オススメの場所
2023.11.16

ベトナム出身の私が日本で見つけたオススメの場所: 福島県南会津にある「大内宿(おおうちじゅく)」

 Xin Chào!(シン チャオ:おはようございます・こんにちは・こんばんは)ベトナム北部から留学してきたグエン・テイマイフォンです。苗字はグエン、ミドルネームはテイです。普段、友達からは「マイフォンちゃん」または「マイちゃん」と呼ばれています。前回はストレス解消に最適な都内近郊の魅力的なキャンプ場を紹介しました。今回は江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた「大内宿(おおうちじゅく)」を紹介したいと思います。

■福島県南会津にある「大内宿」へ行こうと思った理由

 私が福島県南会津にある「大内宿」へ行こうと思った理由は、大好きな日本の歴史や文化をもっと深く理解したいと思っていた時に福島県へ行ったことのある友人が「大内宿」をオススメしてくれたからです。私は常々、日本の有名な都市(東京・大阪・京都など)だけではなく、それ以外の場所に伝わる伝統文化が学べるところへ行きたいと考えていました。そんな時に友人からオススメされた「大内宿」を検索してみたところ、ウェブサイト上での評価も高く、私の求めているものもが全て揃っていると感じたので、「大内宿」へ行くことを決めました。

■福島県南会津にある「大内宿」の魅力①歴史的な雰囲気




 大内宿の魅力1つ目は歴史的な雰囲気を味わえることです。江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた大内宿は、様々な偶然や奇跡が重なり、現在も当時の風情を感じることができます。そのため、この場所へ訪れれば誰もが江戸時代へタイムトラベルすることが可能です。さらに、景観だけではなく、茅葺屋根の民家では実際に泊まったり、食事処として利用したりできるので当時の様子も実際に体験することができます。
※大内宿の歴史について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

■福島県南会津にある「大内宿」の魅力②豊かな自然




 大内宿の魅力2つ目は、豊かな自然です。大内宿周辺には、鬼怒川や阿武隈川などの清流が流れ、美しい渓谷が広がっているだけではなく、四季折々の景色が楽しめ、自然の豊かな生態系も見ることができます。私はこの場所へ夏に訪れたため、春の桜が咲き誇る光景や冬の雪が積もった光景は見ていないのですが、青々と輝く新緑や真っ青な空に包まれた茅葺き屋根の建物があまりにも美しかったので、私はしばらく道に立って、その光景に見とれていました。

 日本には豊かな自然が数多く存在するため、正直、何処へ行っても感動することはできます。しかし、何百年もの間変わることなく同じ場所に当時の姿で残っている建物と美しい自然が見られる場所は少ないと思います。そこで、日本の歴史や自然に興味を持っている方には是非1度この場所へ訪れてほしいです。

※茅葺屋根の建物は「寄棟造り(よせむねづくり)と言うそうです。寄棟造りについて詳しく知りたい方はコチラコチラをご覧ください。

■福島県南会津にある「大内宿」の魅力③地元ならではの特産物や伝統料理

 大内宿の魅力3つ目は、地元ならではの特産物や伝統料理です。30軒以上の民家が並んでいる大内宿では会津産の特産物を購入したり、伝統料理を食べたりすることができるのですが、今回は私が見つけたお気に入りのお店を2軒ご紹介したいと思います。

オススメのお店1軒目:本家叶屋(ほんけかのうや)/土産屋





 このお店の魅力は、気さくで温かい店員さんと、素敵な雑貨たちです。私は店先に並べられていた手作りの可愛らしい小物に惹かれ立ち寄ったのですが、お店のおばあちゃんが優しく話しかけてくださったおかげで、楽しく買い物をすることができました。この他にも、帰り際に私たちが外国人であることに気付いたおばあちゃんは、驚きながら「日本語が上手ですね!頑張ってくださいね」と温かい言葉をかけてくださったのですが、私はこの言葉を聞いた瞬間、心の底から感動しました。本家叶屋さんはホームページがあるので少しでも気になった方はコチラをご覧ください。

※このお店では支払いでクレジットカードやPayPayを使用することができます
※お店の奥でお漬物が販売されているのですが、どのお漬物も絶品です!
※「本家叶屋」は大内宿入口から数えて右側の23件目、中間地点にある“火の見かぐら”から数えて右側の9軒目です。大内宿奥にある「浅沼(扇屋分家)」を背にすると左側3軒目です

オススメのお店2軒目:扇谷(分家)/土産屋





 このお店の魅力は、地元の可愛い工芸品が買えることです。とくに地元「陶芸工房はる」の水盤に花がいけてあったのですが、とても可愛かったので、ぜひ見に行ってください。旅の記念に1つ購入するのもオススメです。

※「扇谷(分家)」は大内宿入口から数えて左側の4軒目です
※水盤(みずばん):生け花で使用する花器の1つ

■大内宿で必ず訪れてほしい場所:大内宿町並み展示館




 最後に、大内宿で必ず訪れてほしい場所をご紹介します。それは、「大内宿町並み展示館」です。この建物は川島宿の本陣を参考に昭和59年に復元したものですが、大内宿の歴史や、当時の農具、生活道具などを実際に見ながら楽しく学ぶことができます。さらに、中にある囲炉裏では実際に火が焚かれていているので、室内の煙が茅葺き屋根の内側から抜けていく様子も見ることができます。大内宿へ来て、この場所の歴史や文化に少しでも興味を持った方なら絶対夢中になれると思うので、見逃さないようにしてくださいね!

■まとめ





 江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた「大内宿」を紹介しましたが、いかがでしょうか? 私は今回、大好きな日本の歴史や文化を深く理解するために大内宿を訪れて本当に良かったと思います。なぜなら、この場所には日本の歴史的な魅力だけでなく、美しい景色や伝統、人と人との繋がりが濃く残っているからです。(可愛いプレゼントも沢山購入することができました!)ここでの体験は本当に特別です。私と同じように日本の歴史や文化に興味がある方はぜひ、福島県南会津にある「大内宿」へ行ってみてください!最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

グエンテイ マイフォン

国・地域
ベトナム
居住地
埼玉県
得意カテゴリ
エンタメ

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