一匹の小さなカニを譲り受けることができました。名前は「ソマちゃん」といいます。ソマちゃんは、今も我が家で元気に暮らしています!
②道具がシンプルだから気軽に始められる
「釣り」と聞くと、釣竿やリール、ライン、ハリ、オモリなど、沢山の道具を揃えなければならないと思う方が多いと思うのですが、磯ガニ釣りに必要な物はとてもシンプルです。例えば、ハリガネ、磯ガニ用のエサ(腐ったイカやタコ)、エサを付けるためのクリップ、バケツ、軍手、帽子など、これらは数百円あれば準備をすることが可能です。
また、磯ガニは岩場や防波堤の隙間、潮溜まりなどに生息しているので、塩が引いた時間帯を狙うだけで簡単に釣ることができます。(私は釣れなかったのですが・・・涙)腐ったイカやタコをハリガネの先に結び、ゆっくり岩場の隙間にエサを垂らす。あとは、磯ガニがエサに食いつくのを待つだけです。今回、私が磯ガニ釣りを体験した松川浦には様々な種類の磯ガニが生息しているので、釣り上げた磯ガニを見比べて違いを楽しむのも面白いですよ!
■私がお世話になったガイドさん
今回、私がお世話になったのは松川浦ガイドの会の方たちです。気になった方は是非チェックしてみてください!
・松川浦ガイドの会のホームページ
・松川浦で磯遊び!カニ釣りYouTube
■福島県でおすすめのアクティビティ
・馬とふれあい体験
・いちご狩り体験
・浪江町立請戸小学校
・相馬市伝承鎮魂祈念館
■まとめ

実は、今回私は特別な目的を持って福島県を訪れました。それは、2011年の東日本大震災の影響を受けた相馬市が、この13年間でどのように復興を遂げたのか、自分の目で確かめるためです。そして、相馬市を訪れて感じたのは、復興への強い意志と、前向きに努力を続ける人々の姿でした。温かく迎えてくれた地元の方々とお話をする中で、震災を乗り越え、懸命に働く姿に強く感銘を受け、福島県へ訪れて良かったと心の底から思いました。皆さんも、もし福島県に観光で訪れたら相馬市へ行って磯ガニ釣り体験をしてみてください。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!