エンタメ
2025.02.14

ハンガリー出身の私がオススメする日本の音楽ジャンル:ヴィジュアル系(バンド)

■自己紹介

 皆さん、sziasztok‼(シアストク: こんにちは)! 今から2年前の2022年10月に留学生として来日した、ハンガリー出身のアンナです。突然ですが、皆さんは普段音楽を聴きますか?また、日本の音楽にヴィジュアル系というジャンルがあることを知っていますか?私は、日本の音楽と出会い、その素晴らしさに魅了され、日本に住むという夢を叶えました。そのくらい、日本の音楽が大好きです。そこで今回は、日本の音楽の中でも特に大好きなジャンル、ヴィジュアル系の魅力について紹介したいと思います。いろいろなバンドを紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください!

■ヴィジュアル系って何?

ヴィジュアル系の
・ 始祖 : X JAPAN / BUCK-TICK / D’ERLANGER
・ 始まり:1980年代~
・ 特徴 :個性的な音楽スタイルや個性的で豪華な衣装やメイク

 ヴィジュアル系(Visual Kei)とは、主に日本の音楽シーンにおけるジャンルの一つで、特にハードロックやヘヴィメタルの要素を持ったバンドによく見られる文化です。また、ヴィジュアル系の特徴は音楽だけでなく、個性的で豪華な衣装やメイクといった見た目にも強く表れています。

 最初はX JAPAN(エックスジャパン)やBUCK-TICK(バクチク)、D'ERLANGER(デランジェ)といったヴィジュアル系バンドから始まり、その後、1990年代に入ってからLUNA SEA(ルナシー) / MALICE MIZER(マリスミゼル) / DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)がデビューすると、バンドごとに異なる音楽性が開花し、様々なスタイルのヴィジュアル系バンドが日本で誕生しました。

※ちなみに、今回はわかりやすく説明するために少し断定的な言葉で紹介していますが、実際には様々なジャンルが混ざり合ってヴィジュアル系が誕生しました。そのため、「これがヴィジュアル系音楽だ!」と一言で説明することは難しいです。

■海外でも人気のヴィジュアル系バンド

DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)
the GazettE(ガゼット)
girugamesh(ギルガメッシュ)
Versailles(ヴェルサイユ)

ソロ アーティスト
MIYAVI(ミヤビ)

 また、この頃になるとインターネットの急速な普及と共に、海外のリスナーが容易に日本のエンターテインメントに触れる機会が増えました。さらに、日本のアニメの主題歌にヴィジュアル系バンドが多く起用されたことで、アニメを通じてヴィジュアル系バンドに触れる人が増え、世界中で日本のヴィジュアル系バンドが注目され始めました。

■海外でライブを行ったヴィジュアル系バンドの影響

 正直なところ、私の母国ハンガリーの音楽チャート内では、ヴィジュアル系バンドは主流ではありません。しかし、先ほどもご紹介したように、日本のアニメ主題歌にヴィジュアル系バンドが多く起用されることによって、アニメを通じて若い人たちがヴィジュアル系バンドに触れる機会が増えました。その結果、ハンガリーの首都ブダペストを中心に、ヴィジュアル系バンドのイベントや小規模なライブも開催されるようになっています。

 たとえば、ヨーロッパ各都市を巡る海外ツアーや、日本文化をテーマにしたイベントAnimeCon(アニメコン)MondoCon(モンドコン)では、ヴィジュアル系バンドを好むファンがコスプレをして参加したり、会場でファンがヴィジュアル系バンドの楽曲を歌ったり踊ったりすることもあります。

 ちなみに、私は自分の好きなヴィジュアル系バンドに憧れてギターを学び、また好きなメンバーの絵を上手に描くために絵の練習をしましたが、私と同じように、ヴィジュアル系バンドの影響で何かを始めたり、歌詞の意味を理解するために日本語を学び始めたりする人も沢山います。

■私の人生に大きな影響を与えてくれたVersailles(ヴェルサイユ)




・ 結成   : 2007年
・ メンバー :
KAMIJO(ヴォーカル)
HIZAKI (ギター)
TERU(ギター)
MASASHI (バス)
YUKI (ドラム)
Jasmine You (エテルナルメンバー)

※私はヴォーカルのKAMIJOと、ギターのTERUがお気に入りです!

 Versailles(ヴェルサイユ)は、リーダーでありドラマチックな楽曲を作るギター担当のHIZAKIと、力強い声が魅力的なヴォーカル担当のKAMIJOを中心に、2007年に結成された日本のヴィジュアル系メタルバンドです。彼らは薔薇と吸血鬼をモチーフにした華麗で壮大な世界観と、クラシック音楽の要素を取り入れた心地良い旋律が特徴的で、豪華絢爛な衣装と、物語性のある楽曲を通じて「美と哀」をテーマにした独自の音楽スタイルを確立しました。

 Versailles(ヴェルサイユ)は海外での人気も高く、ヨーロッパやアメリカでもツアーを行っていたのですが、メンバーYUKIの現役引退+脱退を発表し2024年以降の活動を休止しました。

■子どもの頃からの夢が叶った!!





 子どもの頃から日本のアニメや漫画を見ていた私は、13歳くらいの時にアニメ雑誌で紹介されていたVersailles(ヴェルサイユ)に興味を持ち、インターネットで検索しました。(※Versailles(ヴェルサイユ)はハンガリーでライブを開催したことのあるバンドです)

 すると、Versailles(ヴェルサイユ)のHIZAKIが綺麗なドレスを着ていて、とても美しかったので、私はヴィジュアル系バンドの妖艶な魅力に一瞬ではまってしまいました。その後、「彼らに一目でもいいから会いたい!」という強い思いで日本に留学したのですが、留学した年にVersailles(ヴェルサイユ)のデビュー15周年ツアー「Versailles 15th Anniversary Tour -Holy Grail-」のチケットを運良く手に入れ、ライブに参戦することができました。

さらに、1年後には握手会や活動休止前最後のライブ「CHATEAU DE VERSAILLES -Prelude-」にも参戦できたため、悔いを残すことなくファンとしてVersailles(ヴェルサイユ)の最後を見届けることができました。今でも、この時のことを友達と熱く語り合っていると、当時の思いが溢れてしまうのですが、ライブに参戦しただけでなく、握手会で彼らと直接言葉を交わしたり、自分で書いた手紙を渡したりすることができたので、「Versaillesに一目でも良いから会いたい!」という思いで日本に留学して本当に良かったです。

※ちなみに、Versailles(ヴェルサイユ)は活動休止中ですが、ヴォーカルのKAMIJOは現在ソロでライブを行っています。私の記事を読んで、少しでも気になった方は是非KAMIJOのライブへ行ってみてください!

■まとめ

 今回は、日本の音楽の中でも特に大好きなジャンル、ヴィジュアル系の魅力について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?ヴィジュアル系というジャンルは日本で誕生した世界に誇れる音楽ジャンルです。私は、ヴィジュアル系バンドと出会い、人生がとても豊かになりました。皆さんは、私と同じように人生が豊かになったと感じる推しとの出会いはありますか?もし、まだ心が弾むような出会いがなければ、今回ご紹介したヴィジュアル系バンドのYouTubeやSNSを検索してみてください。もしかすると、あなたの人生を豊かにしてくれる出会いがあるかもしれませんよ!最後までお読みいただきありがとうございました。

ヤマナカヴァルガ アンナ エメシェ

国・地域
ハンガリー
居住地
千葉県
得意カテゴリ
オススメの場所

会員登録すると
アルバイトに応募したり、おすすめ情報をメールで受け取ることができます。

You can apply and get some recommended newsletter if you register.

Free!
会員登録(Register)