■自己紹介
大家好!(ダージャーハオ:こんにちは)台湾の台南出身、王冠歡(おう かんかん)です。私のことは「カンカン」と覚えてもらえたら嬉しいです!私が日本へ留学した理由は、大学3年の時に出会った卒業論文の指導教授が東京大学へ留学した経験があり、その話を聞いて日本に留学する意欲が湧いたからです。不安もありましたが、日本の文化に触れ、様々な国の人々と交流することができる留学生活は学生時代にしかできない貴重な経験だと感じ、思い切って日本に留学することを決意しました。現在は大学院で学んだことを活かして日本社会に貢献したいという思いで就職し、会社員として働いています。私はこれからも、日本で多くのことを学び続けながら成長していきたいと思います。
■山口県にある「秋吉台(あきよしだい)」と「錦帯橋(きんたいきょう)」を紹介したかった理由
私が、山口県にある「秋吉台」と「錦帯橋」を紹介したかった理由は、私自身が山口県の壮大な自然と歴史に心の底から感動したからです。その中でも特に、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」と、日本三名橋の1つ「錦帯橋」の美しさは、私がこれまで見てきたあらゆる観光スポットの中でも特別な場所でした。そこで今回は、この2つのスポットを中心に山口県の魅力をご紹介したいと思います。
■山口県の簡単な紹介
・県庁所在地:山口市
・本州の最西端に位置し、日本海と瀬戸内海に挟まれた県
・国指定天然記念物の都道府県別件数が43件(地域指定のみ)で1位!
・日本の内閣総理大臣輩出数が8人で1位!
・アメリカの The New York Timesが選ぶ「2024年に行くべき52カ所」で世界3位
・山口県観光サイト
・山口県観光PR動画
■日本最大級のカルスト台地「秋吉台」の魅力
秋吉台国定公園
①地下には約3億5千万年前から続く日本屈指の大鍾乳洞
②どこまでも続く青空と草原のコントラスト
③この場所でしか見ることのできない四季折々の雄大な景色
まず、秋吉台の魅力を紹介する前に、「カルスト台地ってなに?」と疑問に思われる方が多いと思うので、カルスト台地について簡単に紹介します。カルスト台地とは、石灰岩でできた大地に雨が降り、その雨水に浸食されてできた地形のことです。さらに、カルスト台地を侵食した雨水は、地下に大鍾乳洞をつくりました。これが、約3億5千万年前から続く日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」です。
私が訪れたのは朝から肌を刺すような日差しが照り付ける8月だったため、広大なカルスト台地を歩くのは想像以上に大変でした。しかし、小高い丘の上から青々とした草原と奇岩が乱立している風景を見た瞬間、あまりの美しさに圧倒され、大変だったこと全て忘れてしまいました。この他にも、秋吉台国定公園の地下100mにある日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」では、一歩足を踏み入れた瞬間から異世界に迷い込んだような体験ができました。とくに、高さ15mもの巨大な石灰華柱「黄金柱(こがねばしら)」や、お皿が重なるような形で石灰が固まってできた「百枚皿(ひゃくまいざら)」は圧巻で、自然の力が作り出した美しい造形に心打たれました。このような体験は、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」へ来なければ体験できないことなので、山口県へ訪れた際は是非、秋吉台へ訪れてほしいです。
※秋芳洞では一般入洞時間が終了した午後7時から、「秋芳洞ナイトツアー」が開催されるそうです。残念ながら私は参加できなかったのですが、時間のある方は是非、参加してみてください!
■日本三名橋の1つ「錦帯橋」の魅力
岩国市公式HP「錦帯橋」
①職人の技術が結集した釘を1本も使わない木造橋
②世界的にも珍しい五連アーチの木造橋
③400年以上続く錦帯橋夏の風物詩「鵜飼(うかい)」
次にご紹介するのは、秋吉台から車で2時間くらい離れた所にある錦帯橋です。錦帯橋は釘を1本も使わず2本以上の木材を隙間なく組み合わせた「木組み」という日本古来の建築技法を用いて造った木造の五連アーチ橋で、その美しさは日本三名橋の1つに数えられています。私はこの場所へ夕方に訪れたのですが、橋の周辺に広がる美しい自然と、夕日に照らされた錦帯橋が重なり合った姿を見た瞬間、感動して涙が零れ落ちそうになりました。 この他にも、夏はこの場所で「鵜(う)」と呼ばれる鳥を使って川魚の鮎をとる日本古来の漁業「鵜飼い(うかい)」というイベントが開催されるので、遊覧船に乗って錦帯橋と鵜飼いを見ながら400年前にタイムスリップした気持ちを味わうこともできます。 残念ながら、私が訪れた時は鵜飼いのイベントが開催されておらず、体験できなかったのですが、次回は鵜飼いも見てみたいです。
■山口県へ訪れた際の注意点とお得な情報
★注意点①:バスを利用する際は時間に注意する
★注意点②:秋吉台へ行く際は歩きやすい靴を選ぶ
★注意点③:現地でイベントに参加したい場合は日時を確認する
私は車を使って山口県内を観光したのですが、バスを利用する際は本数が少ないので、バスの時刻表を確認してから計画的に行動しましょう。また、秋吉台のハイキングコースはアップダウンが激しい箇所もあるため、ハイキング専用の靴、または履きなれた運動靴を履いて行きましょう。最後に、山口県内では季節に合わせた行事やイベントがたくさん開催されます。その中には何十年、何百年も続く伝統行事や、山口県内の歴史を詳しく知るイベントなどもあるので、事前に調べてから旅行を計画することをオススメします。
★お得な情報:錦帯橋へ行くなら屋形船や遊覧船体験がオススメ
今回、私は体験することができなかったのですが、錦帯橋へ行くなら屋台舟や遊覧船体験がオススメです。春は「さくら船」、夏は「鵜飼遊覧」秋は「もみじ舟」と舟に乗って色んな楽しみ方ができるだけではなく、錦帯橋を下から見上げることもできます。屋台舟や遊覧船体験をしたい場合は事前予約が必ず必要なので気になった方はコチラから検索してみてください。
※夏の鵜飼は特別な行事なので、行くなら夏が1番オススメですよ!
■まとめ
今回は山口県の魅力として、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」や、日本三名橋の1つ「錦帯橋」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?秋吉台で広大なカルスト台地と幻想的な鍾乳洞の美しさに感動し、錦帯橋で夏の夕暮れと伝統的な鵜飼いの魅力を堪能すれば、きっとまたこの場所へ訪れたいと強く思うはずです。ほかにも、今回はご紹介できなかったのですが、山口県は史跡名勝天然記念物の登録数が92件あり、瀬戸内海と日本海の異なる特徴を持った海に面していることで春夏秋冬常に美味しい海鮮類を食べたりすることもできます。山口県はとても魅力的な県なので皆さんも是非1度山口県へ遊びに行ってみてください。最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。